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更新日付:2021年7月30日 / ページ番号:C060918

万葉の和歌にも残るツユクサ(8月の自然庭園では) ~みぬま見聞館トピックス~

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このページでは大宮南部浄化センター(みぬま見聞館)のトピックスを紹介をします。

万葉の和歌にも残るツユクサ(8月に自然庭園で観察できる動植物について)

自然庭園では、梅雨も明け本格的な暑さを迎える中、火照った体に、水をたたえた田圃(たんぼ)と芝川を渡ってくる風が涼しく感じられる日々が続いています。
今月はみぬま見聞館の自然庭園の中でひっそりと咲いているツユクサについて、お話をさせて頂きます。

ツユクサは、ツユクサ科に分類される、2枚の青い花びらと、黄色の雄しべが目立つ、独特な形をした一年草で、一つの株に、雄しべと雌しべをもつ両性花(りょうせいか)と、雄しべしか持たない雄花を併せ持つ珍しい植物です。ツユクサという名は、露をよく身にまとっていることに由来しているともいわれ、花は早朝に開花し、午後にはしぼんでしまうことから、ホタルグサ(蛍草)、ツキグサ(月草、着草)、アオバナ(青花)などの別名を持ち、はかないものとして、たとえられることが多い植物です。
学名のCommelina communis(コメリナコムーニス)は、オランダの植物学者ヤン・コメリンとその甥の植物学者カスパル・コメリンに由来します。
コメリン家には3人の植物学者がいましたが、1人は早くに亡くなってしまい後世に名を残すことができませんでした。このことが、ツユクサの青色に目立つ2枚の花びらと、目立たない白い1枚の花びらに似ていることから、フランスの植物学者シャルル・プリュミエがこの名をつけたのだそうです。花言葉の「なつかしい関係」もこの逸話に由来するといわれています。
英語名のDay flower(デイフラワー)も、「その日のうちにしぼむ花」という意味からきているそうです。

ツユクサの青色は、アントシアニンと呼ばれる色素で、園芸種であるオオボウシバナの花弁からとった汁で染めたものが「青花紙」(あおばながみ)という製品になり、これを水に浸した青い染液は、水ですぐに消えてしまうことから、友禅などの染め物を作る際の下絵に用いたりします。
また、ツユクサで染めた着物は、水で色が落ち易いことから、現存する最古の和歌集でもある万葉集にも、恋に関わる移ろいやすい気持ちや、はかなく散ってしまう不安な心のうちを、ツユクサになぞらえた歌が多く詠われています。中でも私の好きな歌2首を紹介したいと思います、いずれも詠み人知らずで一つが、
「月草(つきくさ)の、借(か)れる命にある人を、いかに知りてか、後も逢(あ)はむと言ふ」
という歌で、「ツユクサのように、はかない命の私たちなのに、また後で逢いましょうなんてどうして言うのですか。」という意味です。もう一つが、
「百(もも)に千(ち)に、人は言ふとも、月草(つきくさ)の、うつろふ心、我(わ)れ持ためやも」
という歌で、「なんだかんだと周りの人は言うけれど、私の想いは一途で、ツユクサのような移ろい易い気持ちではありません。」という意味です。
ちょっと弱気な思いを詠った歌が多い中、後の一句は、変わらぬ強い気持ちを詠った歌なのですが、実際、ツユクサは、その見た目に反し、種の発芽率が高く、地中の深いところからも発芽できるうえ、芽が出てしまうと根を抜いても残った分から再生してしまうなど、繁殖力がとても旺盛な農家泣かせの植物でもあります。
さらに、開花時に乾燥させたものは、オウセキソウ(鴨跖草)と呼ばれる生薬で、煎じたものを解熱や利尿、感冒、熱性の下痢などに、砕いたものは化膿止めの外用薬(がいようやく)として用いられます。また、食用としてサラダなどに使われることもあるそうです。

ツユクサは、道端などでも普通に見かける植物ですが、ときにはエアコンのきいた室内をはなれ、蚊などの虫に対する対応をしたうえ、心地よい風が通り抜ける、みぬま見聞館の自然庭園で、万葉集などの図書を片手に、身近な自然を眺めながら時間(とき)を過ごしてみてはいかがでしょうか。

リュウキュウカンヒザクラ

ツユクサ

青い花びらが目に留まります

サンシュユ

エノコログサ

「ねこじゃらし」と言った方がピンときますね

ユキヤナギ

アサザ(絶滅危惧2類(VU)種)の花

キレイな黄色の花が見られます

ギシギシ

ヤブカラシとマメコガネ

ヤブカラシの小さな花にマメコガネがやってきました

アブラゼミ

アブラゼミ

鳴き声に夏の暑さを感じます

カブトムシ

カブトムシ

食事中なので樹液に夢中です

カナヘビ

カナヘビ

自然庭園の通路などあちこちで見られます

ゴマダラカミキリ

ゴマダラカミキリ

カラダを動かすと独特な音が聞こえます

アオサギ

アオサギ

飛び立った姿をとらえました

カワウ

カワウ

電柱の先端で休憩しているようです

お知らせ

「みぬま見聞館をご利用いただく方へ」ご協力のお願いです
ご利用にあたっては、関連ダウンロードファイルもしくは下記リンク「みぬま見聞館をご利用いただく方へ、ご協力のお願い」を必ずご覧ください。
みぬま見聞館をご利用いただく方へ、ご協力のお願い」(PDF形式39キロバイト)
屋内施設2階のご利用時は「みぬま見聞館入館者カード」のご記入と検温のご協力をお願いしています。「みぬま見聞館入館者カード」は関連ダウンロードファイルもしくは下記リンクにありますので、事前に記入のうえご持参いただいても構いません。
みぬま見聞館入館者カード」(エクセル形式13キロバイト)
入館者カードの記入例はこちらをこちらをご参照ください。「みぬま見聞館入館者カード記入例」(PDF形式45キロバイト)
「みぬま見聞館の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の取組み」については、関連ダウンロードファイルもしくは下記リンクをご覧ください。
みぬま見聞館の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の取組み」(PDF形式31キロバイト)

みぬま見聞館で「ヘイケボタル」が鑑賞できます!(平日10時~16時まで)
現在、みぬま見聞館内に設置した暗室で、光る「ヘイケボタル」を鑑賞することが出来ます。
光る「ヘイケボタル」は平日の10時から16時の間に職員の案内で見ることができます。詳しくは表題のリンクもしくは関連ページをご覧ください。

2021みぬま見聞館の夏の催し」のお知らせ
令和3年7、8月の夏休み期間に、みぬま見聞館主催の環境学習事業を下記「2021みぬま見聞館の夏の催し」お知らせ一覧表の通り開催します。
皆さまのご参加、お待ちしています!

「2021みぬま見聞館の夏の催し」お知らせ一覧表

テーマ/内容等 開催日時

申込みについて

定員 対象

夏休み自然観察・環境学習会(7月)/

簡易キットでの水質チェック、ペット

ボトルで万華鏡作り、動植物の観察など

7月25日日曜日

9時~12時

7月5日月曜日

午前8時30分から

直接又は電話で、

みぬま見聞館

(大宮南部浄化センター)へ

8組
※終了  

市内在住又は在学の

小・中学生とその保護者

エコ工作シリーズその1/

簡単、押し花を作ろう!

7月27日火曜日

1.13時30分~14時30分

2.15時~16時

各回8組
※終了

エコ工作シリーズその2/

玉ねぎの皮で草木染めを作ろう!

7月29日木曜日

1.10時~11時30分

2.13時30分~15時

各回6組
※終了

エコ工作シリーズその3

牛乳パックからハガキを作ろう!

8月17日火曜日

1.13時30分~14時30分

2.15時~16時

8月3日(火曜日)から

直接又は電話で、

みぬま見聞館

(大宮南部浄化センター)へ

各回6組

エコ工作シリーズその4

保冷剤から消臭ポットを作ろう!

8月19日木曜日

1.13時30分~14時30分

2.15時~16時

各回8組

夏休み自然観察・環境学習会(8月)

首都高ビオトープと自然庭園で動植物

の観察など

8月22日日曜日

9時~12時

8組

みぬま見聞館だより」の発行
令和3年6月1日に「みぬま見聞館だより第60号」を発行しました。
青少年宇宙科学館からアカハライモリのオスがやってきました、芝川で変わったカメを発見、春の自然観察・環境学習会をおこないました、真っ白なニホンアマガエル、環境保全ポスター特選作品を公用車にラッピングしました、保育園での出前講座開催の様子、団体見学の様子、みぬま見聞館主催事業の開催案内の記事を掲載しています。
みぬま見聞館のほか、市内の図書館、公民館及び各区役所に配架してあります。表題のリンク、ホームページにも掲載していますので、ぜひご覧ください。

みぬま見聞館は、入館料無料で、毎月第4土曜日(令和3年8月は28日)と年末年始以外は午前9時から午後5時まで開館しています。
令和3年8月22日日曜日の9時から12時まで、主催事業開催のため、環境学習施設及び自然庭園を貸切りとしますので、一般の方のご利用はできません。

関連ダウンロードファイル

関連リンク

この記事についてのお問い合わせ

環境局/施設部/大宮南部浄化センター 
電話番号:048-646-6030 ファックス:048-646-6033

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