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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C010984

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

市民の皆様へ(平成22年4月1日)

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さいたま市長

 春の日差しが心地よくなり、入学・入社のシーズンを迎えました。満開の桜が、新たな門出を祝福しているかのように感じられます。

 さいたま市でも、3月28日、地域の皆様の念願でありました「大宮盆栽美術館」が開館し、新たな文化の発信拠点として、また、観光の拠点として大きな期待を担ってスタートをしたところです。大宮盆栽美術館は、世界初の盆栽に関する公立美術館であり、盆栽の聖地として国内はもとより、世界的にも有名な「大宮盆栽村」に隣接しており、数々の名品、盆器、水石など多彩な資料を公開しております。今後は地域との連携を深め、さいたま市の魅力をさらに高めていきたいと考えております。

 さて、先日、2月定例会も終わり、私が初めて本格的に編成した平成22年度当初予算を議決いただきました。

 過去最大74億円の市税収入の減少など厳しい財政状況の中、「子どもが輝く絆で結ばれたまち」を実現するため、すべての事業をゼロベースから見直し、既存事業の聖域なき棚卸しを実施するとともに、少ない予算で大きな効果を上げる工夫等により、健全財政を維持しつつ「市民生活重視」を基本方針とした予算となりました。見直しにあたっては、単なる事業の廃止、縮小ではなく、新しいサービス、より有効なサービスへの転換を心がけ、114億円の行財政改革効果を生み出しました。

 いよいよ「しあわせを実感できるさいたま市」へ向けて名実ともに船出します。

 私は、しあわせとは経済的な豊かさだけではなく、夢、健康・長寿、安全・安心、環境、経済・雇用といった視点、また人と人との絆、そして地域への誇りが大切な要素と考えています。中でも、健康で長生きをすることは、人間にとって最もしあわせなことです。

 厳しい財政状況にあっても、行政として高齢者福祉のために行わなければならないことが二つあると考えています。

 一つは介護予防や生きがいづくりなど、健康で長生きをしていただくためのサービスの充実、そして、いざという時に医療や福祉の面で市民の皆様をお守りする体制づくりです。

 平成20年の県内の殺人事件のうち介護を原因とするものが3番目、また介護を苦にした自殺も数多く大変痛ましいことと思っています。私は、これを何とか止めなければならない。介護している方をしっかり支援していかなければならない。そう考えています。

 このような考え方のもと、2月定例会で敬老祝い金の見直しを提案させていただきましたが、継続審査となりました。
 敬老祝い金の見直しは、単なる事業の縮小ではなく従来の「金銭給付」から「サービス給付」へと市民の皆様にとって、より良い方向へと発想を大きく転換したものです。

 これによって生み出された財源を含め高齢者福祉の更なる充実のために、介護者を支援する地域包括支援センターの年中無休化に向けた増設や増員、また介護者サロンの開設、さらに配食サービスの拡充や特別養護老人ホームの整備、高齢者サロンの拡大、そしてシニアユニバーシティやシルバー人材センターなど元気な高齢者の活動支援やシルバー元気応援ショップ制度の創設など、今後も様々な施策を打ち出してまいりたいと考えています。

 私は、市民の皆様一人ひとりが「しあわせを実感できるさいたま市」に向けて、全力で取り組んでまいります。市民の皆様には、なにとぞ、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成22年4月1日
さいたま市長 清水勇人

(補足)シルバー元気応援ショップ制度
市内に居住する65歳以上の方に発行しているシルバーカードの提示により協賛店で割引サービスを受けられる制度(9月開始予定)

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