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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C014144

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

“絆”ミーティング(平成23年4月18日)

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今回の“絆”ミーティングは、平成22年度手話研修修了者と「私がこれからできること」をテーマに開催しました。
はじめに清水市長から、この4月に政令市で初の「さいたま市誰もが共に暮らすための障害者の権利の擁護等に関する条例」が施行され、障害のある方もない方も、地域の中でどのように共生し、暮らしていけるのか、スタートになる年だと思います。そのためには、職員の皆さん一人ひとりが障害のある方と同じ意識をもって仕事し、支援していくことが大切だと思います。
皆さんは1月から2月の間、計15回にわたる研修を受講し、単に手話というコミュニケーション技術を習得するだけでなく、聴覚障害者への理解や人権意識を深めることができたと聞いていますので、この条例の推進を率先していただきたいと思います。
今日は、研修を通じて感じたこと、これから仕事や日常生活の中で自分自身ができることなども含めて色々な話を聞かせてください。とのあいさつがありました。

職員に囲まれる市長

職員からの主な意見

  • 研修を受講したことで心のバリアがとれたように思います。聴覚障害者との交流会を通じて、手話だけでなく、身振りも合わせて表現することで通じ合えることを学びました。職員というよりも一人の市民として、草の根的に障害者の方々のために力を尽くしたい。
  • 研修の交流会を通して、聴覚障害者が日々感じていることや日常生活で困ること、聴こえないということがどれだけ大変かということが分かりました。東日本大震災においても、地震速報などの音の情報を健聴者は分かりますが、聴覚障害者はどのように情報を取得するのか、また、報道についても、最初は手話通訳者がついていなかったのが気になりました。研修修了者として、今後の業務を遂行していく上で、条例の推進の一助となれればと思います。
  • この研修を受講して、手話表現をたくさん覚えたという事実よりも、聴覚障害者の生活環境や聴覚を失うとはどういうことなのかということを知り、また、考える良いきっかけになったことが一番の成果だと思っています。東日本大震災の際にも「情報がきちんと届いているのか」、「手話通訳者を派遣できる状況にあるのか」、「障害者に避難経路がきちんと確保されているのか」など、色々考えることができたのもこの研修に参加したことが大きなきっかけとなりました。研修で学んだことを少しでも職場や私生活の中で話題を持ち出すことで、他の人が考えるきっかけになれば良いと思います。
  • 研修でコミュニケーション技術を学べたことはもとより、聴覚に障害のある方の生活について知るきっかけになったことがとても良かったと思います。「伝わるうれしさ、伝わらないもどかしさ」を聴覚障害者は日々感じていると思いますので、全職員があいさつ程度でも手話で表現できれば、相手の安心感にも繋がると思います。手話に限らず、相手に伝えたいという気持ちを持ち続け、より良い市民サービスができよう努力していきたいと思います。
  • 研修の特別講演の中で、聴覚障害者は災害時にも耳からの情報が入らないために、取り残されてしまうことがあると学びました。東日本大震災の影響で、聴覚障害者も避難所で生活していると思いますが、周囲の人で挨拶など少しでも手話で表現することができれば、安心して過ごすことができると思います。この研修を修了し、今後のステップアップとして「手話奉仕員養成講習会」へ参加したいと思っています。
  • 手話の基本的なことを学びたいと思い、研修を受講しましたが、本当に困っている人の支えになるということの初心に立ち返ることができました。今後の仕事の取り組み方として、ただ漫然とこなすのではなく、本当に困っている人に制度が行き届いるのかを考え、職員として向かい合いながら日常業務に取り組んでいきたいと思います。

市長からは、研修に参加して手話の技術の習得はもちろん、聴覚障害者との交流会や特別講演も参加するなど、とても貴重な経験をし、意識の高い職員になったということでとてもうれしく思います。今回のテーマは、さいたま市が一歩一歩前進していくための大変重要なテーマです。皆さんと一緒に障害の有無に関わらず、誰もが共に地域で暮らしていくために、職場の中でも色々な形で皆さんの経験を伝えてほしいと思います。との話がありました。

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