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更新日付:2024年4月1日 / ページ番号:C085541

帯状疱疹について

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帯状疱疹とは

最初は皮膚にピリピリ・チクチクといった神経痛のような痛みが起こり、その後に発疹や水ぶくれが帯状に現れる病気です。痛みは個人差があり、場合によっては、眠れなくなるほどの痛みが出ることもあります。日本では50代から発症率が高くなりますが、若年層の方も発症の可能性がないわけではありません。

原因

子どものころにかかった水ぼうそう(水痘)の原因となった「水痘・帯状疱疹ウイルス」が引き起こす病気です。子どものころの水ぼうそうが治った後も、ウイルスは長年にわたって体内(知覚神経節)に潜伏します。普段は免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため発症することはありません。しかし、病後、疲労、ストレス、加齢などによって免疫力が低下することでウイルスは再び活動しはじめ、帯状疱疹の発症に至ります。

後遺症について

帯状疱疹の発症する部位によっては様々な後遺症が残る場合があります。眼に発症した場合は視力低下、耳に発症した場合は難聴、運動神経が傷つけられた場合は局所的なまひが引き起こされることもあります。後遺症として有名なものに帯状疱疹後神経痛があります。帯状疱疹後神経痛とは、皮膚の症状が治まった後も長期間にわたって続く痛みのことです。

治療について

帯状疱疹の発疹や水ぶくれは、治療を行わなくても治る場合がありますが、治療が遅くなったり治療しないまま放置すると、高熱などの全身症状や上記の後遺症が現れる場合もあります。治療では、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」と、痛みを和らげる「鎮痛薬」などが中心に使われます。皮膚の症状によっては「ぬり薬」が処方されることもあります。

帯状疱疹が疑われる症状が現れた場合は、できるだけ早く医師に相談しましょう。

予防するには

帯状疱疹を予防する方法のひとつとしてワクチン接種があります。これまでに水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに帯状疱疹に対する免疫を獲得しています。しかし、加齢とともに免疫力が低下するため、改めてワクチン接種を行い免疫を強化することで、発症や重症化を抑えることができると考えられております。
ワクチンは、1回接種の生ワクチンと、2回接種の不活化ワクチンの2種類があります。

【接種対象者】
・50歳以上の方
・(不活化ワクチンのみ)帯状疱疹に罹患するリスクの高いと考えられる18歳以上の方(※)
※疾病又は治療により免疫不全である方、免疫機能が低下した方又は免疫機能が低下する可能性がある方
 上記以外で、医師が接種を必要と認めた方

なお、帯状疱疹は法令に定められた定期予防接種の対象疾病ではないため、ワクチンを接種する場合は任意予防接種となります。
接種費用は医療機関ごとに定められており、全額自己負担となります。

任意予防接種のため、ワクチンを取り扱っている全国の医療機関で接種できます。接種をご希望の方は、医療機関へ直接ご相談ください。
予防接種は、帯状疱疹を完全に防ぐものではありません。
帯状疱疹が疑われる症状が現れた場合は、できるだけ早く医師に相談しましょう。

発症した場合は

1.できるだけ安静にしましょう

帯状疱疹はストレスや疲労により免疫力が低下した際に発症しやすいです。十分な睡眠と栄養をとり、免疫力を低下させないように心がけてください。

2.水ぼうそうにかかったことのない小さな子供との接触は控えましょう

水ぼうそうにかかったことのない乳幼児に、帯状疱疹の発疹を触った手で触ると、水ぼうそうとして感染することがあります。発疹部をガーゼなどで覆っておく、発疹を触ったら手を洗うといったことで、他の人への感染の可能性を減らすよう心がけてください。

この記事についてのお問い合わせ

保健衛生局/保健所/感染症対策課 予防接種推進係
電話番号:048-840-2211 ファックス:048-840-2230

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