“絆”現場訪問(5月11日 市指定無形民俗文化財「南部領辻の獅子舞」)
本年が「南部領辻の獅子舞保存会」が結成されて15周年という記念の年であることから、今回、初めて拝見させていただきました。
さいたま市では4つの獅子舞を無形民俗文化財に指定しており、“南部領辻の獅子舞”は、そのうちのひとつです。この獅子舞は、今から遡ること900年くらい前、武将で笛の名手でもあった新羅三郎義光が、兄の八幡太郎義家を助けるため奥州に下向した際、軍兵の士気を鼓舞するために行われ、これを鷲神社に奉納したものを、土地の者が習い覚えて、今日に伝わったとお聞きしました。
昭和44年5月の舞を最後に、一時途絶えたものの、「南部領辻の獅子舞保存会」をはじめとするご関係の皆様のご努力によって、平成12年10月に見事に復活を遂げることができたそうです。
別名「竜頭の舞」とも言われており、その名のとおり、竜が天を舞うように、また地を這うように、華麗に激しく勇壮な舞で、大変すばらしいものでした。
今後も、この歴史ある「南部領辻の獅子舞」を将来にわたり伝え守り続けていただくことを願うとともに、伝統文化を継承する大切さを強く感じた訪問でした。
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