アゾ染料と特定芳香族アミン

アゾ染料と特定芳香族アミン

アゾ染料は、その化学構造中にアゾ結合（-N=N-）を有している染料であり、繊維製品や革製品の染色に使用される合成染料の一つとして、世界で広く使用されています。
一部のアゾ染料は、皮膚表面や腸内の細菌、肝臓等で還元分解され、芳香族アミン（ベンゼン環に-NH2が結合したもの）を生成します。芳香族アミンのうち、発がん性または、その恐れが指摘されているものを「特定芳香族アミン」といいます。
平成28年4月1日から、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」により、特定芳香族アミン（24種類）を生成するアゾ染料は有害物質に指定されました。

（参考） 厚生労働省ホームページ
「平成28年4月1日から家庭用品規制法における特定芳香族アミンを容易に生成するアゾ染料の規制が始まります」（新しいウィンドウで開きます）

特定芳香族アミン24種類