市民の皆様へ（平成26年3月5日）

　皆さん、こんにちは。さいたま市長の清水勇人です。

　第22回オリンピック冬季競技大会（2014/ソチ）では、フィギュアスケートの羽生結弦選手が金メダルを、ジャンプの葛西紀明選手が銀メダルを獲得するなど、日本選手の活躍にたいへん興奮しました。このほかにも、惜しくもメダル獲得を逃したもののモーグルの上村愛子選手やジャンプの髙梨沙羅選手、フィギュアスケートの浅田真央選手の国民の大きな期待を背負って競技に臨む姿やインタビューへの対応には大きな感動を覚えました。

　3月26日からさいたまスーパーアリーナで、オリンピックのメダリストをはじめ世界トップクラスの選手の参加が見込まれる「ISU世界フィギュアスケート選手権大会2014」が開催され、オリンピックの感動を再び味わうことができます。今後も、国際、全国規模の大会を戦略的に誘致し、さいたま市の持つ優位性を活かして「スポーツ都市さいたま」としてのアイデンティティをより強固にしてまいりたいと考えています。さいたまの未来を担う子どもたちをはじめ、多くの方に本物に直接触れていただき、その迫力を感じていただきたいと思います。

　さて、さいたま市では、3月29日、30日の2日間にわたり「第2回さいたマーチ～見沼ツーデーウォーク～」を開催します。
　今回から開催時期を、見沼田んぼの見どころのひとつである「桜」を楽しみながらウォーキング出来るよう、3月の最終土曜日と日曜日に変更しました。1日目は「大宮公園と人形のまち岩槻ルート」と題して見沼田んぼの北側を、2日目は「見沼代用水と芝川満喫ルート」と題して見沼田んぼの南側をそれぞれ歩きます。両日とも5kmから30 kmまでの4コースを設けていますので、初心者の方でも気軽に参加できるようになっています。事前申し込みは締め切っていますが、当日申し込みもできます。
　同時に、さいたま市の特色ある「食」をテーマにした「2014さいたまるしぇ」も開催し、推奨土産品、Ｂ級グルメ、スイーツ等を販売しますので、多くの方にご参加いただきたいと思います。

　今回のコースとなっています見沼田んぼは、首都圏に残る貴重な緑地空間であり、豊かな自然を感じさせる田園風景が残されています。また、見沼代用水沿いに約2,000本の桜が約18.2kmの並木を形成しており、3月下旬頃には見事な桜の花の帯を堪能することができます。

　今後、見沼田んぼをステージに見沼代用水沿いに、さらに桜を植えて約20km超の「日本一の桜回廊」を創出していきたいと考えています。昨年11月には、市民、団体、事業者等の皆様とともに、「目指せ日本一！ サクラサク見沼田んぼプロジェクト実行委員会」を設立しました。新たに植樹を行うことにより、桜の拠点を創出し、さいたま新都心、大宮地区、美園地区等のまちづくりと一体性を持った桜回廊づくりを目指していきます。そして、桜に囲まれた自然環境豊かな魅力ある都市空間づくりを推進し、地域の活性化につなげていきたいと考えていますので、市民の皆様には、引き続き、ご理解とご支援を賜りますようお願いします。

　さいたま市長　清水　勇人