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平成28年度年間スケジュール

平成28年度 展覧会スケジュール

若林奮 飛葉と振動

4月23日(土曜日)~6月19日(日曜日) 
ギャラリーABCD

1960年代初め、鉄を直接刻み溶接する、重量感ある作品で鮮烈なデビューを果たした若林奮(1936-2003)。二度に渡るヴェネツィア・ビエンナーレへの出品や、国内外での数々の個展開催など、戦後日本を代表する彫刻家として、第一線で活躍しました。若林は、木や石、鉛や銅、硫黄や紙などの多彩な素材を用いながら、やがて従来の彫刻の枠組みを超えた、外部の環境世界へと視線を向けてゆきます。そして自然の中の大気や水、植物の成長や時間の重なりといった、不可視で彫刻にし難いものへの洞察を深めつつ、1980年代以降は大規模な「庭」の制作に取り組みました。
「飛葉と振動」は、若林が最晩年の彫刻につけた言葉です。空中に舞う植物の葉と、自身を取り囲む世界や自然を感じ取るための振動、そしてそれらを感得する庭。本展は、これまであまり光を当てられることのなかった若林の庭をめぐる作品を中心に、彫刻、ドローイング、関係資料などを展示します。
本展は2015年春以降、四つの美術館を巡回、各会場では共通出品作の他に、館独自のテーマで特別出品作を展示してきました。うらわ美術館では、当館の収集方針「本をめぐるアート」にちなみ、作家が手がけた本の作品約100タイトルをご紹介します。若林は彫刻制作の他に、膨大な量のドローイングや版画を制作していますが、それと共に忘れてはならないのが本をめぐる作品の数々です。本の形をした彫刻や本を取り込んだオブジェ、ドローイングを綴じた冊子や、各頁に植物の葉を転写したノート、さらには家族のための手作り絵本や、書籍や雑誌の装幀・挿画など、実に多彩な本に関する作品を手がけています。それらは、彫刻制作と並行しながら思索を重ね、ひとつひとつ丁寧に作られた作品です。紙や植物の葉の層、時間の重なり、思考をまとめて閉(綴)じた箱…、これら本ならではの要素は、若林作品を考える重要な手がかりとなるでしょう。

若林奮「港に対する攻撃2」1968年、個人蔵、撮影:山本糾
「港に対する攻撃II」1968年、個人蔵、撮影:山本糾

若林奮作品『LEAVES[1994.6.21]』1994年、WAKABAYASHI STUDIO蔵
『LEAVES[1994.6.21]』1994年、WAKABAYASHI STUDIO蔵

   

BIB 50周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展
―絵本の50年 これまでとこれから

7月9日(土曜日)~8月31日(水曜日) 
ギャラリーABCD

創設50周年の節目を迎えた世界最大規模の絵本原画展「ブラティスラヴァ世界絵本原画展(通称BIB)」について、その歴史と功績を紹介する展覧会です。過去半世紀のBIBにおいて日本の絵本は毎回のように受賞し、高く評価されてきました。本展では、BIBへの歴代参加作品のなかから「日本の絵本の歴史50年」を振り返ります。展覧会後半では、絵本の今、そして絵本のこれからを期待させる新鮮な表現、独創的な試みなど、絵本のイラストレーションの最新動向もご覧いただきます。

※夏休み期間中は、恒例の「絵本の読み聞かせ会」や「創作コーナー(自由工作室)」も予定しています。

 ミロコマチコ作品『オレときいろ』
BIB2015金のりんご賞受賞 ミロコマチコ『オレときいろ』©ミロコマチコ

 

さいたまトリエンナーレ2016連携プロジェクト
未来の発見の仕方:フルクサスの場合(仮題)

9月6日(火曜日)~9月25日(日曜日) 
ギャラリーBC

今年、さいたま市ではさいたまトリエンナーレが開催されます。そこでうらわ美術館ではコレクションより、トリエンナーレのテーマ「未来の発見!」の観点から、フルクサスを取り上げてみました。
フルクサスはジョージ・マチューナスを中心として、1960年代にアメリカ、ヨーロッパにおいて展開した芸術活動です。日常生活と芸術活動を同じこととして、何でもアートになり、誰でもアートを行うことが出来るという考えのもと、様々な国の人達が、美術、音楽、詩など、各々のスタイルでフルクサスの活動に関わりました。未来を求めて日本からも若い作家たちがフルクサスに参加し、現在でもそれぞれに伸びやかな活動を続けています。そんな彼らの作品から、未来の発見のヒントを見つけてみませんか。

 ジョージ・マチューナスほか作「フルックス・キット」
ジョージ・マチューナスほか「フルックス・キット」1964年

 

コレクション 福田尚代展(仮題)

9月6日(火曜日)~9月25日(日曜日)
ギャラリーD

福田尚代は使いかけの消しゴムや色鉛筆、何度も読んだ本等を用いて作品とします。そして作品を作り出す過程は、「作品を制作する」というよりも、日常の中で作品が生み出されると言った方が良いほど、日々の営みの中で時には無意識的に進んでゆきます。福田尚代の作品が非常に繊細であり、また簡素な作業で生み出されたものであっても、私たちに鮮やかな印象を残すのは、本人とモノとが共有する固有の時間と背景が作品の根底にあるからでしょう。
本展は当館がこれまで収集した作品に加え、平成27年度に新たに収蔵した作品で構成し、福田尚代と本、言葉の関係性を紹介するものです。

福田尚代「佇む人」2003年
福田尚代「佇む人」2003年

  

江戸の遊び絵づくし展―おもしろ浮世絵版画(仮題)

11月19日(土曜日)~平成29年1月15日(日曜日)
ギャラリーABC 

<浮世絵版画>と聞いて目に浮かぶのは・・・? 北斎の富士、広重の東海道、歌麿の美女、それとも写楽の大首絵でしょうか。本展は、名所絵、美人画、役者絵を吹きとばすほどの、不思議さとおかしみにあふれた「浮世絵版画・遊び絵」が登場します。
よって、たかって、こしらえた「寄せ絵」、合体、あべこべ、顔3つの「奇躰画」「顔面絵」、ラッキーアイテムの「七福神」「福女・福助」、知恵くらべの「文字絵」「判じ絵」、見立て・扮装の「身振絵」「影絵」、おもちゃの「切抜絵」「組上絵」、人や世相を茶化す「擬人絵」「鳥羽絵」などなど、娯楽性に富みつつ、我々の好奇心と想像力を刺激する絵の数々が登場します。
<うらわでわらう>こと受けあいの本展をどうぞおたのしみに!

歌川広重「即興かげぼしづくし きりことふろう・つる」1840-42年頃
歌川広重「即興かげぼしづくし きりことふろう・つる」1840-42年頃

歌川広重「即興かげぼしづくし 塩引きさけの魚・茶がま」1840-42年頃
歌川広重「即興かげぼしづくし 塩引きさけの魚・茶がま」1840-42年頃

作品画像の無断使用・転載を禁止します。  

展示室貸出(貸館)

上記展覧会を開催していない期間は、展示室貸出(貸館)です。
展示室貸出(貸館)期間は、観覧料無料です。

平成28年度 展示室貸出期間(予定)

4月初旬~中旬

一般利用

9月

教育利用

10月~11月初旬

第15回さいたま市美術展覧会

平成29年1月中旬~2月

教育利用

3月

一般利用

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予定は都合により変更になることがあります。予めご了承ください。

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