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更新日付:2022年12月19日 / ページ番号:C070733

岸 光太郎 選手(車いすラグビー)

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岸光太郎選手

さいたま市出身の岸光太郎選手。車いすラグビーは障害の程度によって各選手に0.5~3.5点の間で持ち点が設定され、コート上の4名の合計が8点以内となるようにチームの編成をしなければなりません。岸選手のポイントは一番障害程度の重い0.5点。チームでは障害の程度の軽い相手のエースを封じ込める役割を求められることも多いです。

岸選手は2012年ロンドンパラリンピックに出場し、2016年のリオパラリンピックでは銅メダルを獲得しました。
日本代表の一員として2018年の世界選手権では優勝、2019年のワールドチャレンジでは3位を獲得しました。

車いすラグビーは東京2020パラリンピックでもメダルの獲得が期待される種目です。

パーソナルな部分について

Q.好きな食べ物はなんですか?
A.納豆が好きで毎日食べています。小粒やひきわりが好きです(笑)

Q.座右の銘は?
A.「備えよ常に」と「一隅を照らす」です。「備えよ常に」ですが、何が起きても対処できるように、いつも万全を期すよう心掛けています。試合前の準備を早くして先にコートに入って感触を確かめたり、練習でも余裕を持って集合したりするように心掛けています。「一隅を照らす」はどんな仕事であっても、いつでもベストを尽くすというような意味です。これは日の当たる(点を取る)プレーヤーではなく、チームプレーに徹する自身のプレースタイルとも共通します。

Q.さいたま市の思い出のスポットはありますか?
A.ボーイスカウトでよく行った大宮公園は今でも想い入れのある特別な場所です。

Q.趣味はなんですか?
A.写真を撮ることが好きで、練習や遠征先でも写真をよく撮っています。高校や大学ではずっと写真部だったんです。オフの日もラグビー仲間と過ごすことが多いのですが、その際にも写真を撮っています。

Q.毎日欠かさず行っていることはありますか?
A.ストレッチや筋トレは毎日欠かさず行っています。

競技について

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車いす同士が激しくぶつかり合うのが魅力

Q.競技を始めたきっかけは?
A.リハビリテーションセンターで紹介されたのがきっかけです。体育の先生が車いすラグビーの役員をされていて、当時丁度日本に車いすラグビーが入ってきたばかりで、ゆくゆくはパラリンピック競技にもなるよと言われていたのもあり、試しにやってみようかと。今思い返すと全てが巡り合わせでした。

Q.競技の魅力はなんだと思いますか?
A.車いす同士が激しくぶつかり合う接触プレーが魅力です。ですが、この競技の魅力は激しさだけではないんです。どうやってスペースを作り出すかやどうやってゴール守るかを考えチームが連動して動く、頭を使うパズル的な要素も魅力です。攻守の切り替えが早く、攻撃中にその後の守備のことを考えたポジショニングをすることもしばしばです。

Q.競技をしていて良かったことはありますか?
A.国内や海外に多くの友達ができたことです。全国各地にこんなに多くの友達ができるとは思いませんでした。

Q.競技をしていてつらかったこと・やめたいと思ったことはありますか?
A.つらかったことはあまりないです。きつい練習でもやめたいと思ったことはありません。敢えてあげるとするなら、思ったようなプレーができなかった時ですかね。車いすラグビーはいつまでも続けていきたいし、日本代表にも呼んでもらえる限りは貢献していきたいと思っています。

Q.パラリンピックの思い出を聞かせてください。
A.当たり前なんですが、選手村に障害を持った方が多くいてびっくりしました(笑)。お互いが支えあう優しい世界だった印象があります。また、障害者スポーツは同じ種目でも選手間の障害によるハンデがありますが、それ以外に福祉環境が良い国の選手は軽い車いすを使えたりと道具にもハンデがあるんです。そのような環境による差がスタート時点であったとしても、自分のベストを尽くそうと真剣に勝負に挑む。ハングリー精神の強さを多くの選手から感じました。

Q.東京2020パラリンピックへの思い、意気込みをお聞かせください。
A.日本で開催されることは何度もあることではないので、会場に来れるなら会場で、そうでなくてもテレビなどでパラリンピック競技のすごさを感じてもらえたらと思います。車いすラグビーは若い選手が多く出てきて国内のレベルも上がっています。私個人としては日本代表に選ばれ大会に出場することが目標です。

子ども・市民に向けて


Q.子どもたちが夢を叶えるには?
A.熱中できるような好きなことを見つけて欲しいです。それが夢になり、努力を積み重ねることで、いつしか目標になっていきます。

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ベテランらしい落ち着きを感じました

Q.最後に、さいたま市民の皆さんにメッセージを。
A.パラリンピックではゲーム性も高い競技が多く見ていただけたら新しい発見があると思います。車いすラグビーにも是非注目してください。また、パラリンピックは選手としても応援でもたくさんの障害者が来日します。皆さんの価値観というか、考え方を変えるきっかけにもなると思います!

※岸光太郎選手へのインタビューは、令和2年2月下旬に行いました。

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