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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C020275

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

“絆”ミーティング(平成24年10月9日)

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今回の“絆”ミーティングは、育児休業を取得した男性職員が参加して、『男性の育児へのかかわり方』をテーマに開催しました。
はじめに清水市長から「さいたま市でも、父親が育児に参画できるように“さいたまパパ・スクール”とか、あるいは子育て支援センターなどで、父親の子育て参加のためのプログラム、あるいは親の学習などいろいろな事業を行っているところです。また、保育園や市立幼稚園においても1日保育士・幼稚園教諭体験を取り入れていただいて、少しずつ増えてきているところです。子育ての中で、まさに幼児期は非常に大切だと思います。そのような意味で、多くのお父さん達に育児にかかわっていただきたいと思っています。今日は、皆さんから、育児休業を通じていろいろ感じたこと、男性、父親の育児へのかかわり方などについて話していただければと思います」とのあいさつがありました。

職員に囲まれる市長

職員からの主な意見

  • 育児休業を取得した動機は、妻が赤ちゃんを触ったこともなくかなり育児に不安を感じていたので、その不安を和らげるためです。また、子どもは1歳位までが一番成長が大きいと思っていますので、その成長を妻と一緒に楽しみながら育てたいと考えました。仕事をしながら育児をするという選択肢もありましたが、どうしても平日の大半の時間は仕事に時間を割かれ、私が考える育児参加はできないと考えて育児休業を取得しました。
  • 育児休業取得の動機になったのは、結婚したばかりの頃、「育休って男の人も取れるんだって」という妻の一言でした。その頃は育児休業の知識も全くなく、産休と育休の違いも分からない状態で、何で男が休めるんだ、と漠然と思っていましたが、その後娘が誕生し、日ごとに成長していく姿を目の当たりにしている内に、今この瞬間、我が子ともっとかかわっておきたいという思いに駆られるようになりました。
  • 育児休業期間の子育ての中で一番嬉しかったことは、育休中に子どもの初めての寝返りを見られたことで、息子の成長が実感できました。また、育休は自分の働き方を考えるきっかけにもなりました。特に日々の時間管理やスケジュール管理を意識するようになりました。
  • 育児休業を取得して感じたことですが、個人的には当初の目的であった、妻の不安を解消して一緒に育児をしていく、最初はただ寝ているだけだった子どもが歩いて単語を話すようになるまでの成長を妻と楽しみながら育児を行う、という目的は達せられ、育児休業を取得して本当に良かったと思っています。
  • 私は、育児休業を取得したことで家庭の中での自分の立場を意識するようになり、また、お互いの立場を知ることで夫婦の絆を深めることができました。私にとっての育休とは、自分の中のOSの、「父親」への書き換え作業だったのではないかと思っています。
  • 育児休業は、家族の絆を深めるという点で非常に重要だと思っています。通常、母親と子どもという環境の中で、二人だけでいるということは時間的にも相当厳しいところもあると思いますし、私も育児休業を取得して、家族のために家事や買物などいろいろなことをやりましたが、そのような貴重な体験ができて良かったと思っています。
  • 妻と会話する機会が増えたと思います。また、ストレスとか育児ノイローゼとかの問題もあり、私が仕事から帰ってくると、妻が[今日はこんなことがあった・・]といろいろと報告するのですが、妻はそれを聞いてもらってすっきりする、というように相手の気持ちが解って、自分の意識が優しくなれてきたと思います。
  • 自分は窓口業務ですが、子連れの方が来られた時、何か困ったことはないかとか気になったり、自分の方からカウンターから出て行って子連れの方に便宜を図るとか、以前はできなかったことができるようになりました。優しく接して差し上げたいという気持ちが出てきたと感じます。
  • 女性は妊娠してから、出産までの1年間で育児に対する意識が非常に高まりますし、言わばお腹の中で育児をしているようなところがあると思いますが、男性は子供が生まれてから初めて育児に意識が向き始めると思います。そのような点で、男性は女性よりも育児に関する意識とか取り組み方が遅れてしまいますので、男性も、子どもの誕生前に育児は始まっている、という意識を持つ必要があると思います。
  • 仕事に復帰してからは、家で過ごす時間を意識して仕事ができるようになりました。以前は、一時間位遅く帰っても良いだろうと思っていましたが、妻が一人で子育てをしている状態から、なるべく早く解放してあげて、夫婦で子育てする状態にしないと待ってる方がもたない、ということを身をもって体験しましたので、意識して仕事も重点を置いて行うようになりました。普段は意識して定時に帰るようにし、どうしても仕事がたまってしまった時はまとめて残業するようにしました。時には朝早く出勤するなど、臨機応変に時間を使うことができるようになりました。
  • 共働きではないので休むと経済的に暮らしていけないとか、夫婦で育児休業を取得するという制度が良く解っていないというようなことも耳にします。このような点から、例えば子どもの誕生後の生活のリズムが整う1ヵ月位は育児休業手当金の引上げを行って収入面での不安をなくしたり、子どもが生まれる際に男性職員に対して育児休業取得の意思確認を行う等の改善はできるのではないかと思います。
  • さいたま市役所は、私が以前勤めていた民間の会社と比べ、はるかに男性職員が育児休業を取得しやすい環境にあると思います。現在区役所で勤務していますが、仕事内容に男性・女性の区別がなく、また人事異動も定期的に行われます。そのような点から、自分は大きな組織の中で働いているという意識があり、そのようなことが育児休業を取得しやすくしていると思います。
  • 男性も育児休業を取るものだという風潮をつくることが大事だと思います。そのためにも、子どもの誕生を控えた職員がいたら、当時の私の上司や先輩のように、育児休業を勧めてもらえるようなことがある環境であればいいと思います。
  • 課題の1つとして、意識の問題のほかに、育児休業で抜けた穴を職場でどう埋めるか、が大切だと思います。代わりがいればいくらでも休める訳ですし、代わりを埋めてくれれば取得したいと思っている職員は潜在的には多いと思います。

市長からは「以前、1日幼稚園教諭を体験したことがありますが、その時、子ども達の純粋な姿に触れて、心が洗われるような気がしました。そのような経験を通じて、子どもに対する意識が変わってきて、今は、どこの家の子どもでも関係なく、共通の宝、財産だと思っています。また、育児に参加するということは、結果的にお父さんも人間的に成長するでしょうし、子どもにとっても良いし、特にお母さんのストレスを和らげるという効果は大きいと思います。
どうか皆さん、積極的にワーク・ライフ・バランスを活用しながら仕事をやっていただきたいと思います」との話がありました。

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