（令和元年8月5日記者発表）うらわ美術館では「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」を開催しています

ブラティスラヴァ世界絵本原画展―BIBで出会う絵本のいま

1 展覧会概要

ブラティスラヴァ世界絵本原画展(通称BIB＝Biennial of Illustrations Bratislava)は、スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年ごとに開催されている世界最大規模の絵本原画コンクールで、芸術性が高い作品や実験的でユニークな作品が集まることでも知られています。

うらわ美術館では、BIBを日本で紹介する同タイトルの展覧会を過去8回に渡って開催してきました。9回目の開催となる今回の日本巡回展では、「BIB で出会う絵本のいま」をテーマに、2017年秋に開催されたBIB（BIB2017）の受賞作品、日本代表作家の作品、そして今注目の国として中国、イラン、イスラエル、韓国の4か国をとりあげ、絵本原画約200点と絵本および関連資料を展示します。

なお、表現や技法の多様化が進む絵本づくりのいまを体現する日本代表作家の作品については、アイデア帳やスケッチ、愛用の道具などを作家のコメントとともに紹介します。

2 会期

2019年7月13日(土曜日)～8月28日(水曜日)

3 休館日

月曜日（7月15日、8月12日は開館）、7月16日(火曜日)、8月13日(火曜日)

4 開館時間

10時～17時 金曜日・土曜日のみ～20時（入場は閉館30分前まで）

5 観覧料

一般610（480）円、大高生410（320）円、中学生以下無料

• （ ）内は20名以上の団体料金
• 障害者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名は半額
• リピーター割引：観覧済の有料観覧券の提示により、団体料金（観覧日から1年、1名、1回限り有効）

「夏はぐるーっと絵本展めぐり2019」実施中！

夏に絵本展を開催する2つの美術館と連携して入館料の相互割引を行います。当展覧会チケット購入時に関連の観覧券（半券可）を提示すると、団体料金になります。 詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。

6 みどころ

BIB2017では日本人作家2人が受賞！

世界最大規模の絵本原画コンクールであるBIBは、これまでに多くの日本人作家が受賞し、日本の絵本が国際的に評価される場となってきました。BIB2017では、荒井真紀が金のりんご賞（第2席）を、ミロコマチコが金牌（第3席）を受賞！日本の絵本の健在ぶりを示しました。

世界11ヵ国38作家の個性の共演！

BIB2017の受賞作品をはじめ、普段見ることのできない世界各地の個性豊かな絵本原画を楽しめます！日本からは人気作家の荒井良二や、どいかや、スズキコージらをはじめ、BIB2013で金のりんご賞を受賞したきくちちき、MOE絵本屋さん大賞4年連続第1位を誇るヨシタケシンスケ、ファッションブランドminä perhonen（ミナ ペルホネン）のデザイナー皆川明の初めての絵本等を出品しています。

絵本制作の裏側を紹介！

今回はBIB2017日本代表作家の皆さんの協力を得て、絵本制作現場で使用されているもの（アイデア帳やスケッチ、下描き、愛用の道具等）の数々を作家のコメントともに特別に公開しています。

見逃せない、うらわ美術館が最終会場！

2018年夏から約1年をかけて全国5会場を巡回してきた展覧会。うらわ美術館はその最終会場です。これを見逃すと二度と見られないかもしれない貴重な作品がたくさん！とくにイランやイスラエルなど、遠い国からはるばるやってきた作品や、日本代表作家の取材メモや下絵といった制作資料類はこの機会にぜひ見ておきたい！

7 主催等

主催 うらわ美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛 ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
講演 スロヴァキア共和国大使館、絵本学会
協力 スロヴァキア国際児童芸術館（BIBIANA）、一般社団法人日本国際児童図書評議会(JBBY)

8 イベント

当館学芸員によるギャラリー・トーク

日時 7月28日（日曜日）、8月10日（土曜日）各日14時～14時45分
会場 展覧会場内
申し込み不要、当日の観覧券要。

図書館員とボランティアによる絵本読み聞かせ会

期間 7月23日～8月27日の期間中、毎週火曜日・金曜日。（8月13日(火曜日)は休館）
時間 14時～14時半
会場 情報コーナー
申し込み不要、参加無料。

創作コーナー「絵本に出会ってひらめいた💡」

展覧会鑑賞後に自由に工作したり絵を描いたりできる特設会場です。
期間 7月20日～8月28日
場所 視聴覚室
申し込み不要、利用無料。