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更新日付:2018年6月13日 / ページ番号:C012435

旧丸山稲荷社本殿

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 旧丸山稲荷社本殿(きゅうまるやまいなりしゃほんでん)

この神社本殿は、市内桜区西堀8丁目の氷川神社から平成17年に移築されたもので丸山稲荷社と称され、同神社の末社であった。
本来、西堀の舌状台地の先端に接してある独立丘で文字通り丸山と称されていたところにあった神社であるが、早くから氷川神社に移されていたようである。
一間社流造り、屋根板葺きで、身舎桁行き60センチメートル、梁間50センチメートル、庇の出46センチメートルである。身舎柱は方柱である。
棟札が残されており、それによると、元文(げんぶん)3年(1738年)3月に上宮(かみのみや)(西堀の字名)の村田作五右衛門が願主となり、新開村(しびらきむら)(現・桜区)の大工小嶋兵衛門が建立したことが分かる。宮大工ではない村の大工が建てた神社本殿である。
この時期(江戸時代中期)は、流造りの本殿が各地に建てられる時期ではあるが、宮大工によらないでこれほどの建築が出来る大工が村にいたことも見逃せない。技法的には一流とは言えないが、正規の神社本殿建築の例を学び、設計施工したものと思われ、近世の、村の神社本殿の整備などを知る上でも貴重な遺構である。

ほんでん

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