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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C015929

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

“絆”ミーティング(平成23年10月12日)

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今回の“絆”ミーティングは、5年次職員研修修了者と「政策形成を試みて」をテーマに開催しました。
はじめに清水市長から、「それぞれの仕事が全体の中でどのような役割をしているのか考えながら仕事をしてほしいと思います。さいたま市職員として市民のために何ができるのか、どのような使命をもっているのかということを考え、是非、この政策を作った過程での経験を生かし、仕事をしていっていただきたいと思います。今日はその政策作成過程で感じたことも含めてお話できたらと考えています」とのあいさつがありました。

職員に囲まれる市長

職員からの主な意見

  • 急速に高齢社会へ進んでいく中、高齢者の孤独死を防ぐため、さいたま市歌「希望のまち」に振りを付け、市民体操として普及する政策を提案しました。事業の展開としては高齢者の体操リーダーを育成し、地域のイベントや学校等で活動していただきます。高齢者の健康増進と地域の連携が強化され、高齢者の孤独死の減少が期待できます。引きこもりがちな高齢者へどのようにアプローチしていくかが課題です。
  • 緑と共生できる地域を目指し、市民協働事業に着目し、10区で制定された区の花を用いた「花と緑のまちづくり推進事業」の拡大事業として政策提案をしました。商店会、自治会などで地域の住民による実行委員会を立ち上げていただき、地域の商店街等を区の花でいっぱいにしPRしていただきたいと考えました。商店街の活性化、集客力の向上、また地域への愛着心、絆が深まることも期待できます。
  • 「安心・安全」をテーマに今年起きた東日本大震災を振り返り、防災対策の課題を議論し、震災後、初期段階での市民の生命・身体の安全確保や帰宅困難者への対応など、行政だけでは迅速かつ幅広く対応することは困難であると考えました。そこで防災認定制度の導入という民間の力を活用した防災体制システムを考えました。民間企業等を防災認定制度により認定し、協力を得られるようにします。地域の防災力がアップし、市民一人ひとりの安心感が得られます。
  • 生活習慣病の予防として、食事バランスの改善をテーマに政策提案をしました。青年期・成人期にあたる、16歳から39歳までの年代に朝食欠食率が高いことから、20代から30代を対象に料理教室、栄養講座を開催する事業を考えました。食材は市内の農業者やJAに、講師には市内のレストランのシェフに、場所は市内のレストランとそれぞれに協力をいただきます。効果としては食生活の改善、料理教室を通してのコミュニティの広がり、地産地消の促進等が考えられます。
  • 安心安全をテーマに「21世紀型防災訓練」の政策を考えました。現状のさいたま市の防災訓練は調べた限りでは、参加率が低調であり、市民にとっては魅力が薄いのではないかと感じました。今後コミュニティの活性化や災害への意識を向上させるためにも、多くの市民が参加するような魅力ある防災訓練を検討する必要があると考えました。21世紀型防災訓練では防災訓練に運動会の要素をプラスしてチームごとに競う形にしました。またその場で非常食の試食販売会も行います。これにより今までより多くの方が防災訓練に参加し、危機管理意識の向上、災害への備えの向上等が考えられます。
  • 安心安全をテーマに救急車が到着する速さ日本一を目指す政策提案を行いました。「準救急隊」の設置をすることにより、救急車の出動回数が軽減され、本来業務に専念できると考えました。この研修を通し、チームワークの重要性を学びました。どんなテーマであっても夢を実現するための一助となるような政策を提案したいと思います。
  • 女性の雇用、特に子育て中の女性の雇用について掘り下げて考えました。就学前の子どもの預け先が見つからないために、就業できないという現状が見られます。そこで既存のハローワークの機能に支援課、子ども未来局、ファミリーサポートセンター、民間の保育園の情報等を一元化し、同じ窓口で案内する「子育て仕事両立センター」の創設について提案しました。これにより、不安も解消され、女性の就業が促進されることが期待されます。
  • 健康寿命を延ばすということをテーマにイベントを提案しました。地域の文化財や公共施設等を歩いて巡ることにより結果的にウォーキングしたことになる、というものです。地域への理解も深まり、愛着心も湧き、コミュニティの輪も広がり、健康増進に繋がることが期待されます。
  • 健康について食の面から考え、政策形成に取り組みました。食育についての時間を小・中学校のカリキュラムに組み込み、子どもたちを中心に食についての知識、興味を広げていくことを考えました。子どもから食育の知識が家族に広がることにより、政策のテーマにもしている、1日1食、家族で食卓を囲む、ということが促進されるのではと考えています。楽しく食卓を囲むことで、健康が促進されるのではと思います。

市長からは、「政策を実現化するための一つの鍵は、担当者の政策に対する思い入れだということです。どうしたらより良く、事業を成功させることができるのか、何が目的の事業なのかということを本気で考えて、魂を入れて日々仕事をしてもらいたいと思います。この研修での経験や感じたことを生かしてください」との話がありました。

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