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さいたま市を舞台にした高校野球漫画『おおきく振りかぶって』(講談社)の作者である漫画家・ひぐちアサさんはさいたま市出身。
市誕生20 周年を記念してオリジナルイラストを描き下ろしていただきました。
さらに、さいたま市の魅力や地元との交流、地元を舞台にした野球漫画を描くきっかけなどについて伺いました。
市報さいたま10月号では、描き下ろしていただいたオリジナルイラストが表紙に使われているほか、記念インタビューの内容も掲載しています。
きっかけは市立浦和高校の甲子園での活躍なんです。私の高校時代、市立浦和高校は甲子園に出場して、「さわやか旋風」と騒がれるなかベスト4にまで進出するなど、地元が盛り上がりました。知り合いがいたこともあり、私も夢中で応援したんです。
私が通っていたのはすぐ隣の浦和西高校。私の年齢と変わらない、すぐ隣の高校の学生たちが全国に旋風を巻き起こすほどの活躍をしたことに心を打たれました。その感動をそのまま込めて『おおきく振りかぶって』が生まれました。
舞台となる学校の作画の参考にしたのは私が通った浦和西高校。母校のほうが撮影しやすいですからね。
一昨年、この漫画の企画展が漫画会館(北区盆栽町)で開かれたんです。私の実家はさいたま市にあり、父は自治会の広報を担当しています。そこに企画展のポスターが届いて、父は驚いたそうです。「あれ、うちの娘の絵だ」って。きっと喜んでくれたのでしょう。それでポスターの写真を私にメールで送ってきたんです。私の手元にもポスターの見本は届いていたんですが、父の気持ちとしてありがたく受け取りました。
友達からも「企画展、見に行ったよ」という連絡を多くもらったり、やはり地元からの反響が嬉しいです。
いろいろありますが、住んでいたからこそ感じるのは道が比較的平らなところ。移動がしやすいですよね。電動付きではないのに、前後に子どもを二人乗せる自転車をこいでいるお母さんを見ると、坂道の少なさを実感します。
それから、さいたま市は小学校のグラウンドが広いですよね。スポーツって小学校のときにどれだけ人を集められるかが重要なんですよ。市内には、広い場所が必要な野球やサッカーの小学生チームがたくさんありますよね。グラウンドが広いことなど、スポーツをする環境が整っているからだなと思います。
冬に埼京線から見る富士山が印象的です。この距離感であれだけ鮮明に見えるのに驚きますよね。大学時代は朝早くに起きて、埼京線に乗ってアルバイトに行っていました。車窓から見る朝焼けの富士山がすごくきれいで心に残っています。
ほかにも、さいたま新都心駅の誕生で交通や買い物が便利になったり、北区の盆栽町は街並みがすばらしかったりして、さいたま市はさまざまな魅力にあふれた街だと思います。
さいたま市の風景をバックに『おおきく振りかぶって』のキャラクターが勢ぞろい。さいたま市の誕生20周年をお祝いしてくれています。
市報さいたま10月号表紙のほか、20周年をPRするポスターとしても市内各所に掲出します。
記念イラストのサイン入りポスター(B2サイズ)のプレゼント企画の応募受付は終了しました。
400件を超えるたくさんのご応募をいただきました。ありがとうございました。当選発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
都市戦略本部/都市経営戦略部 シティセールス担当
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