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更新日付:2024年4月1日 / ページ番号:C092416

がん検診で「要精密検査」となった方へ

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市が実施するがん検診は、健康な方(がんの精密検査が必要のない方)と、がんの可能性が疑われる方を振り分ける「入口の検査」です。検診の結果「要精密検査」となった場合、精密検査を受けることで、がん検診で見つかった異常が「異常なしまたは良性の病変」であるのか、「がん」の治療を要するのかが判断されます。
がんの対策には、早期発見と早期治療がとても大切です。検診の結果「要精密検査」となった方は、早めに精密検査を受けましょう。

検診後の流れ

※令和2年度は、市のがん検診で「要精密検査」となり精密検査を受けた方のうち、694人の方にがんが見つかりました。
※精密検査の結果は、公衆衛生の向上を図るため受診者本人の同意の有無にかかわらず、原則的には精密検査実施医療機関から市へ提供されますので、ご了承ください。なお、この情報は、個人情報保護の観点から検診精度の向上のための調査・研究や各種統計処理のみに使用し、情報の保護には万全を期してまいります。

精密検査の受診方法について

各がん検診の精密検査は保険診療となります。市の指定の医療機関はございませんので、受診をご希望される医療機関へお問い合わせいただき、がん検診の精密検査の相談、受診等をお願いいたします。

なお以下のページで医療機関を検索いただけます。精密検査の受診先に迷われる方は、参考にご活用ください。

「医療機関を探す」(新しいウィンドウで開きます)
※すべての医療機関で精密検査を実施できるものではありません。必ず事前に、精密検査の実施の有無を医療機関にご確認ください。

例えば、精密検査は何科で受診されているのか

また、精密検査を受診の際は、がん検診の結果説明で医師より受け取った「さいたま市の精密検査書類一式」を精密検査実施医療機関にご提出ください。

各がん検診の精密検査について

各がん検診の主な精密検査方法を紹介いたします。
※検査の詳細については、精密検査を受診される医療機関にご確認ください。

1 胃がん検診の精密検査

  • 胃内視鏡(胃カメラ)検査
    口や鼻から内視鏡を挿入し、胃の内部を直接見て、がんが疑われる部分(病変)の場所や、その範囲と深さを調べる検査です。病変をつまんで取り、病理診断をする生検が行われる場合もあります。
     

2 肺がん検診の精密検査

  • 胸部CT検査
    胸の断面像を連続的に撮影する検査で、肺にがんがないか調べる画像診断法としては現時点でもっとも有力な方法です。胸部X線検査で異常が認められた場合に行い、がんの病変の有無、大きさ、性質、周囲の臓器への広がりなどを調べます。この検査で良性か悪性の疑いがあるか判断ができないときは、より高精度な高分解能CT検査や造影剤を使ったCT検査を行うこともあります。造影CT検査は病期の診断にも用いられます。
     
  • 気管支鏡検査
    直径5mmほどの細いしなやかな内視鏡を、鼻や口から挿入して気管支の中を観察し、がんが疑われる部位の細胞や組織を採取します。のどや気管の痛みを軽減する処置をしてから行います。がんが疑われる部位が小さい場合や、がんが疑われる箇所まで気管支鏡が届かない場合などには検査ができないことがあります。
     

3 大腸がん検診の精密検査

  • 大腸内視鏡検査
    大腸がん検診の精密検査の第一選択とされ、内視鏡を肛門から挿入して、直腸から盲腸までの大腸全体を詳しく調べます。ポリープなどの病変が発見された場合は、病変をつまんで取り、病理診断をする生検が行われる場合もあります。画像強調観察や拡大観察を用いて、病変部の表面構造をより精密に検査することもあります。
    大腸内視鏡検査の前には、正確で安全な検査を行うために腸管内をきれいにする必要があります。そのため検査前日から検査食や下剤を服用し、当日に多量(通常約2L)の下剤(腸管洗浄液)を飲みます。
     
  • 注腸造影検査
    バリウムと空気を肛門から注入し、X線写真を撮ります。この検査でがんの正確な位置や大きさ、形、腸の狭さの程度などが分かります。
    注腸造影検査の前には、大腸内視鏡検査と同じように腸管内をきれいにします。
     

 4 乳がん検診の精密検査

  • マンモグラフィ
    マンモグラフィは、病変の位置や広がりを調べるために行う乳房専用のX線検査です。乳腺の重なりを少なくするために、2枚の板の間に乳房を挟んで圧迫し、薄く伸ばして撮影します。
    視診・触診で発見しにくい小さな病変や、超音波検査では発見しにくい微細な石灰化(乳房の一部に微細なカルシウムが付着したもので、乳がんでみられることがあるもの)を見つけることができます。画像の性質上、高濃度乳房(乳腺の密度が高く、マンモグラフィで白く見える部分が多い状態)とされる場合では、病変が存在していても見つかりにくいことがあります。
     
  • 超音波(エコー)検査
    超音波検査では、乳房内の病変の有無、しこりの性状や大きさ、わきの下など周囲のリンパ節への転移の有無を調べます。乳房の表面から超音波を発生する器械(プローブといいます)をあてて、超音波の反射の様子を画像で確認します。
    超音波検査では、乳腺は白く、多くの乳がんは黒く写るため、マンモグラフィで高濃度乳房といわれている場合では、超音波検査の方が乳がんの発見に役立つことがあります。放射線による被ばくの心配がないため、妊娠中でも検査が可能です。
     

 5 子宮がん検診の精密検査

  • コルポスコープ診・組織診
    コルポスコープと呼ばれる拡大鏡を使ったコルポスコープ診を行います。子宮頸部を拡大して観察し、正常、異常、浸潤がん、評価不能などに分類します。そして疑わしい部分の組織を採取し(生検)、作成した病理組織標本を顕微鏡で観察して子宮頸がんや異形成などの確定診断を行います。さらに必要があれば、子宮頸部を円錐状に切除して組織診断を行います(円錐切除術)。
     
  • 超音波(エコー)検査
    体の表面にあてた器具から超音波を出し、臓器で反射した超音波の様子を画像にして観察する検査です。腟の中から超音波をあてて子宮や卵巣の状態を観察したり、おなかの上から超音波をあてて、別の臓器やリンパ節への転移がないかなどを調べたりすることができます。
     

6 前立腺がん検診の精密検査

 市の前立腺がん検診はPSA検査により行っております。日本泌尿器科学会では、PSA検査で「要精密検査」となった場合は、泌尿器科専門医への受診を推奨しております。PSA検査をもう一度行い、PSAの値の変動があるかを見たり、超音波検査や針生検をすることもあります。

※がん情報サービス(国立がん研究センター)参照
ganjoho.jp/public/index.html<外部リンク>
※PSAが高いと言われた(日本泌尿器科学会)参照
www.urol.or.jp/public/symptom/08.html<外部リンク>

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