ページの先頭です。 メインメニューへ移動 フッターへ移動


ページの本文です。

更新日付:2022年11月26日 / ページ番号:C060918

名前の由来は「ただなんとなく『ヤツデ』」(12月の自然庭園では)~みぬま見聞館トピックス~

このページを印刷する

このページでは大宮南部浄化センター・みぬま見聞館のトピックスを紹介をします。

名前の由来は「ただなんとなく『ヤツデ』」(12月に自然庭園で観察できる動植物について)

自然庭園では師走を迎え、冬の陽だまりがことのほか暖かく感じられるようになってきました。今月は冬になり、花々のいろどりが少なくなってきている自然庭園で、白くまとまって花を咲かせているヤツデについてお話をさせていただきます。
ヤツデはウコギ科に属する常緑低木で、7列から11列に裂けたその大きな葉は、天狗の葉団扇(はうちわ)とも呼ばれ、庭木(にわき)としても比較的多く見かける植物です。花言葉は、「分別」「親しみ」「健康」で、日陰でもよく育つため、昔はトイレの目隠しとしてよく植えられていたようです。
ヤツデの名前は、漢字で数字の八とカタカナのツ、手のひらの手と書くのですが、「八つ手」といいながら、実際は7つか9つと奇数に分かれているものがほとんどです。名前の由来については、日本の植物学の父といわれている、牧野富太郎(まきのとみたろう)博士も、「ただなんとなく、その分裂した葉を眺めてつけた名前であって、手の形に多く切れ込むので数多いことを八で表現したもの」と述べています。また日本では古来より「八」は末広がりで縁起の良い数字であったからかもしれません。

日本人がヤツデを身近に感じるようになったのは江戸時代後半と言われ、本草学者で儒学者の貝原益軒(かいばらえきけん)は、著書『大和本草』(やまとほんぞう)の中で、「黒き実なる毒ありと言う。鰹のさしみをヤツデの葉に盛りて、食すれば死すと俗に言う。」と記載しています。
実際、ヤツデの葉や茎、根には「ヤツデサポニン」という毒が含まれていて、誤って口にしてしまうと、腹痛や下痢、嘔吐などを引き起こしてしまう可能性があり、昔は汲み取り便所の蛆殺しや虫よけのほか、葉をすりつぶして川に投げ入れて魚を捕まえるためなどに用いられていたそうです。
一方、ヤツデの葉には、「ベータアファトシン」「サポニン・アルファアファトシン」と呼ばれる薬用成分も含まれていて、八角金盤(ハッカクキンバン)という咳止め・去痰の薬に利用されることもあるそうです。

ところでヤツデは、なぜほかの花が咲かないようなこの時期に花を付けるのか、調べてみると、ちょっとおもしろい記述を見つけました。
ヤツデは、昆虫に蜜を供給して受粉する虫媒花であることが知られています。もちろんこの時期に活動する虫は、とても少ないのですが、他に花を咲かせている植物がないので、ヤツデはその虫たちを独占できるわけで、ヤツデが寒い時期に咲くのは、したたかな繁殖のための戦略なのだそうです。
また、ヤツデのように小さな花の集まりである花序(かじょ)が、花軸の先端に向かって細くなっていく様子を円錐花序と呼ぶのですが、ヤツデの場合、この花の集まりの中で、一つ一つの花のおしべとめしべの成熟する時期がずれるのだそうです。
まず、雄性期(ゆうせいき)と呼ばれる、おしべが成熟して花粉を出し、花粉を運んでもらう虫を呼ぶために蜜も出す時期があり、次に雌性期(しせいき)と呼ばれる、めしべが成熟し、ふたたび蜜を出して虫を呼び、花粉を付けてもらう時期を迎えるのですが、これは近親交配をすると性質の劣る子孫ができる可能性が高くなるため、同じ花の花粉がめしべに着くことを避けるための工夫なのだそうです。

ヤツデを詠った歌には、島木赤彦の「窓の外に白き八つ手の 花咲きて こころ寂しき 冬は来にけり」や北原白秋の「花かとも おどろきて見し よく見れば 白き八つ手の かへし陽(び)にして」など、少しもの悲しい歌が多いのですが、一見いろどりをなくすこの時期でも、したたかに、そしてひっそりと日陰で花を付けるヤツデを眺めに「みぬま見聞館」の自然庭園を、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
もしかしたらヤツデの隣では、鮮やかな黄色を纏ったツワブキの花も咲いているかもしれません。

リュウキュウカンヒザクラ

ヤツデの葉

いくつに分かれて見えますか

ヤツデ花・実

ヤツデのつぼみ

なかなか見たことないですよね

ツワブキ

ヤツデの花

冬に咲く花は生きものにとっても貴重です

ギシギシ

ヤツデの花

近くで見るとなかなか可愛らしいです

ヤツデ花・虫

ヤツデの花

冬の貴重は花の蜜に昆虫が惹かれています

ヤツデ花・実

ヤツデの実

なんとなく見たことがあるような気がします

ツワブキ

ツワブキの花が、自然庭園のヤツデの下に

ひっそりと咲いているかもしれません

アオサギ

アオサギ

みぬま見聞館脇の芝川でその姿をよく見ます

ダイサギ

ダイサギ

アオサギと同じく大きく羽ばたく姿は雄大です

オオバン

オオバン

毎年、自然庭園からその姿を見ることができます

ハシビロガモ

ハシビロガモ

名前通りクチバシが広がっていて判別しやすいです

カルガモ

カルガモ

子育てする様子が、時に話題になりますね

オナガガモ

オナガガモ

尾が長く優雅な毛並みをしています

ヒドリガモ

ヒドリガモ

自然庭園から見られる常連の冬鳥です

お知らせ

「みぬま見聞館をご利用いただく方へ」ご協力のお願いです
ご利用にあたっては、関連ダウンロードファイルもしくは下記リンク「みぬま見聞館をご利用いただく方へ、ご協力のお願い」を必ずご覧ください。
みぬま見聞館をご利用いただく方へ、ご協力のお願い」(PDF形式39キロバイト)
屋内施設2階のご利用時は「みぬま見聞館入館者カード」のご記入と検温のご協力をお願いしています。「みぬま見聞館入館者カード」は関連ダウンロードファイルもしくは下記リンクにありますので、事前に記入のうえご持参いただいても構いません。
みぬま見聞館入館者カード」(エクセル形式13キロバイト)
入館者カードの記入例はこちらをこちらをご参照ください。「みぬま見聞館入館者カード記入例」(PDF形式45キロバイト)
「みぬま見聞館の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の取組み」については、関連ダウンロードファイルもしくは下記リンクをご覧ください。
みぬま見聞館の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の取組み」(PDF形式31キロバイト)

「いきもの、みっけた!」写真展の開催、作品の募集を開始します!
令和4年9月1日から、「いきもの、みっけた!」写真展を開催し、ご応募いただいた作品を館内に展示します。
さいたま市の自然に生息する生き物の写真を募集していますので、詳しくは市のホームページなどをご覧ください。なお、今回の応募作品の中から選出された作品は来年度発行(予定)「みぬま見聞館だより」の表紙に掲載します。皆様のご応募、お待ちしております。

リサイクル肥料(イデオユーキ)の販売案内
大宮南部浄化センターでは、し尿処理の汚泥から生産された肥料の販売を行っております。
令和4年1月4日火曜日からこれまでの事前予約による販売に加え、当日申込み・引渡しで肥料をご購入いただけるようになりました。
詳しくは下記の「肥料の販売案内2.当日申込み・引渡し」をご覧ください。予約販売については従前のとおりで変更ありません。

肥料の販売案内2.当日申込み・引渡し
対象者 市民全般
申込方法等 窓口で申込み後、引渡し
申込み・引渡し日時

午前9時から午後4時まで(平日のみ実施、土日祝日、年末年始を除く)

販売価格等

お一人様一日1回のみ1袋 (1袋10kg 100円で販売)

お釣りのないようお願いします

その他

一日20袋限定

予約分引渡しと同日の当日申込み・引渡しはできません(引渡した世帯全員)

引渡場所 大宮南部浄化センター
お問合せ TEL:048-646-6030 FAX:048-646-6033


「みぬま見聞館だより」の発行
令和4年9月1日に「みぬま見聞館だより第65号」を発行しました。
第65号では、ネキトンボ、ヤゴの救出大作戦2022、幼児政策課共催の保育者研修の様子、幼稚園、保育園、公民館及び小学校で開催した出前講座の様子、小学校や幼稚園の団体見学の様子、みぬま見聞館主催事業の開催案内の記事を掲載しています。
みぬま見聞館のほか、市内の図書館、公民館及び各区役所に配架してあります。表題のリンク、ホームページにも掲載していますので、ぜひご覧ください

みぬま見聞館は入館料無料、毎月第4土曜日(令和4年12月は24日)と年末年始(令和4年12月29日から令和5年1月3日)以外は午前9時から午後5時まで開館しています。

関連ダウンロードファイル

GET ADOBE READER

PDFファイルの閲覧にはAdobe Reader(無償)が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe社のサイトからAdobe Readerをダウンロードしてください。

関連リンク

この記事についてのお問い合わせ

環境局/施設部/大宮南部浄化センター 
電話番号:048-646-6030 ファックス:048-646-6033

お問い合わせフォーム

ページの先頭に戻る

イベント情報

イベント情報一覧を見る


表示モード : パソコン版スマートフォンサイト

ページの先頭に戻る