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更新日付:2021年11月22日 / ページ番号:C085021

【報告】多様な性を知る講座

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日時 テーマ 講師

10月14日(木)~24日(日)

当事者のライフヒストリー

 川崎しょうさん

(レインボーさいたまの会)

10月21日(木)~31日(日)

セクシャルマイノリティーの医療アクセス

金子典代さん

(名古屋市立大学大学院看護学研究科准教授)

講義内容

チラシ

第1回 「当事者のライフヒストリー」
 
 まず、講師自身のセクシュアリティを含め、自己紹介から始まりました。
その後、生まれてから今までの、家庭環境、自身のセクシュアリティについての気づき、留学経験、家族へのカミングアウト、家族の介護等の様々な出来事を、その頃の自身のモチベーションに点数を付けながら語られました。このような経験を踏まえ、現在、必ずしも理想な形ではないが、性の多様性についての理解が深まるよう、様々な活動ができていると語られました。
 また、カミングアウトすることについての講師の思いとして、「カミングアウトは、それぞれその人にとって何らかの意味合いがあるが、カミングアウトする相手に自分という人間を嘘つくことなく十分理解してもらい、これから人生の一部として一緒に生きていきたいという強い思いがあることだと思う。かなり勇気のいることであり、結果、理解してもらえるか否かはわからないので、万人にお勧めするものではない。カミングアウトするか否か関わらず、自分の覚悟みたいなものが決まると、おのずと道が開けてくるので、まず自分自身が自分のことを受け容れて欲しい、悩んでいる人は、講師みたいな人がいるということを思い出して欲しい」と語られました。
 

第2回 「セクシュアルマイノリティの医療アクセス」
 
 自己紹介の中で、自身の調査研究のきっかけとなったことについて説明されました。セクシュアルマイノリティの問題は人権の問題であること、日本は、セクシュアルマイノリティの方に医療アクセスを保障するかというところにおいて、欧米に比べ著しく対策が遅れているのが現状であること、欧米では、当事者が声をあげて変えていくという大きな動きができてくるが、日本ではそういった動きがしにくく、とても難しいと感じていること、欧米等での家族形態や、医療保健職種や企業における性の多様性への支持の事例についても説明がありました。
 講座の中では、性の多様性の基礎知識、LGBT特有の健康問題、特にトランスジェンダー当事者が抱える健康問題が多いこと、20~30歳代のトランスジェンダー当事者対象のアンケート結果の解説、セクシュアルヘルスニーズの多様性、教育・性教育で多様なセクシュアリティを扱うことの重要性等について説明がありました。
 セクシュアリティの基本的な理解や、性的指向、性自認、ジェンダーについて明確な線引きは難しく、バリエーションがあるということは前提として知っておく必要があると語られました。
 LGBTQの方特有の健康課題があり、中でも、トランスジェンダーの方に関しては基本的な医療そのものへのアクセスに課題があることが明らかになっていることや、当事者の約半数が体調不良時、医療受診をあきらめた経験を持っているという状況を知り、医療保健分野の責務として、必要時には受診してもらえるように対応を改善することが重要なことであると述べられました。
 また、いろいろな医療機関で必要な時にサービスやサポートを受けられることは必要だが、大前提として、当事者が、自分をちゃんと受け止められるようにする、そのためにも性教育で性の多様性について取り上げる、当事者が自己肯定感を持てるような学校や社会づくりが、時間はかかるが、大事なことだと語られました。
 おわりに、「当事者が自己肯定感を持てるのがまず初めのスタート。民間医療とか様々な場で環境整備をしてサポートしていくサイクルがうまく回るようになれれば良いなと思う。日本は当事者自身が自分を受け止められるかとかその課題が大きくて、なかなか声をあげづらいというのもあるが、顔出しして自分が当事者と言える人はすごく少ない。それは差別、偏見を受け、そのデメリットが大き過ぎるからで、それはとても残念なことであるし難しい問題であるが、もう少し周りがちゃんと受け止められるように変わっていくのは非常に大事」と語られました。

 受講者の声

・川崎さんが周囲の方についてお話になる際に多くの配慮のもと言葉を選んでいらっしゃるのが伝わり、私も気を付けたいと思いました。(一部抜粋)
・当事者が具合が悪くても受診を諦めてしまうというのは大きな問題だと思いました。アライの立場でも無意識に差別的な事を言っていたり行動していたりする可能性があることを感じているので、今後も知識をアップデートしていきたいと思います。

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市民局/人権政策・男女共同参画課/男女共同参画推進センター 
電話番号:048-643-5816 ファックス:048-643-5801

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