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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C014139

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

“絆”ミーティング(平成23年5月16日)

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今回の“絆”ミーティングは、国や県への派遣研修を経験した職員と『派遣を経験して学んだこと、活かせること』をテーマに開催しました。
はじめに、清水市長から「派遣研修に行ってきた皆さんが、職場の文化も異なり、仕事の意識もやり方も違う環境の中で感じたこと、気付かれたことを含めて、今後のさいたま市のあり方などについて意見交換をできればと思っています」とのあいさつがありました。

職員に囲まれる市長

職員からの主な意見

  • 総務省で、鉄道、バス、船舶などの公共交通の財務状況の精査や地方債の許可や計画の策定をしてきました。国の職員はとても責任感が強く、地方を良くしたいという高い志を持っており、政策を実現するために、地方が何を必要としているのか、何に困っているのかという情報を求めていましたので、国、地方、市民が連携して情報を提供していくことが重要だと感じました。
  • 埼玉県で、県税の徴収と総務企画業務を経験しました。県は規模が大きいので、本庁だけが政策をつくるのではなく、地域機関が主体的に独自に政策を考えていました。さいたま市でも区役所が政策をつくれば、更に細かい分析や実態に合ったものができると思います。本庁は、区役所に情報提供などのサポートをして、区が独自に動きやすい体制を作ることが重要だと感じました。また、県は、職員同士が議論や意見交換を十分に行うことで、職員一人ひとり当事者意識を持って仕事をしていると感じました。
  • 内閣府で、公益法人の認定審査に関する業務を行っていました。国は市と比べてITインフラが充実していて、使っていてストレスが無い。設備投資にお金はかかるが、人件費を抑制でき、法人と国、都道府県の連携がスムーズにできるなどのメリットを感じました。また、国は、都道府県等からの照会に対し、考え方や法解釈の相談には乗るが、最終的な判断は地方に任せるという姿勢であり、そうした国から地方を見る機会を得られたことは、今後の業務に大変有益だと感じました。
  • 埼玉県で、県民向けの環境学習を担当しておりました。「エコライフDAY」という県民運動で、小・中・高校、事業所等の方に、二酸化炭素削減のためのチェックシートを使って参加していただきました。県の仕事は、数の成果にこだわり、関係者に積極的に電話をかけて参加を促し、事業の啓発をしておりました。広報活動にも積極的で、テレビ・新聞への露出度が市に比べ格段に高いと感じました。
  • 東京都で、国際大会や新しいスポーツの普及、市区町村のスポーツ行政の実態調査などを担当しました。東京都では、課長になる前に必ず出先機関への異動を経験します。現場を経験したことの無い人にとっては、良い経験になっているようです。さいたま市も区役所などを経験していない職員は、一度は現場を経験する必要があると思います。また、さいたま市は観光行政でまだ、弱い面がありますので、都の国際大会などの業務経験を活かして、スポーツを通して観光を活性化していきたいと思っています。
  • (独)国際交流基金日本語国際センターで、海外の高校や大学で日本語を教えている先生を日本に招いて、日本語の教授法や、日本文化の紹介をしていました。何十か国もの異なる文化や宗教の人たちと2年間過ごして、日本人に対する考え方を知る機会を得られ、大変参考になりました。さいたま市は、盆栽美術館、鉄道博物館、岩槻のまちなど観光や文化面で良い所があるのに、残念ながらあまり知られていないことが多かったので、散策しながら体で街や人の雰囲気を感じられ、好きになってもらえるようなアレンジを考え、PRしていきたいと思います。
  • 国土交通省で、市街地整備、区画整理、再開発など新しい街づくりの手法を学びました。国は戦略を作るうえで、臨海部の街づくりや、業務の集積を重要と考えており、港湾が無いことは日本の都市の中でマイナスポイントだということを実感しました。さいたま市は、港湾が無いことで、環境や産業の幅が狭くなってしまうという弱みを、他の分野で打開していく必要があると強く感じました。企業が東京の本社機能を埼玉に移すことは難しい面もあると思いますが、さいたま市が職住近接や在宅勤務など新たな働き方を考えることで、発展のきっかけになるのではないかと思います。
  • 文部科学省で、廃校施設の有効活用に関する仕事をしてきました。現在、公立学校だけで年間約520校以上が廃校になっており、その対策の一つに「みんなの廃校」プロジェクトがあります。国は事業のPRが上手で、ホームページの情報発信力も高く、実際に大学がホームページを見て廃校利用を決めたケースもあり、さいたま市も強化していくべきだと感じました。また、地方の講習会に出席して講演する機会がありましたが、人前で講演するのは初めての経験で、自分の考えを人に伝えることの難しさを知りましたので、その経験を活かして、市民に対しての説明会など、親身でわかりやすい話し方を勉強していきたいと思います。

市長からは、「さいたま市誕生10周年の今年、さいたま市を市民が日本一幸せを実感できるまちにするために何が必要か、もう一度考えて欲しいと思います。さいたま市役所は幸せづくりのコーディネートをしていくことが仕事だと思っていますので、そのために皆さんの職場の役割は何か、使命は何かを考え、何を目標にすべきなのかを自分自身で考えてもらいたいと思っています。そして、皆さんが派遣先で感じたこと、培ってきたことを周りの人に伝えていただき、良いところは参考にして、議論を活発に行い、当事者意識を持って仕事をしてほしいと思っています」との話がありました。

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