市民の皆様へ（平成24年11月28日）

　皆さん、こんにちは。さいたま市長の清水勇人です。

　去る11月5日、指定都市市長会議が、また11月13日には九都県市首脳会議が、それぞれ開催されました。

　指定都市市長会議におきましては、地方の声を国政に反映させるための方策や大都市制度改革の方向性について議論を行うとともに、総務大臣とも意見交換を行いました。住民に身近な基礎自治体が、可能な限り、一元的に事務を行うことで、市民ニーズに対応した行政をワンストップで行うことが可能になりますし、指定都市である本市には十分その力があると考えております。権限移譲も含めて、さいたま市として、更に何ができるのか、何をしなければならないかを、様々な分野で考えていきたいと思っています。

　また、九都県市首脳会議においては、地方分権改革の実現に向けた要求の採択や、防災、子ども、環境、まちづくり等の首都圏が抱える課題についての議論を行いました。私からは、「居所不明児童生徒に係る対策について」の共同研究を提案し、今後研究を進めることとなりました。

　さらに、九都県市首脳会議と同時に開催された首都圏連合フォーラムにおいては、外国人観光客・ビジネス客等の誘致の促進、首都圏経済を支える中小企業等の国際展開の推進について、九都県市の商工会議所と共にフォーラム宣言を採択いたしました。特に、東京都が立候補をしている2020年オリンピック・パラリンピックについては、首都圏が一丸となって招致活動を支援していくことで意見が一致いたしました。東京開催が実現すれば、首都圏への効果も期待され、さいたま市を世界へＰＲする大変良い機会になると考えておりますので、招致機運を一層盛り上げていきたいと考えております。

　こうしたなか、本市とスポーツコミッションの連携した誘致活動により、最強の女子サッカークラブを決める二つの大会が、さいたま市で開催されることになりました。

　まず、「mobcast cup国際女子サッカークラブ選手権2012」は、3か国以上の女子クラブチームによる国際大会としては世界初であり、11月22日に浦和駒場スタジアムで、11月25日にはＮＡＣＫ5スタジアム大宮で試合が行われました。また、12月には「第34回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会」の準決勝、決勝戦が、ＮＡＣＫ5スタジアム大宮で開催されます。今後もサッカーを始め、スポーツを一つの柱として、全国に、そして世界に向けて、さいたま市を発信し、スポーツでさいたま市を元気にするまちづくりを積極的に進めてまいります。

　これからも、子どもが輝く絆で結ばれたまちの実現に向け「しあわせ倍増プラン2009」に全力で取り組んでまいりますので、市民の皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。

　季節が移り変わるのも早く、市内各地で、冬の街を彩るイルミネーションが華やかな輝きを放っています。これから、寒くなる日が多くなってまいりますが、健康には充分ご留意ください。

　さいたま市長　清水　勇人