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更新日付:2014年4月7日 / ページ番号:C005840

新型インフルエンザ

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 新型インフルエンザが出現したときには、以下のような理由から、大きな影響が懸念されており、予防と対応策を準備しておく必要があります。

新型インフルエンザとは:将来確実に現れる病気です

 インフルエンザウイルスには、微妙に構造が異なる型がたくさんあります。トリやブタなどヒト以外の動物が感染する型も知られています。また、これらの型の一部が、ヒトと動物の両方に感染することも知られています。この構造の変化は、感染した生物のなかで、単独のウイルスが変化したり、複数の型のウイルスが同時に感染して混じりあったときなどに起こります。このような変化によって、ヒトからヒトへと感染を起こす全く新しい型のインフルエンザウイルスが出現することがあります。この全く新しい型のインフルエンザウイルスが引き起こすのが、新型インフルエンザです。
 これまでに出現した新型インフルエンザのうち、20世紀以降に出現したものでは、スペインかぜアジアかぜ、香港かぜ、2009年(平成21年)に発生したインフルエンザ(H1N1)2009 などが知られています。これらの原因となった全く新しい型のインフルエンザウイルスは、約10年から40年周期で出現してきたため、次の新型インフルエンザウイルスがいつ現れるか予測はできません。

20世紀以降に起きたパンデミック

新型インフルエンザの候補:H5N1型インフルエンザウイルス

 現在最も心配されている新型インフルエンザ候補のひとつは、東南アジアを中心にトリで流行しているH5N1型インフルエンザウイルスがヒトからヒトへと感染を起こすようになって出現するものです。H5N1型インフルエンザウイルスは、トリからトリへの感染力が強く、感染したトリのほとんどを死に追いやる高病原性鳥インフルエンザウイルスです。既に全世界で、殺処分されたものを合わせると、4億羽を超える被害を出しています。一方、ヒトについては、感染したトリからH5N1型インフルエンザウイルスに感染したとみられている患者は648人、うち384人の死亡が確認されています(WHO発表、平成25年12月17日現在)。このように、H5N1型インフルエンザウイルスは、発病した場合はヒトに対しても「高病原性」を示しています。このような「高病原性」を保ったままヒトからヒトへと感染を起こすようになることが心配されています。
 また、2013年(平成25年)3月に中国で初めて、H7N9亜型鳥インフルエンザウイルスの人への感染が確認されました。この鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる 患者は、中国を中心に143人、うち45人の死亡が確認されています( WHO発表、平成25年12月10日現在 )。この鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス新型インフルエンザ候補として、心配されます。

新型インフルエンザの影響:パンデミック

 スペインかぜなどは、出現当時、その型のインフルエンザウイルスに対する免疫を持つヒトが存在しなかったために、世界中で多くの患者や死亡者を出しました。このように、世界中で流行することを「パンデミック」といいます。ちなみに、スペインかぜに比べてアジアかぜ香港かぜの被害が少ないのは、肺炎などの合併症の治療が進歩したことやワクチンによる予防接種が実用化されたことはもちろん、以前に似た型のインフルエンザの流行が起こっていたために免疫を持つヒトが存在したことの影響が最も大きいといわれています。
 もし、現代社会で、全く新しい型のインフルエンザウイルスよる「パンデミック」が起こった場合、世界中で同時多発的に流行し、人的被害はもちろん、政治や治安維持を含めた社会経済活動にも大きな影響が出ると予想されています。これに対して、国や県、市では対策行動計画を策定しています。また、「パンデミック」は、水道・電気・ガスといったライフラインの停止や、食品などの流通の停止といった形で個人レベルの生活を直撃することが懸念されています。これに対しては、個人の責任による生活必需品の備蓄が必要です。

症状:高熱は必至か?

 現在ヒトで流行しているインフルエンザ(季節性インフルエンザ)の場合、鼻水、咳、くしゃみなどの風邪でみられる症状に加え、38度を越えるような高い熱や頭痛、筋肉痛などの全身の症状が強く出ることが特徴です。これらの症状に対して、解熱剤などの症状を軽快させる治療薬に加え、年齢と症状、タイミングによっては抗インフルエンザウイルス薬が処方されます。この抗インフルエンザウイルス薬は新型インフルエンザにも効果が期待されています。
 新型インフルエンザの症状は、発生してみないとわかりません。しかし、季節性インフルエンザと似たものになると考えられています。ただし、これまでにH5N1型インフルエンザウイルスに感染して発病したヒトでは、人工呼吸器が必要なほどの重い肺炎を起こすことが多く、この肺炎が治まらなかった人々が亡くなっています。

感染経路:患者さんからの「飛沫(ひまつ)」に注意しましょう

 季節性インフルエンザの場合、発病者の鼻水、咳やくしゃみによって飛び散るしぶき(飛沫)にインフルエンザウイルスが含まれています。そのため、感染経路は、飛沫ごとウイルスを吸い込んで鼻からノドの粘膜に感染する飛沫感染と、ウイルスを含んだ飛沫で汚染されたものに触れた手から目や鼻、口の粘膜に感染する接触感染が考えられています。
 新型インフルエンザの感染経路は、発生してみないとわかりません。しかし、季節性インフルエンザと似たものになると考えられています。なお、これまでにH5N1型インフルエンザウイルスに感染して発病したヒトでは、病気のトリを含めた多数のトリを家の中で飼育したり、大量の死んだトリに触れる等が確認され、飛沫や接触感染があったとみられています。そのため、一般的な日本人の生活では、トリからヒトへの感染は起こりにくいと考えられています。

予防方法:手洗い・うがいと「咳(せき)エチケット」、外出の自粛と備蓄

 飛沫感染を避けるには、マスクを着用し、こまめにうがいをしましょう。また、接触感染を避けるには、汚染された手で、目、鼻、口の粘膜に触らないことです。こまめに手洗いをしましょう。一方、自分自身が他人に感染させないためには、咳が出るときに手やハンカチで口を押さえたり、続けて出るときにはマスクをしたりして、飛沫が周囲に飛び散るのを防ぐ、咳エチケットを徹底することが重要です。これら、マスクの着用手洗い、うがい、咳エチケットは、インフルエンザに限らず、多くの感染症の予防に有効な手段です。
 さらに、インフルエンザに限らず、感染症の最も確実な予防方法は、その原因に接触しないことです。もし、「パンデミック」やその前段階となった場合、集会等の中止、会社や学校の休業など、人が集まることを避けることが求められることになっています。要するに、外出をしないことが肝要です。そのため、アメリカでは核戦争に準じた生活必需品の備蓄を勧めています。核戦争は極端としても、災害時と同じく、飲み水、(できるだけ調理に水を必要としない)食料品、常備薬など、各家庭の事情に合わせた生活必需品を、2週間分を目安に備蓄してください。


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