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更新日付:2019年8月22日 / ページ番号:C066549
CityFMさいたまで令和元年8月8日に放送した原稿です。
Q 今日は、さいたま市浦和消費生活センターから、「クリーニングサービスのトラブル防止」をテーマに、クリーニングサービスでのトラブルを防止するための注意点などについて伺いたいと思います。よろしくお願いします。
A はい、よろしくお願いします。
この時期は、冬物や春物の衣類をクリーニングに出して、収納が終わっている時期だと思います。
また、日頃から、「自分で洗うと型崩れや縮みが心配だから」などの理由から、プロのクリーニング技術に期待して、クリーニングに出す方が多いと思います。
クリーニングは、性別や年齢を問わず生活に密着した大変便利なサービスです。
一方、クリーニングに出した衣類などの「紛失」や「変色」などのトラブルが発生することがあります。
Q 消費者としては、トラブルを防止するために、具体的にどのようなことに注意したら良いですか。
A はい。一つ目の注意点は、クリーニング店に衣類などを出す際、受け取る際に必ず確認することです。
店側と消費者側双方が、クリーニングに出す衣類などの数、種類、シミの有無、衣料品の処理方法なども含めて確認することが大切です。
処理方法については、クリーニング業法で努力義務ではありますが、クリーニング店が利用者に説明することが規定されています。説明がなく、気になるときには、処理方法など積極的に尋ねるようにしてください。
Q クリーニングに出す前と仕上がり後に、店側と消費者側双方が、必ず確認することが大切なんですね。
A はい。二つ目の注意点は、クリーニングに出したら、なるべく早く引き取りに行くことです。
トラブルで多い「紛失」の原因は、ほとんどがクリーニング店が仕上がり品を受け渡すときの品物間違いと言われています。仕上がり品は品数とともに色、形、付属品等を確認することが大切です。
時間が経つと原因の特定が難しくなるので、衣料品をクリーニングに出したら、なるべく早く引き取りに行くようにしてください。
Q わかりました。他に注意点はありますか。
A はい。三つ目は、クリーニング済みの衣料品は、袋・カバーをはずして収納することです。
クリーニング店から引き取った衣類は、ポリ包装袋やカバーがかかっていることが多いですが、次に着用するまで、そのままクローゼットなどに収納している方がいらっしゃると思います。
ポリ包装袋やカバーに使用される酸化防止剤が大気中のガスと反応して衣料品が変色することがあります。
ポリ包装袋やカバーは、クリーニング店から自宅まで汚れが付かないようにするための運搬用ですので、仕上がり品受け取り後は、袋やカバーをはずして仕上がりを確認してから収納してください。
Q クリーニング店から衣類を引き取ったら、袋やカバーを早くはずし、収納することが大切ですね。
A はい。最後の注意点は、石油のにおいがするときは衣類を着用しないことです。
クリーニング溶剤が皮膚について「化学やけど」が起こることがあります。これはクリーニング溶剤のうち、特に石油系薬剤が皮膚に付いたり触れた際に、皮膚の細胞を侵すことによって起きます。
クリーニング店から衣類を引き取ったら、すぐに袋から出し、石油のにおいがしないか確認し、においがある場合は、再処理を依頼するか、においがなくなるまで、風通しのよい屋外で陰干しすることが必要です。特に、スキーウェアや合成皮革などのような厚地の素材は乾きにくいので十分時間をとるようにしてください。
Q 石油のにおいがするときは着用しないことが大切ですね。
もし、トラブルが発生した場合は、どのようにしたら良いですか。
A はい。トラブルが発生したら、まずは、クリーニング店に連絡して、原因を調査してもらってください。連絡は、早ければ早いほど、解決しやすくなります。
原因が明確になった場合は、全国クリーニング生活衛生同業組合連合会が定める「クリーニング事故賠償基準」や、お店の「クリーニング保険」を利用して解決します。
万が一、お困りのことがありましたら、消費生活センターへご相談ください。
Q わかりました。それでは、さいたま市の消費生活センターについて、ご案内いただけますか。
A はい。さいたま市には消費生活センターが3か所あります。
まず、大宮にあります消費生活総合センターは、大宮駅の西口、JACK大宮ビルの6階にあります。相談の電話番号は、048-645-3421です。
この他、浦和の消費生活センターは、浦和駅東口、パルコのビル、コムナーレの9階にあります。相談の電話番号は、048-871-0164です。
この2か所の受付時間が、午前9時から午後4時30分までになります。
もう1か所の、岩槻消費生活センターは、岩槻駅東口駅前の岩槻区役所3階にあります。こちらの受付時間は、午前9時から12時までと、午後1時から午後4時30分までです。相談の電話番号は、048-749-6191です。
日曜日は、お電話でのご相談だけですが、消費生活総合センターで午前9時から午後4時まで受け付けしていますので、ぜひご利用いただきたいと思います。
また、全国共通の電話番号で「188番」があります。「いやや」と覚えてください。こちらで郵便番号を入力していただくことで、お近くの消費生活センターの相談窓口をご案内いたします。
Q はい。ありがとうございました。電話番号「188番」「いやや」覚えやすいですね。
本日は、「クリーニングサービスのトラブル防止」について、さいたま市浦和消費生活センターからお話をお伺いしました。ありがとうございました。
A ありがとうございました。
市民局/市民生活部/消費生活総合センター
電話番号:048-643-2239 ファックス:048-643-2247
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