ページの本文です。
更新日付:2014年9月6日 / ページ番号:C011732
平成22年10月2日(土曜日)から11月23日(火曜日・祝日)まで開催
さいたま市域が、かつて「製糸の町」であったことをご存知でしょうか。
明治政府が推進した殖産興業政策は、日清・日露戦争後の好況により、製糸業においても、生糸が日本最大の輸出品となります。そして農家の副業であった座繰(ざぐり)製糸から、大量生産の機械(きかい)製糸へと拡大していきます。主に長野県で繁栄した製糸会社は、豊富な原料(繭(まゆ)=COCOON(コクーン))と広大な土地を求め、県外へと進出を計画しました。埼玉県域は、労働力の確保や輸送における利便性から、多くの製糸会社が進出しましたが、さいたま市域においても、大規模な製糸工場が開業しました。
本展では、戦前、市内にあった製糸工場に焦点をあて、さいたまの近代産業の成立、そこで働く人々のくらし、町が発展していった様子とともに、今も市内に残る製糸の面影(おもかげ)をご紹介しました。
第1章 製糸黎明期
第2章 機械製糸の発展と変遷
第3章 製糸工女のくらし
第4章 製糸業から町政・市政へ
第5章 今も残る製糸の面影
価格 900円
A4判 カラー図版60頁
重さ 300グラム
教育委員会事務局/生涯学習部/博物館
電話番号:048-644-2322 ファックス:048-644-2313