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更新日付:2024年3月28日 / ページ番号:C096408

業務内容紹介(福祉)

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業務内容紹介(福祉)

 令和6年3月14日にオンライン開催しました「さいたま市職員を目指す人のための業務内容説明会」にて使用した資料を掲載します。
 ※資料の情報は令和6年3月14日現在のものです。

 資料のみ閲覧する場合はこちらをご覧ください。
 福祉の業務内容(PDF形式 1,356キロバイト)

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 皆さん、こんにちは!
 子ども未来局子ども家庭総合センター南部児童相談所の本多です。よろしくお願いします。
 この度は「さいたま市の福祉職について」をご覧いただき、ありがとうございます。
 ここでは主にさいたま市の福祉職の業務や配属先について説明します。

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 まず初めに自己紹介します。
 私は埼玉県さいたま市出身で、福祉系の大学を卒業後、さいたま市役所へ入庁しました。大学では社会保障分野や地域福祉分野を専攻していたため、将来の選択肢として漠然と地方公務員になれたらというイメージがありました。また、様々な対人援助業務に携わりたいと考えていたため、当時から一つの分野に絞らず、広く色々な部署で仕事をしてみたいとの想いから、地元で且つ政令指定都市であるさいたま市を志望しました。
 入庁して1~3年目には見沼区役所福祉課に、3~5年目には児童相談所児童保護係、6年目から現在の南部児童相談所に配属され、10年目になります。
 それぞれの業務内容についてですが、福祉課では生活保護法の規定に基づき生活保護費の支給をしたり家庭訪問をすることで受給者の方の生活支援を行うこと、児童保護係については一時保護所でのお子さん達への支援、家庭支援係では児童虐待対応や一時保護に関することで、いわゆるケースワーカーとしての業務です。
 基本的には3~5年程度で人事異動がありますが、福祉職はもっと長く一つの部署に在籍する場合もあるようです。

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 それでは、今回の内容について説明します。まず、福祉職の主な業務についての紹介をします。
 次に、福祉職の相談援助業務の主な内容について、支援のポイントはどんなところにあると考えているのか、などについて説明します。
 次に、福祉職として採用された後に、どんな部署に配属されているのかについて、説明します。福祉職が配属される部署はさまざまです。
 次に、福祉職の彩について説明します。彩?と思うかも知れませんが、日頃からそんなに意識していることではないのですが、ここでは敢えて福祉職の彩を付けるとしたら、こんな感じですという話をします。
 次に、実際の1日のスケジュールや、働いている職場の雰囲気について説明します。 ほんの少しでも雰囲気のイメージを膨らませてもらえればと思います。
 そして、写真で福祉職が働いている現場をいくつか紹介したいと思います。写真をみながら説明を加えさせていただきます。平成30年4月にオープンした子ども家庭総合センターについて、少し詳しく紹介いたします。
 最後に、皆さんへのメッセージをお伝えしたいと思います。今回は、こんな構成となっております。是非、最後まで、ご覧いただければと思います。

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 はじめに、福祉職の主な業務を紹介します。
 福祉職の業務は、相談援助に関する業務が多くなっています。
 いわゆる、対象者に対してケースワークを行うケースワーカーと言われるとイメージしやすいと思いますが、みなさんにとってはソーシャルワーク・ソーシャルワーカーと言った方が、聞き慣れているかもしれません。
 そんな相談援助に関する業務を、各区役所内に置かれている福祉事務所をはじめ、児童相談所、療育センター、市立病院、それ以外の専門機関としては、子ども家庭支援課の子どもケアホーム係や障害者総合支援センター、障害者更生相談センターなどで行っています。
 それぞれの業務の内容等については、このあと説明します。

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 福祉職の主な業務内容は、児童福祉や母子支援に係る相談、障害者や障害児、高齢者、生活保護の実施に係る相談援助業務などです。
 相談は、対象者本人、その家族や親戚をはじめ、学校や保育園、病院等、さまざまな機関から寄せられます。相談援助に係る業務として、さまざまな行政サービスや社会資源を活用し、問題の内容の整理と問題の軽減・解消に向けた調整、情報提供や助言などを行い支援します。
 行政機関の福祉職としては、他の機関や専門職と連携しながら、対象者が抱えている問題が軽減・解消していくように支援方法を見つけていきます。
 ここが大きな支援のポイントになってきます。

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 次に、福祉職が配置されている主な配属先とその業務について紹介します。
 はじめに、福祉局内に障害者更生相談センターや障害者総合支援センターがあります。障害者更生相談センターでは、身体障害者及び知的障害者に関する相談を受けており、障害者総合支援センターでは、18歳以上の本人や家族等に対し、障害者就労や発達障害に関する相談や支援を行っています。
 また、市立病院内に、患者支援センターがあります。ここでは、入院時における支援や、退院時の在宅療養支援相談、医療制度に係る相談や支援業務を行っています。

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 子ども未来局内には、総合療育センターひまわり学園という、障害児に対する療育の実施や、家族への支援を行っているセンターがあり、福祉職が配属されて相談援助業務を行っております。
 子ども家庭総合センターの中には、児童相談所や子ども家庭支援課などがあり、児童相談所では、児童虐待対応をはじめ、子どもに関するさまざまな相談援助業務を行っています。子ども家庭支援課内には、子どもケアホームという児童心理治療施設が設置されています。ここでは、中学卒業以降18歳に到達するまでの子どもを対象としたケアを行っており、子どもの自立に向けた総合支援を行っています。
 次に区役所ですが、さいたま市は10の区役所があり、それぞれの区役所の中に福祉事務所があります。福祉事務所の中に、福祉課、支援課、高齢介護課があり福祉職が配置されています。福祉課では、生活保護法による保護の決定や実施に関する業務を、支援課では、家庭児童相談に関することや、障害者や障害児の福祉に係る相談や支援に関することを行っています。
 また、高齢介護課では、高齢者福祉施設への入所や高齢者虐待防止対策、在宅福祉サービス事業に関する業務を行っています。

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 福祉職の職場のカラーについて説明します。部署によって多少の違いはありますが、職場内においてワークライフバランスが意識されており仕事と育児のバランスが取りやすいです。また、保育園の送り迎え等、職員の事情に対しての協力体制もあります。
 福祉職の中には、さまざまな資格を取得している職員も多く、お互いに専門職としての強みを活かしながら働くことが出来ています。日頃から気軽に多職種からの意見を聞くことができること、同様にそれぞれの現場経験などの話を聞くことができることも、貴重な機会であると考えています。
 そして、さいたま市を受験する方の中には、さいたま市外や埼玉県外在住の方もいます。市外や県外の方でも、さいたま市民のためにという志がある方、ぜひ同じチームの仲間として一緒に働けると嬉しいです。

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 また、福祉職としての資質の向上のために、入庁後も定期的に研修が行われており、学びの機会が多くあります。配属場所によっては、部署ごとに福祉職としての専門研修が行われているところもあるなど、入庁してからも常に知識をアップデートできていると思います。
 区役所にある福祉事務所では、福祉事務所等職員研修が行われており、福祉事務所職員としての学びの機会もあります。
 子ども家庭総合センター内においても、研修が多く行われております。さらに、児童相談所においては、内部研修や外部研修を含めて、充実した研修体系を組んでおり、職員の資質の向上を図っています。
 また、市の職員としての研修もあります。新規採用時や、年次別による研修等があり、公務員として必要な知識を学ぶ研修体系が組まれており、福祉職もこの研修に参加します。

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 次は実際にどのようなスケジュールで働いているのかを紹介したいと思います。
 これは私のある1日のスケジュールです。ご家族やお子さんとお話をすることが時間としては一番多くなってくるため、来所面接、家庭訪問をする時間が大部分を占めています。次のアプローチをどうしようと悩んだ際には、いつでも相談できる環境が児童相談所にはあるため、所内での相談の時間を設け、一人で抱え込まず、皆で一緒に考えるという体制があることは、ケースワーカーを続けていくうえでとても大きな支えになっています。
 お昼休みと就業後は気持ちを切り替えて、仕事をする時、休む時、遊ぶ時と、ONとOFFの切り替えをすることが、日々の業務に力を注ぐことのできるコツです。有給休暇も取りやすいので、人によっては旅行に行ったり、友人や家族との時間を作ったりと自分自身の時間も大切にできる職場だと思っています。

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 福祉の現場で求める人物像は、こんな人です。
 まず、一つ目として、困難なことに対して、積極的に取り組むことが出来る人です。
 福祉の相談援助に関する業務は、さまざまな支援を求めている人に対して、時には自ら対象者の元へ出向くといったアウトリーチをしたりと、対象者にあった適切な関わりをする必要があります。簡単に問題を解決出来ないことも多く、市役所内の他の部署や関係機関との連携、社会資源の活用等、積極的な取り組みが求められます。
 次に、支援が必要な人の立場に立って、柔軟に考えて行動が出来る人です。
 その人が抱えている問題を発見し、支援を行っていくには、対象者をよく理解することが必要です。そのためには、柔軟な考え方をもつことが必要で、時には対象者にチャンネルを合わせて考え方や気持ちを理解していくことが大切です。
 それから、常に傾聴の姿勢を持ち、対象者の話を聴くことができる人です。
 人の話を相談として聴くということは、簡単なようで難しいことです。ただ聞くのではなく、その言葉の中にどんな想いが含まれているのかなど、想像しながら傾聴することで、ご本人さんももしかしたら気付いていない本当の主訴(困りごとや課題)を発見することにも繋がります。

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 ここからは、写真を見ながら、福祉職が配属されている部署の説明をしたいと思います。
 こちらは、総合療育センターひまわり学園の外観です。障害児に対する療育の実施や、家族への支援を行っているセンターです。

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 こちらは、障害者総合支援センターの外観です。
 18歳以上の本人・家族等に対し、障害者就労や発達障害に関する相談や支援を行っています。

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 こちらは、子ども家庭総合センターです。平成30年4月に開設したばかりの施設ですので、少し詳しく説明をさせていただきたいと思います。
 子ども家庭総合センターは、子ども及び家庭をとりまく課題に総合的に取り組み、子ども及び家庭並びに地域の子育て機能を総合的に支援することを目的とした中核施設で、子ども家庭総合センター内には、総務課、児童相談所をはじめ、子ども家庭支援課などが入っています。
 子ども家庭支援課には子どもケアホームという児童心理治療施設があり、中学卒業以降18歳に到達するまでの子どもの自立に向けた総合支援を行っています。
 1階部分は市民コンタクトスクエアといって、どなたでもご利用できる施設になっています。2階から4階は専門相談機関となっており、さいたま市内に元々あった子どもや家庭に関する専門相談機関を1か所に集積し、これまでよりも、より密に連携を図りながら相談に対応しています。

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 ここは、誰でも利用できる1階部分の市民コンタクトスクエア内の乳幼児が遊べるぱれっとひろばの写真です。
 新型コロナウイルスの蔓延時は人数制限など感染対策を行いながら運営していましたが、現在(令和5年4月現在)は安全面などを配慮し混雑時のみの制限となり、より身近で利用しやすい施設となっています。ぱれっとひろばの中には、子どもコンシェルジュというスタッフが子どもたちの見守りを行っています。平日はお母さんが1人でお子さんを連れていらっしゃることが多いですが、土日はご家族揃ってご利用いただく方もいらっしゃいます。お父さんが1人でお子さんを連れていらっしゃる姿も見受けられます。

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 この写真も1階部分です。屋外には、小学生が遊べる屋根付き運動場があります。
 他にも中高生活動スペースのバンドスタジオやダンススタジオがあります。ここは、市内在住在学の中高生が無料で利用出来る場所です。

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 こちらは多目的ホールと調理室です。
 市内で子どもや子育てに関する活動をされている団体に、無料で利用していただいています。

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 こちらは、子ども家庭総合センターの屋外にある、冒険はらっぱです。冒険はらっぱは「プレイパーク」と呼ばれるもので、自分の責任で自由に遊べるよう工夫された手づくりの遊び場です。子どもでも大人でも、誰でも遊べて、好きな時に来て好きな時に帰って良い、そして何よりご自身が好きな遊びを共有できる場になっています。
 ここでは、お子さん達の「やってみたい」が出発点なので、禁止事項はできるだけ作らず、プレイワーカーというスタッフが見守りながら、ロープや布など様々なものを使って自由に遊びを生み出していくことを大切にしています。

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 ここも1階にある、「なんでも子ども相談窓口」と呼んでいるスペースで、相談カウンターの写真です。なんでも子ども相談窓口は、子ども家庭総合センターに遊びに来たついでに気軽にご相談いただけるようになっています。ここで相談を受けている福祉職の職員もいます。
 このように、子ども家庭総合センターでは、子どもに関わる専門機関が集積し、家庭や地域の子育て機能を総合的に支援しています。

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 おわりに、まとめのお話をさせていただきます。
 さいたま市の福祉職について、業務の説明や配属先の紹介をさせていただきました。さいたま市の福祉職の職員として採用されると、ご紹介したように配属先は実に様々です。各々得意とする分野や興味がある配属先があるかもしれませんが、基本的には、数年単位で人事異動によりいろいろな部署(業務)を経験することになります。福祉の専門職として様々な現場や新しい業務を経験することで、ご自身の中で新たな発見があったり、もちろん成長もあったりと、福祉職としての専門性を高めていくことが出来るのではないかと思います。
 時には苦しい場面にも立ち向かわざるを得ないこともあるかもしれません。ですが、時に泣いたり笑ったりしながら、職場の仲間と一緒にチームを組んで相談援助に関する業務の一つ一つの経験を積み上げていくこと、日々、研鑽のための研修などに参加し知識をブラッシュアップしていった結果、専門職としてより充実した支援を提供することができた瞬間は、他に代えがたい福祉職としてのやりがいだと感じています。
 今後、児童相談業務や生活保護業務を始め、高齢福祉、障害福祉とどの分野においても、行政機関における福祉サービスのニーズはますます高まっていくことが予想されています。たくさんの課題が常に目の前に立ちふさがる中、自分一人では到底成し得ないことでも、私たちはいつもチームで真剣に話し合い、助け合い、前に進み続けることで、さいたま市の福祉行政をより良いものにしていきたいという想いを、日々胸に抱いています。
 そんな福祉行政の明るい未来を、皆さんと仲間になって一緒に作り上げていくことができたら、すごく頼もしく、嬉しい気持ちでいっぱいです。
 福祉職として、将来活躍される皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。

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