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更新日付:2015年3月27日 / ページ番号:C038882
日本橋と京都を結び、行き交う人で賑わっていた旧中山道。
今回は、大宮宿のあった大宮駅周辺から北上する。
旧中山道から小径を少し入ったところにある「塩地蔵尊」。
江戸時代に、娘2人を連れた浪人が病に倒れた際、夢枕に立った地蔵様が塩断ちをするよう告げた。
娘たちは早速塩断ちをし、地蔵様に祈ったところ父の病が全快した。
そこで、たくさんの塩をこの地蔵様に奉納したと伝えられており、現在も塩が供えられている。
ちなみに隣には、子育て地蔵尊も祀られている。
宅配便屋さんの角を曲がった、細い路地の一角に「涙橋」と刻まれた碑が置かれている。
正式名は「中の橋」というが、昔、吉敷町のまち外れに、罪人の処刑場があり、そこへ送られる罪人が、この橋あたりで親類縁者と涙の別れをしたため、いつの頃からか「涙橋」と呼ばれるようになったという。
旧中山道とさいたま春日部線(旧国道16号)が交差する大栄橋交差点を左折した先にあるのが「大栄橋」。
大宮駅構内の踏切を解消するために昭和36年に作られ、名前には「(東西の)大宮がひとつになり栄えるように」との願いがこめられている。
橋上からは、大宮駅舎や新幹線、ニューシャトル、東北本線など、さまざまな列車を眺めることができる、鉄道ファンにはたまらないスポット。
2007年の鉄道の日(10月14日)にオープンした「鉄道博物館」は、旧中山道から少し西側にある。
入場者数は累計400万人を超え、鉄道ファンだけでなく多くの人でにぎわっている。
スーパーの向かいの小さな交差点を入った突き当たり右側に「八百姫大明神」が長寿の神様として祀られている。
人魚の肉を食べて、800歳まで生きたという八百姫(八百比丘尼)が、この地にしばらく滞在していたとの伝説が残っている。
新幹線の高架を目前にした左側、赤い鳥居の向こうに「東大成の庚申塔」が祀られている。
地元では「耳の神さん」「眼の神さん」として大切にされていて、耳や眼の病気の時には団子をお供えしてお参りするのだとか。
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