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更新日付:2023年9月14日 / ページ番号:C000124

湿性沈着モニタリング(酸性雨)調査について

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 pH5.6以下の雨は酸性雨と呼ばれており、北ヨーロッパやアメリカ北東部においては、強酸性の雨のため、林内雨により森林樹木が枯死や衰退した地域があり、また湖沼や河川の酸性化により生態系へ影響を与え、サケやマスなどの魚類が湖や河川から姿を消した地域があります。また、日本においても昭和48年より50年にかけて関東一円で霧または霧雨によって、目が痛い・皮膚がひりひりするとの訴えが多く寄せられ問題化しました。
 本市においても酸性雨の重大性を考え、平成2年9月17日より酸性雨自動測定装置等を用いて、酸性雨の実態調査を開始しました。また、昭和46年度から平成18年度までは、降下ばいじん量(地上に落下してくるばいじんや雨水に含まれる物質の量)のモニタリングを行っていましたが、平成19年度からはさいたま市役所にて、降雨中のイオン分析等を行う湿性沈着モニタリングを実施しています。
 湿性沈着モニタリング調査では、硫酸や硝酸等に変化した汚染物質が水滴に溶け込み、雨や雪、霧として地上に戻ってくるプロセスを利用して、雨水を採取し、調査を実施しています。このとき、硫酸イオンや硝酸イオンが多く溶け込んでいると雨水は強い酸性を示すことから、酸性度の評価も行えます。現在は、酸性雨自動測定装置を廃止し、湿性沈着モニタリング調査にて酸性雨の調査を実施しています。

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