“絆”現場訪問（6月28日 障害福祉サービス事業所「杉の子園」・「みずき園」）

　中央区にある杉の子園とみずき園を訪問しました。

　杉の子園は、心身の発達に遅れのある児童を対象とした通所施設です。基本的な生活習慣や社会生活への適応力を身に付けるための早期療育を行っています。園児が将来、自立し、社会経済活動へ参加できるよう、集団生活の中で様々な指導や訓練を行っています。

　この日は、元気な園児たちと一緒に、音楽に合わせて体操やダンスをしました。

　みずき園は、杉の子園に隣接していて、心身に重度の障害を持つ方を対象とした通所施設です。常に介護を必要とする方に対し、日中の排泄、食事の介護や創作的活動、生産活動の支援などを行っています。

　この日は、利用者の方がボランティアの方に髪を切ってもらっていました。みずき園の利用者は、重度の障害を抱えているため、理容室などでカットすることも困難な場合があります。ヘアーカットボランティアの方に来ていただき、本当に助かっていると、利用者の保護者の方が感謝していました。

　本市では、平成23年4月に、「誰もが共に暮らすための障害者の権利の擁護等に関する条例」、いわゆるノーマライゼーション条例を施行しました。市民の皆様には、趣旨をご理解いただき、障害者も健常者とともに生活できるノーマライゼーション社会の実現に向け、ご協力をいただきますようお願いいたします。