ページの先頭です。 メインメニューへ移動 フッターへ移動


ページの本文です。

更新日付:2018年6月8日 / ページ番号:C004074

動物由来感染症

このページを印刷する

動物由来感染症とは

動物由来感染症とは人にも動物にもかかる感染症です。
飼い主さんにとってペットは、家族の一員のような存在です。しかし、ペットは人間とは違います。
特に病気に関してはしっかりと理解する必要があります。
動物と人がよりよく過ごすためにも、これらの感染症をしっかり知っておく必要があります。

動物に接する時の注意

まず、動物と人との病気を正しく理解しましょう。
そして、動物とふれあう時のルールを決めておきましょう。

必ず石鹸で手を洗いましょう

  • 動物を触った後
  • 糞の始末等の世話をした後
  • 野良猫や野生動物の糞に触っている可能性がある庭いじりの後や食事の前等

動物との濃厚な接触はやめましょう

  • 口移しで食事を与えない
  • 同じ食器を使わない
  • 抱いて一緒に寝ない

食品のある場所に近づけない

  • 柵などを置いて動物を台所に入れない
  • 食卓には上げない

具合が悪いと感じたら、早めに医療機関に受診してください

人間も動物も体の抵抗力が弱っている時は、通常ではかからない病気でもかかる可能性があります。

他の動物との接触に注意しましょう

野生動物、その他の犬や猫、衛生害虫(ハエ、ゴキブリ、ノミ、ダニ、蚊等)は、その動物には症状を示さなくても、人にうつる病気を持っている場合があります。

どんなに人に馴れている動物でも、驚いたり、病気の時には攻撃することがあります。

動物にかまれたり、引っかかれたりした場合

すぐに傷口を流水、石鹸で十分に洗浄した後、消毒し、必要に応じて医師の診察を受けましょう。
又、自分の飼っている犬が他人を咬んでしまった時は、動物愛護ふれあいセンターに来所し、「犬の事故届出書」を提出する必要があります。
自分の飼っている動物が、子供や、動物に不慣れな人に近づく場合は、不用意に手を出されて咬んでしまうことのないように気をつけましょう。

主な動物由来感染症

主な動物由来感染症一覧(※動物種はその動物にだけ感染するというものではありません)

動物種 動物由来感染症
狂犬病、犬回虫症、エキノコックス症、皮膚糸状菌症 他
猫ひっかき病、パスツレラ症、コリネバクテリウム・ウルセランス感染症、トキソプラズマ症、カプノサイトファーガ症、重症熱性血小板減少症候群 他
鳥類 オウム病、鳥インフルエンザ 他
げっ歯目 レプトスピラ症 他
爬虫類 サルモネラ症 他


狂犬病
狂犬病は犬だけでなく、ほとんどの哺乳類が感染する可能性があります。感染動物に咬まれたり、引っかかれたり、傷口をなめられたりすることで感染します。病原体のラブドウイルスは、傷口から神経細胞を伝って脳に到達します。そのため、傷口が脳から近いほど潜伏期間が短くなります。
狂犬病の症状は、潜伏期間が長く、発症してから死亡するまでの期間が非常に短いことが特徴です。動物の場合、発症後は、前駆期、狂騒期、麻痺期と症状が移っていきます。前駆期は、元気や食欲がなくなりますが、狂騒期になると動き回ったり吠えたりし、わずかな刺激にも反応して攻撃するようになります。人では、この時期に水を飲んだり顔に風が当たったりすることで喉の筋肉がけいれんしたり、強い痛みを感じたりする「恐水症状」や「恐風症状」を示すことがあります。麻痺期では、食事ができなくなり涎を流し続けて発作を起こし呼吸が停止して死亡します。死亡率はほぼ100%と言われています。
飼い主は、犬に年に1回予防注射を接種すること、交付された注射済票を首輪などに着けることが狂犬病予防法で義務づけられています。狂犬病の流行を防ぐためには、予防注射の接種率が70%以上必要と言われていますが、平成28年度の狂犬病予防注射の接種率は、全国で71.4%で減少傾向にあります(※1)。しかし接種率は地域によって大きな差があります。
狂犬病は有効な治療方法がないため、予防が非常に大切です。予防方法は、狂犬病予防注射を接種すること、海外ではむやみに動物に手を出さないこと、もしも海外で動物に咬まれたらすぐに傷口をよく洗い、医療機関で傷の治療と狂犬病ワクチンの接種を行ってください。
※1 厚生労働省ホームページより


犬回虫症
子供が感染しやすいと思われがちですが、意外と大人でも注意が必要です。
病原体は犬回虫で猫回虫もあります。感染経路は、犬や猫の糞便から虫卵が口に入ること、鶏や牛の肝臓や肉を生で食べることなどです。特に子供では、土遊びなどで知らないうちに糞で汚れた土を触って口に入れてしまうことがあります。砂場は犬や猫が糞をすることがあるため、虫卵に触れる危険性が高い場所です。大人の場合は、汚染された土に触ることはもちろんですが、特に生の肉などを食べないように注意しましょう。
回虫が人の体内に入ると眼や内臓に移動して炎症を起こすことがあります。動物の場合は、親から仔に胎盤や乳汁を介して感染したり、大量に感染すると、下痢や肺炎を起こすことがあります。
予防方法は、動物に触ったり、公園の砂場で遊んだりした後は、よく手を洗うことなどです。

エキノコックス症
北海道ではよく知られている感染症ですが、本州にも感染報告があります。原因として感染地域から搬入した牧草に虫卵や感染ネズミが紛れていたり、感染したペットが移動したりすることが考えられています。
病原体は、多包条虫という寄生虫です。犬のほかにも猫やキツネ、タヌキなどにも感染します。人にはこれらの動物の糞便に含まれる虫卵を食べてしまうことで感染します。症状は、人では腹痛などを起こし、症状が進行すると肝機能障害を起こすこともあります。動物では無症状の場合が多いですが、まれに下痢をします。

皮膚糸状菌症
病原体は、皮膚糸状菌群というケラチン(タンパク質)を栄養にして生きるカビです。ケラチンは皮膚の角層に多く含まれているので、口の中など粘膜でできた箇所には感染しません。感染者の毛髪や土壌に直接触ることなどで感染します。
症状は、紅斑、水疱、フケ、脱毛などです。予防方法は、感染動物との接触を避けること、皮膚を清潔に保つことです。


猫ひっかき病
病原体はバルトネラ菌で、ネコノミによって感染が広がります。直接猫に引っかかれなくてもノミに刺されて感染することがあります。患者は、動物と触れ合う機会の多い15歳以下の子供に多いと言われています。症状は、人では傷の部分やリンパ節が腫れたり、発熱や悪寒、だるさ、食欲不振などが現れますが、多くの場合、自然に治癒します。猫は感染していても症状は出ません。
予防方法は、猫と触れ合うときは咬まれたり、引っかかれたりしないように注意すること、猫の爪切りを定期的にすること、ネコノミを駆除することです。

パスツレラ症
動物に触れる機会のある人にとっては最も身近な感染症の1つです。
パスツレラ症はパスツレラ属菌の感染により起こる感染症で、犬では約75%、猫では約100%に口腔内常在菌として存在しています。
人への感染経路は、犬や猫に咬まれたり引っかかれたり口移しの給餌など過剰なスキンシップです。傷ができたところが腫れ、化膿することがあります。また、風邪のような症状から重度の肺炎まで症状は様々ですが、高齢者や、喘息や悪性腫瘍等の疾患をお持ちの方は発症しやすい傾向があると言われています。一方、動物は口腔内常在菌として保菌しているため、感染していてもはっきりとした症状はありません。
予防や治療が困難な感染症ですが、動物との過剰なスキンシップをしないこと、動物を室内飼育にして野外で感染を避けることが重要です。

コリネバクテリウム・ウルセランス感染症
最近死亡例が報告された感染症です。
病原体のコリネバクテリウム・ウルセランスは、ジフテリア菌に近い菌でジフテリアと同じような毒素を産生するものがあります。猫などに咬まれたり、口移しの給餌などの過剰なスキンシップで感染します。症状は、人では風邪のような症状や喉の痛み、咳、偽膜(※2)の形成です。動物では、くしゃみや鼻水、皮膚症状を起こします。
予防方法は、動物に触った後は手を洗うことなどです。
※2偽膜とは……偽膜は、膿や繊維素が粘膜に付着してできたものです。コリネバクテリウム・ウルセランスやジフテリア菌に感染してできた偽膜には菌が存在し毒素を産生しています。偽膜が分厚い場合、無理にはがそうとすると出血することがあります。また、分厚い偽膜と粘膜の浮腫によって気道がふさがってしまうこともあります。

トキソプラズマ症
猫だけでなく、ほとんどの哺乳類や鳥類に感染します。
感染経路は、猫の糞便や豚肉を加熱不十分なまま食べることによるものや妊娠中に母親の胎盤を介して感染する経路があります。
多くの場合で症状が現れない不顕性感染ですが、妊娠中の方や免疫力が低下した方では、リンパ節が腫れたり、流産や死産したりする可能性があります。動物は、大人の猫では無症状や風邪のような症状を示すことが多く、体力のない子猫や免疫不全の猫では神経症状や運動障害で死亡することもあります。
予防方法は、猫を室内飼いにしてトキソプラズマで汚染された土や糞に触らないこと、糞をすぐに片づけること、肉を食べるときは十分に加熱することなどです。トキソプラズマ症は予防が大切な感染症です。

カプノサイトファーガ症
他の感染症に比べ、認知度は低いですが、死亡例もあるので知っておくべき感染症です。
病原体は、カプノサイトファーガ カニモルサスという菌で猫や犬の口腔内に常在しています。猫や犬に咬まれたり、引っかかれたりすることで感染することが多いです。
症状は、人では風邪のような症状で重症化すると敗血症や髄膜炎などが起こることがあります。動物は無症状です。予防方法は、動物と過剰な接触を避けることです。

重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome:SFTS)
ダニから人へ感染することが多いウイルスですが、近年、猫を介して人に感染した事例があります。
病原体はブニヤウイルスでマダニに刺されたり、感染動物に咬まれたり、患者の体液に触ったりすることで感染します。
症状は、発熱や消化器症状、神経症状などです。予防方法は、ダニに刺されないために山や草むらを歩くときは、長袖長ズボンを着て肌を露出しないことです。

鳥類


オウム病
オウム病は、オウム病クラミジアが病原体で主に鳥の糞便や分泌物によって感染します。症状は、人では風邪のような症状を示し、動物では元気がなくなったり、緑色下痢便などが出ます。オウム病は、特に春から夏の繁殖時期に鳥にストレスがかかるため排菌量が増える傾向があり、それに伴って患者の発生も増加します。
予防方法は、こまめに糞を片づけること、乾燥した糞を吸わないようにすること、口移しの給餌や過度な接触を避けること、動物に触った後は手を洗うことです。

鳥インフルエンザ
病原体はインフルエンザA型ウイルスです。野生の水きん類(カモやアヒルなど)から鶏への感染を繰り返し、高い病原性を示すウイルスに変異したものを高病原性鳥インフルエンザと言います。
鳥インフルエンザウイルスは、現在人への感染例は報告されていませんが、ブタは、鳥インフルエンザウイルスと人インフルエンザウイルスの両方に感染することができるため、ブタが2つのウイルスに同時に感染した場合、ブタの体内で新型のウイルスになり人に感染する可能性があります。
症状は、動物で食欲不振や産卵率の低下、チアノーゼ、顔面の浮腫などです。予防方法は、弱った野鳥やその死骸にむやみに触らないこと、触ったあとはよく手を洗うこと、動物の排泄物をすぐに片づけることです。

げっ歯目


レプトスピラ症
主な宿主はネズミや犬ですが、ほとんどの哺乳類に感染するので、家畜や野生動物でも注意が必要です。
病原体は、レプトスピラ属菌で、この菌は人や動物の健康な皮膚に触れても感染する「皮膚感染」という特徴があります。感染動物の尿や汚染された水や土壌に触ることで感染します。症状は、人では無症状のこともありますが、発熱や頭痛、筋肉痛、黄疸、腎機能障害などを起こします。動物も同様の症状ですが、ネズミは無症状のことが多いです。
予防方法は、ワクチンの接種、保菌動物の尿や汚染された水に直接触らないこと、ネズミの駆除です。

爬虫類


サルモネラ症
食中毒菌のイメージが強いですが、爬虫類を飼われている方は特に注意が必要です。
サルモネラ感染症は爬虫類のほかにウシ、ブタ、ニワトリなどの家畜、ネズミなどで起こります。サルモネラ菌は環境に広く分布していますが、爬虫類の保菌率が高いことが特徴で、特にミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)を飼われている子供に感染することが多い傾向があります。感染経路は、保菌動物の糞便や汚染飼料、水などを接種することによりますが、発生報告が多いのは食中毒として発生が多い7月から9月です。
症状は、人では、発熱や胃腸炎です。動物では症状が現れないことも多いですが、人と同様に発熱や胃腸炎を起こすこともあります。
予防方法は、手をよく洗うこと、カメや金魚の水槽の水替えを台所などで行わないことなどです。

動物由来感染症について参考ホームページ

海外へ行く方へ参考ホームページ

この記事についてのお問い合わせ

保健福祉局/保健部/動物愛護ふれあいセンター 
電話番号:048-840-4150 ファックス:048-840-4159

お問い合わせフォーム

ページの先頭に戻る

イベント情報

イベント情報一覧を見る


ページの先頭に戻る