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更新日付:2024年4月17日 / ページ番号:C006689

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌(ヨウレンキン)感染症)

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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

高熱咽頭炎(ノドの炎症)を特徴とする病気です。1年を通じて発生しますが、特に春から初夏、秋から初冬にかけて流行します。主に3歳から12歳位のお子さんがかかりますが、大人もかかることがあります。

市内の感染状況

市内の流行状況については、最新の感染症発生動向調査週報をご覧ください。
2024年第15週における1定点当たりの1週間の患者数は1.82人(報告数51人)でした。
※報告週の対応表はこちらをご確認ください。
A群溶連菌グラフ

感染経路:患者さんの鼻水やだ液に注意しましょう

原因となる細菌はA群溶血性レンサ球菌です。この菌は、患者の鼻水やだ液に含まれています。
感染経路は、接触感染(患者の手やさわったモノを介して、汚染された手で口や鼻をさわることにより感染)に加え、飛沫感染(患者の鼻水やだ液に含まれている菌が咳などで飛び散り、吸い込むことにより感染)です。

症状:発熱とノドの痛みから

菌に感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)は2から5日位です。
突然の発熱(38度以上の高熱)とノドの痛み、子どもではおう吐(はき気)や腹痛などがみられます。首のリンパ節が腫れたり、イチゴ舌(舌が腫れ、イチゴのような赤い粒々ができる)ができることがあります。通常、熱は3から5日位で下がり、1週間位で症状は落ち着きます。まれに、菌の毒素により顔や体に点状の紅斑(赤い斑点)や皮膚湿疹がでる「しょう紅熱」を起こしたり、リウマチ熱・腎炎を続発したりすることがあります。
治療は抗生物質を服用することが一般的です。医師、薬剤師の指示期間に従い服用しましょう。
家庭では、安静水分摂取を心がけます。ノドの痛みのために、飲食が不十分にならないよう、刺激の少ないものをとるようにし、酸っぱいもの・味の濃いものは避けましょう。ゼリーなど水分が多く口当たりの良いものが食べやすく、オレンジなど柑橘系のジュースは刺激が強いので避けましょう。

予防:まず手洗いから

家庭内や幼稚園、学校などの集団生活で感染が起こりやすいので、身近に患者がいる場合、兄弟のお子さんなどは濃厚な接触を避けましょう。
手洗いを徹底しましょう。また患者とのタオルの共用は避けましょう。看護をする方はマスクを着用すると良いでしょう。

さいたま市感染症情報センタートップページへ

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電話番号:048-840-2250 ファックス:048-840-2267

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