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更新日付:2020年4月6日 / ページ番号:C006985

 細菌検査担当では、『感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律』に基づき、主に次のような業務を行っています。

感染症発生動向調査における病原体検査

 感染症の流行実態を把握するため、感染症発生動向調査における病原体検査を行っています。 市内医療機関のご協力により採取された咽頭拭い液、糞便、髄液等の検体から細菌の分離・同定検査及び分離菌の精査を行います。
 検査結果は医療機関に還元するとともに、さいたま市感染症情報センターの病原微生物検出情報で情報を公開しています。

集団感染症発生時の検査

 感染症が発生した際にその拡大を阻止するため、接触者の細菌検査や、感染源及び感染経路を明らかにするための検査を行っています。

腸管系細菌検査

 検査対象となる主な細菌性疾病

  • コレラ 
  • 細菌性赤痢
  • 腸管出血性大腸菌感染症
  • 腸チフス 
  • パラチフス
  • 感染性胃腸炎
検査に用いる培地
検査風景

疑わしい検体は詳細な検査を行います。

検査風景2
検査風景3

細菌の性質を化学反応を利用して培地色の変化等で調べます。

呼吸器系細菌検査

 検査対象となる主な細菌性疾病

  • 結核 
  • レジオネラ症 
  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
  • 百日咳 
  • マイコプラズマ肺炎 
  • ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
結核菌のコロニー
結核菌の光学顕微鏡像

左:結核菌のコロニー
右:結核菌の光学顕微鏡像(チールネルゼン染色、倍率1,000倍)

分子疫学的解析

 パルスフィールドゲル電気泳動、MLVA(multiple-locus variable-number tandem-repeat analysis)法、VNTR(variable number of tandem repeat)法等を行っています。

 検査対象となる主な細菌性疾病

・結核
・腸管出血性大腸菌感染症
・バンコマイシン耐性腸球菌感染症 
・薬剤耐性緑膿菌感染症
・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症

パルスフィールドゲル電気泳動装置
パルスフィールド電気泳動像

左:パルスフィールドゲル電気泳動装置
右:菌株ごとの遺伝子の違いがバンドで現れます。このバンドの位置や数を比較して解析を行います。

この記事についてのお問い合わせ

保健衛生局/健康科学研究センター/保健科学課 
電話番号:048-840-2250 ファックス:048-840-2267

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