メインメニューへ移動 メインメニューをスキップして本文へ移動 フッターへ移動します


ページの本文です。

更新日付:2023年1月5日 / ページ番号:C045624

美園地区のまちづくりの推進

このページを印刷する

eyecatch

美園地区の歴史

美園地区は、大宮台地の一部である安行台地から中川低地にかけて位置し、旧石器時代の遺跡から、2万5000年前には人が住み始めていたとされています。
江戸時代には、日光街道の脇街道として整備され徳川将軍の日光東照宮社参に利用された「日光御成街道」が本地区を貫いていました。
本地区においては、同街道の起点である本郷追分から岩淵宿~川口宿~鳩ヶ谷宿と北上して4つ目の宿場町である「大門宿」が栄えましたが、1694年建造の大門宿本陣表門は県指定史跡として、1775年建造の大門宿脇本陣表門は市指定有形文化財としてそれぞれ現存し、当時のようすを今に伝えています。大門宿周辺は「明治の大合併」により1889年4月に「大門村」となりました。
1924年10月に蓮田~岩槻間で開業した武州鉄道が、1928年12月には岩槻から大門村の「武州大門駅」まで南に延伸しました。北に隣接する野田村にも「武州野田駅」が置かれ、1936年12月に神根(現川口市石神)まで更に南に延伸した際には「下大門駅」も置かれました。武州鉄道は経営難により1938年9月に全線廃線となりましたが、現在美園地区を縦貫する国道122号線は、その武州鉄道廃線跡も活用して整備されました。(1970年3月に岩槻鳩ヶ谷バイパス開通、1980年3月に同バイパスに沿って東北自動車道開通)。
なお、「昭和の大合併」により、1956年4月に戸塚村・大門村・野田村が合併し、「美園村」が成立しました。1962年5月には、旧大門村(一部を除く)と旧野田村が浦和市に、旧大門村の一部と旧戸塚村が川口市にそれぞれ編入され、美園村は消滅しましたが、以降浦和市に編入された地区は「美園地区」と称されるようになりました。
※UDCMiウェブサイトより引用

■日光御成道と武州鉄道→【PDF】 ※UDCMi作成資料一部編集

美園地区の現況

さいたま市の東南部、東京都心25km圏の郊外に位置する「美園地区」は、2001年3月開業の埼玉高速鉄道線「浦和美園駅」を中心に、大規模な都市開発が進むエリアです。“市の副都心”の一つとして、同駅や2002FIFAワールドカップに向け2001年10月に開場した「埼玉スタジアム2○○2公園」を囲みながら、2000年度以降、総面積約320ha、計画人口約32,000人の土地区画整理事業(区域愛称:みそのウイングシティ)を核とした新たな都市拠点づくりが進行中です。
2006年4月の先行整備街区の街びらき以降、基盤整備の進捗に応じて住宅、店舗等の建設や、小中学校、公園等の公共施設整備も徐々に進展し、近年は子育て世代を中心に人口が急増しつつあります。
2017年2月には区画整理区域の大半を占めるUR都市機構施行区域(約260ha)が換地処分となり、基盤整備後のまちづくりが本格化してきている状況にあります。
そのような中、“副都心”にふさわしい都市拠点形成(滞在人口(夜間・昼間・交流人口)の増加)を一層促進すべく、まちづくり情報発信・活動連携拠点「アーバンデザインセンターみその(UDCMi)」が2015年10月に開設され、“公民+学”の連携により様々な取組が展開されています。


misono2
※UDCMi作成資料


■鉄道・埼スタ整備と都市開発の経緯(簡易年表)→【PDF】 ※UDCMi作成資料一部編集
■美園地区のまちづくりに関する主な出来事一覧(2022年3月時点)→【PDF
■みそのウイングシティ動向図(2022年4月時点)→【PDF
■UDCMi概要パンフレット(2022年6月時点)→【PDF(UDCMiウェブサイト)

(関連ページ)
みそのウイングシティ
UDCMiウェブサイト

みその都市デザイン協議会

みその都市デザイン協議会は、美園地区の地権者・住民、民間事業者、大学、行政など“公民+学”それぞれの各主体参画のもと2016年3月に設立された連携組織(エリアプラットフォーム)です。これまで整備を進めてきた都市基盤・公共施設をベースにしながら、土地利用の進展に伴う高質な街並み形成、公共空間・自然環境の利活用、歩行環境・交通の充実化などにより個性と魅力ある都市空間・都市環境を形成し、美園地区が住む人や働く人にとって誇りに思える街、訪れたくなる魅力ある街、人や企業に選ばれる街となることを活動目的としています。

■みその都市デザイン協議会概要(2020年6月時点)→【PDF(UDCMiウェブサイト)

将来ビジョン

美園地区では、道路整備や宅地造成、住宅・店舗等の建設など、市の副都心の一つとして大規模な新市街地形成を行いながら、〈スポーツ、健康、環境・エネルギー〉をテーマとした拠点づくりが進行中です。浦和美園駅の開業や埼玉スタジアム2○○2公園の開設、みそのウイングシティの土地区画整理事業施行開始から20年あまりを経て、子育て世代を中心とした人口増や、企業立地等により本地区に関わるプレイヤーは年々増えてきています。
一方、この20年間でICT等技術革新も急速に進展し、環境意識、健康志向の高まりや、ライフスタイル・価値観の多様化など大きな変革期を迎えており、ますます複雑化する地域課題に対応しながら本地区を成長・成熟させ、都市拠点形成(定住人口・交流人口の増加)をより一層推進しながら持続可能な地域社会を構築していく必要があります。
そこで「みその都市デザイン協議会」 および「美園タウンマネジメント協会」では、次の時代のまちづくりに向けて、これまでの取組の蓄積も活かしつつ、首都圏郊外に位置する本地区の目指すべき〈将来像〉を共有しながら、本地区に関わる様々な主体の連携・参画・協働を促進し、各種取組を一層加速化していくための指針として〈まちづくりビジョン〉の検討を進め、2022年1月に策定いたしました。

■美園スタジアムタウンビジョン2050(2022年1月策定・3月公表版)
・第1章(はじめに)、第2章(ビジョンの基本理念)→[PDF
・第3章(美園の魅力)、第4章(将来像)→[PDF
・第5章(まちづくりの方針と戦略)、第6章(活動の指針)→[PDF
・概要版→[PDF

(関連ページ)
まちづくりビジョンの普及推進(UDCMiウェブサイト)

みその都市デザイン方針

主として景観・街並み、土地利用、交通環境の視点を軸に、個性と魅力が感じられる都市空間・都市環境の形成を進めるための地区共通の指針として、美園地区が目指すべき都市デザインの方向性を示した『みその都市デザイン方針』を2017年4月に策定(策定主体:みその都市デザイン協議会)しました。

■みその都市デザイン方針(2017年4月版)→本編【PDF(UDCMiウェブサイト)】/概要版【PDF(UDCMiウェブサイト)

(関連ページ)
みその都市デザイン方針の策定・進捗管理(UDCMiウェブサイト)

主なプロジェクト(1):“人と環境にやさしい”交通ネットワークの構築

misono6misono7misono8
(サッカー開催日の混雑状況/シャトルバス優先走行化社会実験/シェアサイクルポート(以上、一般社団法人美園タウンマネジメント提供))
aiondemand1aiondemand2
(AIオンデマンド交通サービス実証時の運行車両/AIオンデマンド交通サービス実証実験第2期のアイキャッチ)

自家用車利用を抑制し、歩行者・自転車・公共交通を中心とした“人と環境にやさしい”交通環境ネットワークの構築を図るため、まずは典型的な混雑パターンを示す埼玉スタジアム2○○2でのサッカー開催日について調査・検討を進め、地域住民の居住環境や地区内立地施設の事業活動等が両立した、安心・安全で円滑かつ快適なスタジアムアクセス環境づくりに向けた具体方策として『美園スタジアムタウン:スタジアムアクセス戦略』を2018年3月に策定(策定主体:みその都市デザイン協議会)しました。
同戦略に基づき、交通渋滞の直接的な原因となっている自家用車から、公共交通を中心とした交通手段への転換(モーダルシフト)を目指し、シャトルバスの所有時間改善に向けた優先走行化の社会実験に着手しています。
また、上記やシェアサイクル等の既存プロジェクトも踏まえつつ、歩きやすい・歩きたくなる空間や自転車利用に配慮した空間の形成、徒歩・自転車を補完する域内交通手段の充実など、“人と環境にやさしい”交通環境ネットワーク構築に向けた『エリア交通戦略』の検討を行っています。その先行的試行として、AIオンデマンド交通サービスの導入に向けた実証実験に取り組んでいます。

■美園スタジアムタウン:スタジアムアクセス戦略(2018年3月版)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
■シャトルバス優先走行化社会実験の実施状況
・Jリーグ時第1回実験(2018年9月30日)→実施概要(UDCMiウェブサイト)結果概要(UDCMiウェブサイト)
・Jリーグ時第2回実験(2019年3月30日)→実施概要(UDCMiウェブサイト)結果概要(UDCMiウェブサイト)
・Jリーグ時第3回実験(2019年10月6日)→実施概要(UDCMiウェブサイト)結果概要(UDCMiウェブサイト)
・国際試合時実験(2019年10月10日)→実施概要(UDCMiウェブサイト)結果概要(UDCMiウェブサイト)
■AIオンデマンド交通サービス実証実験の実施状況
・第1期実証実験「みそのREDバス」(2021年3月29日から4月25日まで)→実施概要(UDCMiウェブサイト)結果概要(UDCMiウェブサイト)
・第2期実証実験「みそのREDタクシー」(2021年12月13日から2022年2月13日まで)→実施概要(UDCMiウェブサイト)結果概要(UDCMiウェブサイト)
・第3期実証実験「みそのREDタクシー」(2022年10月24日から2023年2月12日まで)→実施概要(特設ウェブサイト)

(関連ページ)
スタジアムアクセス環境改善(UDCMiウェブサイト)
エリア交通戦略の検討調査(UDCMiウェブサイト)
AIオンデマンド交通サービス(UDCMiウェブサイト)
モビリティ・シェアリング(UDCMiウェブサイト)

主なプロジェクト(2):綾瀬川・調節池の高質化・利活用

ayase1ayase2ayase3
(綾瀬川遊歩道/沿川連携による綾瀬川清掃活動×2(以上、一般社団法人美園タウンマネジメント提供))
kamiike1kamiike2misono11
(大門上池調節池広場×2(以上、一般社団法人美園タウンマネジメント提供)/イベント実施の様子(一般社団法人さいたまスポーツコミッション提供))

美園地区の歩行回遊性向上や賑わい・交流の創出等に向け、埼玉県の「川の国埼玉はつらつプロジェクト」も活用しながら、地区を南北に流れる綾瀬川やその治水施設である大門上池調節池といった河川空間の高質化・利活用・維持管理について調査・検討を進め、その基本計画として『美園スタジアムタウン:河川空間活用計画』を2018年3月に策定(策定主体:みその都市デザイン協議会)しました。
同計画に基づき、綾瀬川堤防上における遊歩道整備、大門上池調節池における広場整備を埼玉県及びさいたま市にて順次進めるとともに、“川まちづくり”の機運醸成に向けたソフト施策として、沿川連携による清掃活動等も実施されています。
なお、大門上池調節池広場については、埼玉県より「都市・地域再生等利用区域」の指定を受けており、多様なイベントの実施も期待されます。

■美園スタジアムタウン:河川空間活用計画(2018年3月版)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
■綾瀬川遊歩道の整備状況→【PDF

(関連ページ)
綾瀬川・調節池の高質化・利活用 (UDCMiウェブサイト)
綾瀬川サポーターズ(UDCMiウェブサイト)

主なプロジェクト(3):街並みデザインの誘導

 design

美園地区でこれまで形成されてきた街並み・住環境を維持・向上させ、より一層魅力ある街並みへ誘導を図るため、「さいたま市景観条例」や「地区計画」等の既存の街並みルールに加え、地区独自の“指針”の調査・検討を進め、『美園スタジアムタウン:街並みデザインガイド』を2020年4月に策定(策定主体:みその都市デザイン協議会)しました。
同ガイドでは、「ウォーカビリティ(快適な歩行環境)」・「ホスピタリティ(豊かな居心地)」・「都市のグリーン化(エコな暮らし)」の3つの視点を軸に、美園地区での建築行為等における“推奨事項”をとりまとめています。
美園地区で建築行為等を行う際は、各種法令手続きに加え、構想・計画段階からの積極的なデザイン相談を推奨しています。

misono12

■美園スタジアムタウン:街並みデザインガイド
・本編第1章(街並みデザインガイドとは)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
・本編第2章(街並みデザインガイドの視点と目標とする指標)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
・本編第3章(建築物等デザイン指針:共通編)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
・本編第4章(建築物等デザイン指針:エリア別編)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
・概要版→【PDF(UDCMiウェブサイト)
■街並みデザインガイド相談シート→【PDF】/【Word
■デザイン相談窓口(みその都市デザイン協議会事務局)
・さいたま市浦和東部まちづくり事務所
  住所:さいたま市緑区大門2564-6
  電話:048-878-5143(平日:8時30分から17時15分)
  メール:urawa-tobu-machidukuri★city.saitama.lg.jp(★を@にかえて送信ください) 

・一般社団法人美園タウンマネジメント 街並みデザイン担当
 住所:さいたま市緑区下野田494-1 オークリーフ1階 UDCMi内
 電話:048-812-0301(火~金:10時から19時/土・祝:9時から16時)
 メール:design★misono-tm.org(★を@にかえて送信ください) 

(関連ページ)
街並みデザインの誘導(UDCMiウェブサイト) 

主なプロジェクト(4):公共空間等の利活用

misono15 misono16 misono17
(美園マチなかロビー/美園マチなかロビー2020フードトラック/美園マチなかロビー2020ブース出店(以上、一般社団法人美園タウンマネジメント提供))

歩いて楽しい都市空間・都市環境の実現に向けた調査の一環として、道路、公園や民地内オープンスペースを活用し、人の会話や飲食等のアクティビティを“日常的”に生み出す試みを実施しています。
2020年8月からは、Withコロナの社会的対策としての3密回避等に対応した都市活動の持続と、Postコロナを見据えた屋外スペースの新たな使い方・ニーズの把握のため、公共空間等利活用実験「美園マチなかロビー」を実施しています。

(関連ページ)
公共空間等利活用実験「美園マチなかロビー」(UDCMiウェブサイト)

その他

みその都市デザインスタジオ

みその都市デザインスタジオは、地域とのオープンな対話をもとに、大学生・大学院生が都市デザインの提案を行う演習プログラムです。
■これまでの開催実績→【PDF
(関連ページ)
みその都市デザインスタジオ (UDCMiウェブサイト)

美園トークスタジアム

各種プロジェクト等の進捗報告を行いながら、各種テーマについて自由に話し合う意見交換の場として「美園トークスタジアム」を開催しています。
■これまでの開催実績
美園トークスタジアム'18-19season(2019年1月19日)(UDCMiウェブサイト)
美園トークスタジアム'19-20season(2020年2月1日)(UDCMiウェブサイト)
美園トークスタジアムONLINE'20-21season(2021年3月3日)(UDCMiウェブサイト)
美園トークスタジアムONLINE'21-22season(2022年2月5日)(UDCMiウェブサイト)

美園スタジアムタウンINFORMATION

まちづくり進捗状況に関する情報発信ツールとして、「美園スタジアムタウンINFORMATION」を不定期に発行しています。
■これまでの発行実績
・Vol.2018-1(2018年12月発行)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
・Vol.2019-1(2019年7月発行)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
・Vol.2019-2(2019年12月発行)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
・Vol.2021-1(2021年2月発行)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
・Vol.2021-2(2021年9月発行)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
・Vol.2022-1(2022年1月発行)→【PDF(UDCMiウェブサイト)
・Vol.2022-2(2022年10月発行)→【PDF(UDCMiウェブサイト)

この記事についてのお問い合わせ

都市局/まちづくり推進部/浦和東部まちづくり事務所 管理係
電話番号:048-878-5143 ファックス:048-878-5141

お問い合わせフォーム