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更新日付:2017年12月18日 / ページ番号:C043701

第39回特別展「縄文人のタイムカプセル―南鴻沼遺跡の成果から―」

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丸木舟漆の塗られた櫛
写真『丸木舟』                 写真『竪櫛』

 南鴻沼遺跡は、JR東北本線浦和駅から西に約1,800m、中央区大戸1丁目に位置する遺跡です。
この遺跡は台地上の集落跡とは違い、低湿地にあります。そのため、台地上の遺跡では通常出土しない、木製品や植物遺体などの貴重な資料が出土しています。
 南鴻沼遺跡の調査では、考古学的な手法ではなく、自然科学的な分析も行うことにより、当時の生活環境などを解明する手がかりが得られました。それはまるで縄文人のタイムカプセルを開けたかと思うほどです。

 今回の展示の見どころは
 まず、出土した丸木舟4膄を一度に見る機会は今回が初めてです。長さ4mを超える丸木舟は、鴻沼の低地を縄文人がこいでいた姿を思い起こさせます。
 また、漆の塗られた櫛や弓、容器などと共に、漆製品を制作していたと思わせる資料や、日本最古の掻き傷のあるウルシの木が発見されるなど、縄文時代の漆文化を垣間見ることができます。
 ほかにも、ササなどを編んで作られた「編組製品」、「クリ」「トチノキ」「クルミ」などの植物遺体などの貴重な資料を展示し、縄文時代の生活や、遺跡及び周辺の環境について明かしていきます。

 さらに、関連講座としてプラネタリウム「縄文人が見た4,000年前の星空」が開催されます。
さいたま市青少年宇宙科学館との初めての共同事業です。今回は4,000年前の南鴻沼遺跡の人たちが見た星空を再現します。彼らが見た星空はどのようなものだったのか。同じ星空を見ながら、縄文時代に思いを馳せてみましょう。
そして、現在の星空と、4,000年前の縄文人が見た星空、二つの星空をこの機会にぜひ、見比べてみませんか。

・会 期 平成27年10月10日(土曜日)から11月23日(月曜日)
・会 場 さいたま市立博物館 1階 特別展示室
・時 間 9時から16時30分
・休館日 祝日を除く月曜日、
     10月13日(火曜日)、11月4日(水曜日)

展示構成

  1. 南鴻沼遺跡とは
  2. 水辺に残る遺構
  3. 縄文人の植物利用
  4. 科学分析から周辺の環境を考える
     

関連講座<終了しました>

(1)プラネタリウム「縄文人が見た4,000年前の星空」

日時:平成27年11月8日(日曜日) 午後3時20分集合(投影は3時50分から4時40分)
会場:さいたま市青少年宇宙科学館(さいたま市浦和区駒場2-3-45)
定員:100名
費用:大人408円、小人(4歳から高校生)160円
構成:さいたま市青少年宇宙科学館との共同事業です。4,000年前の南鴻沼遺跡の人たちが見た星空はどのようなものだったのか。同じ星空を見ながら、縄文時代に思いを馳せてみましょう。

(2)南鴻沼フォーラム「南鴻沼遺跡の成果を語る」

日時:平成27年11月15日(日曜日) 午前11時~午後4時
会場:大宮図書館視聴覚ホール(さいたま市大宮区高鼻町2-1-1[市立博物館となり])
定員:90名
費用:無料 
当日スケジュール:
   10時30分 会場
   11時00分 開始・館長挨拶
   11時05分 南鴻沼遺跡の概要(山田 尚友 氏 [さいたま市遺跡調査会主任調査員] )
   11時20分 鴻沼低地の珪藻から見た古環境(高原 勇夫 氏)
   11時50分~12時50分 昼休憩
   12時50分 南鴻沼遺跡の植物利用(佐々木 由香 氏 [昭和女子大学人間文化学部非常勤講師] )
   13時35分 南鴻沼遺跡の縄文人(岡村 道雄 氏 [奥松島縄文村歴史資料館名誉館長])
   14時20分 休憩
   14時35分 ディスカッション 南鴻沼遺跡における縄文人の植物利用
   15時45分 質問
   16時00分 終了  

展示解説<終了しました>

博物館職員による展示解説をおこないます。(申込みは不要)
10月18日(日曜日) 「縄文時代のクルミをさわってみよう」
11月 1日(日曜日) 「丸木舟を観察してみよう」
各日 午前11時~・午後2時~ 30分程度

展示図録の販売

価格 900円
規格 A4版、カラー、60ページ
重さ 310g

図録表紙

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電話番号:048-644-2322 ファックス:048-644-2313

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