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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C018092

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

“絆”ミーティング(平成24年5月22日)

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今回の“絆”ミーティングは、国、東京都、埼玉県、新潟市への派遣研修を終了し帰任した職員が参加して「派遣研修を経験してー外から見たさいたま市ー」をテーマに開催しました。
はじめに清水市長から「皆さんは、研修先の仕事のやり方や職員の皆さんの意識等いろいろなことを感じてこられたことと思います。それらの点をこれからさいたま市の職場の中でどう活かしていただくかということが、私たちにとって非常に重要です。仕事はいつも同じ考え方、同じ方法で進めていきますと硬直化をきたす恐れがあります。皆さんが研修で得た新しい気持ち、新しい感覚、新しいやり方等は貴重ですので、ぜひ職場の中で積極的に活かしていただきたいと思います。今日は皆さんから新鮮な感想や考え方を聞けるものと思っています」とのあいさつがありました。

職員に囲まれる市長

職員からの主な意見

  • 派遣先で一番感じたことは、仕事のスピード感の違いでした。市では効率的に業務をこなしていくという感じでしたが、研修先では、短時間で徹底的に議論を尽くし濃縮した形にしていくと感じました。また、徹底して議論をしつくし政策決定をしていくので、一度決めたことに対しては上司の方々の非常に強い責任感を感じました。
  • 地方分権時代になって、これからの市の職員は、国、県等を向いて仕事を行うのではなく、常に市民の皆さんを見て市民ニーズを的確に把握し自立した市政運営を行っていく職員が求められます。引き続き分権時代に即応できる職員の意識改革を進めていくことがこれからのさいたま市の100年に向けて重要であると思います。
  • 派遣先は、様々な省庁の方や地方公共団体、民間企業の方々が混在していましたので、横の繋がりが出来たことや国や民間企業の取り組み等の情報が得られ非常に有意義でした。
    派遣先で感じたことは、やはりスピード感の違いです。時間と質のバランスを考えて、与えられた短時間の中で常に最高の仕事を行うことが求められ非常に参考になりました。
    また、研修から戻って感じたことですが、常に国の施策はどこを向いているのかを理解し、市にとって有益なものであればしっかりと活用していくべきであると思いました。
  • 研修先の業務における目標設定と仕事の進め方で非常に参考になりました。目標設定の仕方としては、前年度実績、推移等を参考にこれくらいであれば達成できるというものを設定したものが相当ありますが、研修先では、現在の課題をクリアーするために何をどこまで達成できれば良いのかということを目標に掲げて業務を進めていました。
    達成できそうにない目標も、それが真に必要なものであればその目標を立てるべきという考えでした。例えハードルの高い目標であっても、前例等に捉われることなく実現のための方策をしっかりと立案して全員で達成のために努力していくということでした。このことが最終的にはより良い行政サービスにつながるのではないかと感じました。
  • 研修先では危機管理意識の違いを感じました。厚労省の食品安全監視業務を研修してきましたが、例えばマスコミで輸入食品関係の事件報道がありますと直ちに過去の輸入実績、違反実績等を調べ即応できる準備態勢を整える等その危機管理意識は非常に高いと思いました。派遣前の職場では、市に関係ない事件ではとかく聞き流してしまうことがありましたが、これからは常にさいたま市で起きた場合はどうかということを想定し検討を加えて、常に動ける体制整備を行っていくことが必要であると感じました。
  • 研修先の業務では、スピード感をもって対応することが大切ですが、一方未整理のまま単純に何でも公開することは、市民の皆さんの真の安心感にはつながらないと感じました。過剰な情報提供による混乱の回避と説明責任不足にならないように十分配慮した情報提供が求められると思いました。今後とも研修先で得た貴重な経験を仕事の中に活かしていきたいと思います。
  • 研修先では説明を判りやすくしようということで、基本的に上司への説明は必ずワンペーパーで要約報告が行われていました。このことは仕事のポイントを把握する上で、また判りやすく説明するということで非常に参考になりました。
  • 新潟市に派遣され、食と花をキーワードに都市ブランドの構築や拠点性の推進について研修してきましたが、外からさいたま市を見て、さいたま市が交通の結節点で東日本のゲートウェイであり、首都東京に近いという要因が市の魅力づくりにおいて非常に有効であると感じました。また、新潟市とは、Jリーグ、鉄道、漫画、盆栽等の共通点もありますので、今後さいたま市の魅力づくりを行っていく中で、新潟市とも連携を図りながら仕事を進めていくことが出来ればと思っています。
  • 東京都に派遣されましたが、都の職員はプライドを持って仕事をしていると感じました。
    組織では担当係制を敷いており、担当係長を中心として広く浅くでは無く、狭く深く業務を掌握していると感じました。先の東日本大震災に関わる業務でも、国から示された基準にそのまま従うことなく、自分たちの現場サイドに合ったように変えていくべきということで、国と交渉して基準を変えた事例などは非常に参考になりました。また、東京都の下水道施設は現在一斉更新時期を迎えており、逐次更新をしていますが、これは今後のさいたま市の公共施設マネジメント計画に非常に参考になると思いました。
  • 水道事業に関わる震災被害の補助金交付事業で被災3県や千葉県、茨城県等に行って現地調査を行い補助金額決定の業務を行いましたが、普段では経験できないことだったので非常に参考になりました。
    また、国においては災害時の指揮命令系統がすごくスピーディーで役割分担もしっかりと決まっており情報の収集・分析・提供がしっかり行われていると感じました。

市長からは、「皆さんが派遣先で得た仕事を進める上でのスピード感、徹底した議論の展開、市民の皆さんへの積極的な情報提供等を今の職場で活かして欲しいと思います。活かすに当たっては回りの人たちをどのくらい巻き込めるか、皆さんの経験をどのように活かしていくのか考えながら進めて欲しいと思います。いい事をやろうと思ってもなかなか実現しないことがあります。仲間をつくり少しでも理解者を増やして、カイゼンとしてみんなで一緒に展開していくことが必要であると思います。今回の研修で得た貴重な経験、知識等を皆さん個人限りにしないで、是非仲間をたくさんつくって皆さんの感覚に近い職場づくりを進めていって欲しいと思います」とのお話がありました。

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