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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C013545

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

“絆”ミーティング(平成23年2月9日)

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今回の絆ミーティングは、10区の福祉課職員と『仕事をする上で心掛けていること』をテーマに開催しました。
はじめに清水市長から、「今、生活保護の受給者が急増し、対応が難しい状況があると思います。職員の増員も必要になると思いますし、また、生活保護を受給されている方の自立についてもしっかりと考えていくことが重要だと考えています。そこで、今日は皆さんが苦労されていることや仕事をする上でどのようなことを心掛けているかについて、率直な意見を聞かせていただきたい。」とのあいさつがありました。

職員に囲まれる市長

職員からの主な意見

  • 行政マンとして心掛けていることは、前例主義に陥ることなく、相手の立場に立つということを絶対に忘れず、受給者の方との絆を大切にしていきたいということです。
  • ケースワーカーの仕事は、受給者の方の話を聞くことから始まり、処理しなければならない事務が大変多いのですが、場合によっては人命に関わるケースもあることから、フットワークを軽くする必要があると感じています。
  • 問題を一人で抱え込まず、先輩や上司に話すことで、問題解決の手段を再確認でき、職場全体の問題としていろいろな助言をもらえます。最終的に対応するのは自分自身ですが、負担はかなり軽減されるので、困ったことは、とにかく相談することを心掛けています。
  • ケースワーカーの仕事は人の財産や生命に関わることも多く、若い職員だけで対応するには、精神的にも非常に大変な仕事だと思いますので、場合によっては先輩、上司と一緒に対応してもらうよう心掛けています。
  • 自立の意思が強い受給者の方に対しては、自主性を尊重しながら、他部署とも連携して、自立を促すように心がけています。
  • 関係法令も含めた法改正の情報に敏感でいることを心掛けて、改正があれば必ず目を通し、それを他の職員に伝えています。生活保護に関する報道もチェックをして、必要な場合は他の職員にも見せています。
  • 最初はすぐ先輩に聞いてしまいましたが、今は、何がわからないのか、何を教えてもらいたいのかをきちんと整理した上で質問するように心掛けています。また、自分の考えをまとめてから質問すると、考える過程で多くのことを学べるし、考え方自体も指摘してもらえます。
  • 現場に出ることを厭わないようにし、担当している受給者の方の話をよく聞くということを心掛けています。
  • 生活保護の申請に至るまでの話や、心の問題をよく聞くことで、信頼関係ができてきますので、時間が取れる時には必ず出向いて話を聞くようにしています。
  • きちんと家庭訪問に行って、相手の話をよく聞いて、その人を信じているということを伝えるように心掛けています。そうすることで、表に出ていない問題などを発見し、他の機関に繋げていけるという場合もあります。
  • 新規採用後の最初の職場でケースワーカーになり、とても厳しい経験をしましたが、先輩や周りの人の協力により助けられました。そのため、後輩や異動してきた人に対し力になりたいという気持ちをとても強く持っています。
  • 生活保護というものは、自立を促す制度なので、相手の要望をすべて満たすことが、その方の今後に対して一番適した対応なのかどうかを日々考えるようにしています。
  • 今、区の福祉課は、職員個々の頑張りによって支えられている部分が多く、組織としては、かなりリスクの高い職場になっていると思いますので、組織でどういった対応をすれば、リスクを下げることができるのかを考えるように心掛けています。

最後に市長から、「今、一人の職員がたくさんの受給者を担当し、ストレスを抱えているという現状があります。そのため、できるだけ職員は増やしていきたいと思っていますが、組織内部でも情報交換を活発にして、一人にかかる負担を減らすような工夫が必要であると思っています。誰かが困った時、また、大変な仕事を乗り切るには、いつも何人かでそれを支えていくようなシステムが必要だと思います。生活保護の制度は、生活にかかる最低限の保障をする仕事で、いろいろなケースがあって大変だとは思いますが、皆さんの頑張りに期待しています。」との話がありました。

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