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更新日付:2015年3月27日 / ページ番号:C038880
日本橋と京都を結び、行き交う人で賑わっていた旧中山道。
今回は、北浦和から大宮方面に向かって歩く。
朝は、通勤や通学の人たちで混み合っている。
北浦和駅東口交差点から約5分。
歩道橋の下に「廓信寺」の石碑と「サツマイモの女王 紅赤の発祥地」の看板がある。
廓信寺には、鎌倉時代に作られた木造阿弥陀如来坐像があり、県の指定文化財になっている(行時事のみ公開)。
「紅赤」は、明治時代に山田いち氏が発見したサツマイモの新種であり、品種改良のさきがけとなった。
平成22年には、紅赤を使ったいも焼酎も作られている。
樹齢500年を超えて立っていたが、倒木の危険があり、平成22年に伐採された。
このケヤキを使って作ったオブジェが、与野駅コンコースに設置されている。
与野駅を過ぎたあたりは、かつて小高い野原で、日光や秩父など諸国の山々が見渡せたため、「六国見」と呼ばれていた。
現在は、新都心のビル群が立ち並び、当時の面影はない。
ケヤキ並木の先、さいたま新都心駅の手前に小さなほこらがある。
ここには「火の玉不動尊」と「お女郎地蔵」が鎮座する。
伝説によると、昔、大宮宿に美人姉妹がいた。
姉には結婚の約束までした恋人がいたが、大盗賊がその関係に割って入り、思い詰めた姉は橋の上から身を投げてしまった。
それ以来、あたりにひとだまが飛び始めたため、あわれに思った人が、お女郎地蔵を建てたと言われている。
この先を進むと氷川神社がある。
かつてはこの道を中山道として使っていたが、寛永5年(1628年)、現在の中山道がつくられた。
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