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更新日付:2016年10月7日 / ページ番号:C047087
江戸時代の初め、日光東照宮の造営や修築にあたった工匠たちの一部が、日光御成道の宿場町だった岩槻で人形づくりを手がけたのが起こりとも伝えられています。
桐粉を生麩糊で固めたものに胡粉を塗って仕上げた人形かしらに着物を着せつけて作る人形や、桐粉を生麩糊で固めた胴体に筋彫りをして、そこに布地をきめこんで作る江戸木目込人形があります。
岩槻周辺は昔から桐の産地で、箪笥や下駄などの桐細工が盛んに行われていました。工匠たちは、この桐の粉を糊と練り固め、これに水でといた胡粉(貝殻から作られる顔料)を塗りました。するととても発色がよく、岩槻の水が胡粉に適していることを発見しました。桐の粉から作られる桐塑人形は丈夫で壊れにくく、土に比べ精巧に作ることができ、量産にも適していたため、岩槻の代表的な地場産業として発展しました。
岩槻では、受け継がれてきた人形の歴史と文化を、身近に感じることができるイベントが行われています。
時期:2月下旬~3月中旬
商店などでは、その店に伝わる人形が飾られ、岩槻のまちなみをめぐりながら、人形文化に触れ合えます。吊るし飾りや木目込人形などの制作体験、人形や季節にちなんだ料理、おひなさまパレードなども楽しむことができます。
時期:3月3日の直前の日曜日
子どもたちの健やかな成長と無病息災を、「さん俵」に託して池に流します。
時期:8月下旬の日曜日
人形仮装パレードや、幅10m、高さ8mのジャンボ雛段に、人形に仮装した人たちがのぼる雛段飾りが披露されます。ほかにも、万燈みこしやよさこい踊りなどが行われます。
時期:11月3日(祝日)
飾らなくなったり、壊れて使わなくなったりした人形を、岩槻城址公園内にある人形塚周辺で、僧侶の読経のもと参加者が焼香し、お焚き上げをして、冥福を祈ります。
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