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更新日付:2023年11月22日 / ページ番号:C085146

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

重症熱性血小板減少症候群(Severe fever with thrombocytopenia syndrome:SFTS)は、ブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新しいウイルスによるダニ媒介性感染症です。2011年に中国で報告され、日本では2013年1月に初めて確認されました。それ以降、国内では毎年50から100人程度の患者が報告されています。これまで発生は西日本に限局していましたが、関東地方(千葉県)で初めて感染が確認された事例が、2021年6月に報告されました(国立感染症研究所HP)。

感染経路:マダニに気をつけて

多くの場合、マダニに咬まれてSFTSウイルスに感染します。また、SFTSウイルスに感染し、発熱、消化器症状(食欲不振等)を呈しているネコやイヌに咬まれたり、血液などの体液に直接触れたりすることで、SFTSウイルスに感染する可能性は否定できないと考えられています。

症状

潜伏期間は5日~2週間程度で、主に発熱、消化器症状が出現し、時には頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)等が出現します。致命率は約30%と言われています。

治療

有効な抗ウイルス薬等による特異的な治療法はありません。対症療法が主体になります。

予防

マダニに咬まれないようにしましょう。マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、特に注意が必要です。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボンを着用するなど、肌の露出をできる限り少なくしましょう。
もし、マダニに咬まれてしまった場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関で処置してもらいましょう。また、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等がある場合には医療機関を受診し、その際はマダニに咬まれたことを伝えましょう。

マダニは、STFSのほかに、日本紅斑熱、ライム病、つつがむし病、ダニ媒介性脳炎といった感染症を媒介します(ダニ媒介感染症)。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

さいたま市感染症情報センタートップページへ

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この記事についてのお問い合わせ

保健衛生局/健康科学研究センター/保健科学課 
電話番号:048-840-2250 ファックス:048-840-2267

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