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更新日付:2018年7月12日 / ページ番号:C001864

旧野口家住宅

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旧野口家住宅の写真

野口内部

 野口家は旧大谷口村(現さいたま市南区大谷口)において代々安楽寺という寺の住職をつとめていた家です。この旧野口家住宅も寺の庫裏として使用されていたもので、安楽寺が明治初年に廃寺になると、この建物は野口家の母屋として移築され使用されてきました。
建物の建設年代は解体時にに発見された床の間の地板裏等から安政5年(1858年)の墨書名が発見されておりほぼこの年代の建立と考えられます。「大工芝村峰町」(現川口市峰)の墨書も見られました。桁行13.64メートル、梁間8.19メートルの寄せ棟造りの茅葺の建物です。
内部は向かって右に土間を間口の約3分の1以上とり左の床上部分には十畳の畳の間と、その後ろに十畳の板の間、その奥にはデイと呼ばれる八畳の畳の部屋とその後ろにオクと呼ばれる八畳の畳の部屋があります。土間部分は十畳の板の間から続く板敷き部分があり囲炉裏が設置されています。また、囲炉裏は小型のものが十畳の部屋の板の間に近い部分にもあり、オクの部屋には床の間と付け書院が作られています。
間取りは整形四間取りで、瓦で屋根を葺かれた下屋が正面、西側面に付けられています。
背面は下屋と同じ高さまで草屋根が葺かれています。
一見してわかるこの家の大きな特徴は屋根が大きく、背が高いことで、軒は梁の先端部分を造りだし化粧材として見せる「せがい造り」です。このように屋根を大きく高く見せ、なおかつ下屋を持つことにより正面の印象をより強いものにしています。

旧野口家住宅平面図
旧野口家住宅平面図

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