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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C015662

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

“絆”ミーティング(平成23年10月25日)

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今回の“絆”ミーティングは、出納室及び各区総務課会計担当の職員と『時代に即した会計事務のあり方 適正かつ効率的な会計事務の再構築』をテーマに開催しました。はじめに清水市長から、「会計事務はある意味地味な仕事ですが、適正で効率的な会計の実現に向けて色々と工夫されているという報告を受けています。市民の皆様の税金を、適正に処理することは大変重要であり、これが損なわれると、さいたま市への信頼が崩れてしまいます。本日は時代に即した会計事務のあり方について議論していきたいと思います」とのあいさつがありました。

 職員に囲まれる市長

職員からの主な意見

  • 会計事務では、正確性はもとより、不正経理や不適切な会計処理を防ぐための対策が非常に重要であると思います。出納員等への実地検査及び会計事務研修会の開催に向けて準備を進め、内部牽制機能を強化し、正確で事故やミスの起こりにくい仕組みづくりを進めていくことにより、信頼性のある効率的な会計事務が構築されると思います。
  • 事務の効率化を図るためには、支出命令書の件数を減らして審査にかかる時間を削ることと、人の手では間違いが起きやすい処理をシステム化する方法に取り組んでいます。件数削減については他の政令市の事例を参考にしていますし、システム化については常に新しい情報に敏感でなければならないと感じています。
  • 各課の支出命令書の不備を減らすためには出納事務研修が必要だと思います。その際は、担当職員だけでなく予算執行の決裁を行う所属長も研修の対象にすることにより適正な予算執行や効率的な会計事務を行うことが可能になると考えます。
  • 職員の会計・予算執行に関する知識の不足を感じます。財政研修を実施し、予算執行の仕組みについて再認識してもらえれば、新たな改善に繋がっていくのではないかと考えています。会計事務では紙媒体が大きなウエイトを占めています。情報開示では電子化が有効な手段ではありますが、早計に進めてしまうことでかえって非効率になることもありますので、今後十分に検討する必要があると考えています。
  • 審査事務を行ううえで、資金の流れなど事務全体像の把握が難しいため、それを理解するためのマニュアルや、新任審査担当者のための研修会の開催が有効だと考えます。基礎的な知識を習得することによって、結果として会計事務の効率的な運営ができると考えています。
  • 支出書類の審査で疑問が生じたときに、他区の状況を聞いたり、財務会計システムで調べたりすることが多いのですが、さいたま市版の統一マニュアルが必要だと感じています。審査で迷った案件や、様式や添付書類の種類など、10区と本庁の審査課で統一した方がいいものを掲載し、問題点を共有して、解決・改善していけるようなシステムがあれば事務が効率的になると思います。
  • 会計事務は総務課の業務の一つで、区によってかけられる時間や人数が異なり、バラつきが出てしまうと感じています。判断基準を統一するためのマニュアルの作成や研修の実施をしていくことで信頼してもらえる会計事務が行えると思います。
  • 支出命令書の処理は新任の職員が勉強のために任されることが多いのですが、所属の仕事を覚えることを優先して、会計の勉強が後回しになってしまうケースが多いと感じています。また、震災時に被災自治体で会計業務を担当されていた方の手記を読んで感じたことは、ライフラインが壊れると予想のできないことが多く発生し、職員も混乱してしまうと思うので、本庁との連絡が途絶えた状況も想定して、自分たちで対応策を考えておかなければならないということです。
  • 会計事務は効率性もさることながら正確性が優先されるべきだと思います。予算執行に関しては、特定の職員が専属的・専門的に行うのではなく、全職員がスキル・知識を身に付けることで、全体として効率的で適正な事務が行えると思います。
  • 書類を審査する際は、何度も繰り返し書類を見るので、電子よりも紙ベースの方が見やすく、また、若手の職員に書類の不備を説明する際は、紙を持って担当課に出向き、根拠を説明しながら指導するため、紙の方が便利だと感じています。電子化にあたってはメリット・デメリット、緊急性を考慮し検討していく必要があると思います。
  • 区の担当職員に会計の知識を規則・マニュアル等を使って指導し、せっかく身に付けてもらっても、人事異動などがあるとリセットされてしまい、そこでまた一から指導するのは大変効率が悪いと思います。例えば新規採用職員研修や2年次職員研修等で基本的な会計事務についての知識を習得することも必要ではないかと思います。
  • 区役所の会計事務を区役所同士で監査し合ったり、区役所と本庁でチームを組んでお互いを監査したりするシステムを考えても良いのではないかと思っています。

清水市長からは、「会計事務を複数の目で確認することや、本庁と区役所で情報を共有化し、適正にしっかりと処理をしていくことは大変重要です。日々の仕事の中で、自分は組織の中でどういう役割を果たすべきか、どういう使命を持っているのかを常に考え、市民の皆様のしあわせを創造するための仕事をしているということを忘れないでください」などの話がありました。

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