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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C020470

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

“絆”ミーティング(平成24年10月19日)

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今回の“絆”ミーティングは出前講座を経験した職員を集め「市民との情報共有感の推進について 出前講座を経験して」をテーマとして開催しました。
はじめに清水市長から、「私たちは市報やホームページなどいろいろな形で、皆さんの頑張りを含め、たくさんの良い情報を市民の皆さんにお伝えしていますけれども、なかなか届いていないという実感を持っています。それを伝えていく方法の一つが出前講座だと思っています。また伝えるだけでなく、相手のいろいろな声を聴くチャンスにもなりますし、その政策について伝えていく皆さん自身もより理解が深まっていくだろうということもあり、その意味でこの出前講座を如何に戦略的に実施するかが、非常に重要だと思います。皆さんは既に出前講座をやられ、いろいろな感想を持たれていると思いますので、忌憚のないお話を聞かせてください」とのあいさつがありました。

職員に囲まれる市長 

職員からの主な意見

  • 防災課が行う出前講座は「さいたま市の防災対策」というものです。防災に関する資料等を事前にかなり勉強されて出前講座に参加される市民の方がとても増えていると感じています。そのため、終わった後の質問ではかなり幅広い質問が出ています。こういった意味から、講演者側もかなり専門的な勉強をしていかないとできないと感じているところです。出前講座はご高齢の方が参加される傾向にあるのですが、自治会、自主防災会で開催される訓練の中では若い家族の方も見受けられますので、少しずつ防災に関する意識が高まっているのではないかとも感じています。
  • 介護保険課では「ご存知ですか介護保険制度」という講座名で出前講座を行っています。受付は本庁の介護保険課が窓口となり、実際には区の職員に対応してもらうのを原則にしていますが、私からも7月に説明をさせてもらいました。介護保険制度は、わかりやすいパンフレットを使って説明をさせてもらっていますが、その時には新規の高齢福祉サービスについても説明をしました。資料としてパワーポイントサイズのものを使わせてもらったところ、字がちょっと小さいというご意見をいただき、うっかりしたなという反省もあります。グループで毎月勉強会をやられている高齢の方の団体が、議題の一つとしてこの出前講座をよく利用されているのかなと感じているところです。
  • 障害福祉課は「ノーマライゼーション条例って何」という講座で3回呼んでいただきました。講座の概要は、条例の制定の経緯から始まり、用語の説明とか、障害者の差別の禁止とか、虐待の問題であるとか、それに伴う市民の役割、市の役割、そして、私どもが行います施策の推進といった内容で説明してきました。60分で、ある程度細部に亘るところまで説明したのですけれども、内容が法律や条例、あるいは差別や虐待というちょっと難しいテーマでしたので、ご理解をいただくのが難しいという場面が正直ございました。今後いろいろ経験を積む中で、自分のエピソードを織り交ぜながら臨場感のある説明ができれば、また訴えかける力が付いてくるのではないかと、自分で努力していきたいと思っています。
  • 観光政策課では平成22年に「おいでよさいたま新発見」という観光の標語を定めて、これを基にパンフレットやポスターを作り、PRを図っています。当初市外の方をターゲットに、さいたま市の観光資源の盆栽とか鉄道、人形、うなぎ、サッカー、漫画といったことを知っていただこうと始めたのですが、市民の方にも、さいたま市の観光資源やそのPR方法をご存じない方がまだまだたくさんいるとわかり、観光PRを知っていただく場としてこの出前講座を使わせていただいています。前半部分では観光資源のPRにそれぞれの分野を代表する方々を観光大使として任命し、いろいろな場所でPRしていただいていることを説明し、後半では、出前講座を希望された団体から、事前に資源の中でどんなお話をお聞ききになりたいかをお聞きして、基本は、該当する観光大使からお話を伺うという2部構成にしています。実際、7月に一度盆栽について実施したところです。
  • みどり推進課では、7月に染谷の市民グループの方から「見沼田んぼを歩く」というタイトルで出前講座の依頼があり、8月末の日曜日に開催しました。見沼たんぼの紹介DVDを見ながら見沼の歴史や現在の状況をお話し、散歩道ガイドを参加した方全員にお配りしました。3年前に市民の方と一緒につくったウォーキングのモデルコースで、一度家の周りを歩いて新発見があればいいですねというような簡単なお話をしつつ、グループの毎月の活動などのお話をお聞きしながら、あっという間に時間が過ぎていってしまいました。やはり、住んでいるけれども知らないことも多かったということなので、やってよかったと思いました。ここは元々治水のためにいろいろな開発が制限されているということは、若い方も知っていた方がいいと思うので、そういうことをこれからいろいろな世代にどう伝えるかが課題になるのかと感じました。
  • 救急課の出前講座は「救急車の呼び方と緊急時安心キットのお話」というテーマで開催し、昨年4回、今年は既に4回実施し、11月までに8回ほど予定が入っています。出前講座は、なるべくお話だけでなく、映像を活用した講座としています。「救急車の呼び方」では、救急通報のポイントとして、通報時に慌てていると119番通報が110番通報になってしまうといった基本的な内容から、救急車を呼んだ時の応急手当の重要性、救急隊が到着した時にお話していただきたい内容などを、簡単にわかりやすく説明します。「緊急時安心キット」は、救急車を要請した時に意識障害とか、家族の方がいらっしゃっても倒れた方の状況がよくわからないといった事案が増え、病院の受け入れ態勢も含め、病院に到着するまでの時間がどんどん遅延している現状で、高齢者の方等々を踏まえて、緊急連絡先やかかりつけの医療機関等々の緊急情報を事前に書き入れて冷蔵庫に保管していただくよう配布しているものです。緊急時安心キットの緊急情報シートの書き方から、中のシールをどういうところに貼るのかといった基本的なお話をさせていただいています。
  • 文化財保護課では「さいたま市の文化財と歴史」というテーマを設定しています。文化財がメインで、昨今の状況の中で安心安全に直結する問題ではないので、特に庁内での位置付け等について大変厳しいところがあることは承知しています。ただ、反面、心に関わることであり、地域のアイデンティティにも関わることですので、私どもの立場で着実に業務を執行していく必要があると考えています。その点では市民の皆さんにも理解を深めていただく必要があり、それによって、文化財の保護もより確実になってくるのだろうと考えています。そのため、市民の皆さんに直接文化財の保護についてお話できるこの出前講座の機会というのは、実は文化財保護課の私たちの中では今数少ない機会になっています。実績としては、昨年度1回、今年度が1回ということで、なかなか申込みをいただいてはいない状況です。

市長からは、「それぞれ一生懸命やっていただいていることはよくわかりました。市民の要望に沿って出て行くので、積極的にやりたくても、ちょっと受身の中でやられているという印象を多く受けました。まだ本当にスタートしたばかりですので、やりながら、多少いろいろな変更や修正もあるかもしれません。もちろん待ちの姿勢で要望に応えるというところもあるのでしょうけれども、もう少し出前講座自体もPRをしていかなくてはいけないし、もう少しターゲットを広げるというか、来てもらう方を広げるためのアプローチというのが必要かなと思っていますので、また協力をお願いできればと思います。いずれにしても、ポイントは結局、広報の担当者だけが広報するということではなく、やはり各部署の皆さんが如何にそれをわかりやすく伝えて必要な人に利用していただいたり、活用していただくか。もしかしたら、いくつかの部局とジョイントしてやると、より効果が高まったり、より伝わりやすかったり、事業がスムーズに行ったりということもあると思うので、是非その辺も工夫していただきながら、やっていただければと思います」との話がありました。

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