市民の皆様へ(平成28年2月12日)
皆さん、こんにちは。さいたま市長の清水勇人です。
2月に入り、梅もほころび始める季節となりましたが、まだまだ厳しい寒さの日も続いています。インフルエンザも流行していますので、くれぐれもお体にはご留意ください。
節分を過ぎますと、3月には桃の節句、5月には端午の節句と、子どもの成長を祝う行事が続きます。さいたま市では、「子どもが輝く絆で結ばれたまち」を目指して、子育て支援の充実や質の高い教育の実現に、全市をあげて取り組んでいます。
先月21日に、さいたま市の子育て支援の拠点となる(仮称)子ども総合センターの起工式がありました。このセンターは、「総合相談機能」と「専門相談機能」の2つの相談機能を同時に備えています。また、「地域の子育て支援機能」や、子育てに関する「企画・研究機能」などを備えます。未来を担う子どもや青少年の健やかな成長を支援する拠点として、平成29年度の開設を目指しています 。
子育て世代のはたらき方や、子どもをとりまく環境は大きく変化しています。お父さんの子育てへの積極参加はもとより、祖父母や地域の方々の役割もますます重要になっています。平成22年にスタートした「さいたまパパ・スクール」は、今や、講座を卒業したお父さんたち自身によって企画・運営されています。今年度までに延べ140人を超えるお父さんが受講生として参加してくれました。
祖父母世代の皆さんによる「孫育て」もますます重要になっています。さいたま市では孫育てを応援するため、今年の1月4日から「祖父母手帳」の配布をスタートしました。この手帳には、子育ての新常識や、親世代と祖父母世代の付き合い方など、孫育てに役立つ知識やヒントを満載しています。たいへんご好評のため、現在増刷の準備を進めています。ホームページからも電子書籍版のご利用、またはPDF版のダウンロードができますのでぜひご活用ください。
また、地域の方々によるさいたま市の寺子屋ともいえる「チャレンジスクール」は平成21年にスタートし、現在「放課後チャレンジスクール」は市立小学校の全校で、「土曜チャレンジスクール」は市立小・中学校の全校で実施されています。スクールに参加する生徒や、それを支えてくださるスタッフの数は毎年増加を続け、昨年度の子どもたちの参加者数はのべで約17万人、ボランティアスタッフはのべ約4万7,000人を超えました。チャレンジスクールで、子どもたちが地域の方々からも勉強やスポーツを学ぶことで、子どもたちと地域の絆が強まり、地域全体が子育てに関わるまちづくりが進んでいます。
人口減少が進む今日、子育てや教育は、日本の未来をつくり、さいたま市の未来をつくることに他なりません。これからもさいたま市は、「子育て楽しいさいたま市」を目指します。
子育て真最中のお父さんお母さん、祖父母世代や地域の皆さん、子育てを楽しみ、子育てに積極的に関わり、地域全体で力をあわせて子育てに取り組みましょう。
さいたま市は子育てに関わるすべての皆さんを応援しています。
さいたま市長 清水 勇人
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