ページの先頭です。 メインメニューへ移動 フッターへ移動


ページの本文です。

更新日付:2021年11月12日 / ページ番号:C084832

さいたま市の学校給食

このページを印刷する

子どもたちの健康と未来を支えるおいしい給食

給食イメージ

  さいたま市では、平成27年度から全ての市立小・中学校が自校方式(各校の給食室で調理)による給食となり、各校に配置された栄養士が、栄養バランスを考えながら、行事食や郷土食、地場産物などを取り入れた給食を提供している。給食を通じて、食事の大切さや食文化への理解、社会性や食を支える方々への感謝の気持ちを育むなど食育を推進している。

新和小学校1年生の給食時間

 岩槻区の南部にあり、まわりを田畑に囲まれた新和小学校。その自然豊かな環境を生かし、野菜の栽培や収穫など、体験活動を積極的に行っている。今日は地元の農家さんが作った野菜を使った、色とりどりの献立。子どもたちにとっては、できたての給食が毎日食べられるのも、学校に来る楽しみのひとつ。感染防止のためマスクをつけていても、思わす笑顔がこぼれる。

給食風景1.
新和小学校1年生の給食風景
給食風景2.
新和小学校1年生の給食風景
給食風景3.
新和小学校1年生の給食風景
給食風景4.
毎日の給食を作る調理員さん
給食風景5.
毎日の昼食を作る調理員さん
給食風景6.
オクラやジャガイモなど地元産の食材が
この日の献立にも使われています
給食風景8.
地元シェフによる給食では地元産の食材を使った
イタリア料理の献立を実施(令和2年12月)
給食風景9.
地元シェフによる給食では地元産の食材を使った
イタリア料理の献立を実施(令和2年12月)
給食風景10.
農業体験では田植えに挑戦するなど、
自然豊かな環境を活かした食育が行われている

栄養士さんの想い(新和小学校栄養士 与口さん)

栄養士さん
新和小学校の栄養士の与口さん

Q1.栄養士としての経歴を教えてください
名前:与口 裕香(よぐち ゆか)
経歴:常盤北小2年、指扇北小1年、慈恩寺小4年、新和小4年 

Q2.新和小の、給食を含めた食育において、特徴的なところはどんなところですか?
 地域とのつながりが深いところです。新和小では、昔から地域の生産者の協力を得て、様々な食・農業の取り組みを行い、お米やさつまいも栽培体験後には保護者の方と一緒に調理し、収穫パーティーを行い、地域・家庭・学校が一体となり、子どもたちの食を育てる経験を行ってきました。現在も地域の方を講師として招いた野菜の栽培体験を行ったり、町探検では地元の農家さんの畑の見学を行っています。
 さいたま市の特産品である「くわい」は、地元岩槻の伝統野菜として地域の伝統の食文化を受けついでいるものの一つです。平成26年自校給食になってからは、「地産地消」を積極的に行い、「食」の面からより一層地域とのつながりを深めています。給食に地場産物を活用することはもちろん、年に1度JA南彩と共催で行うAI給食(All Iwatsu愛のある給食)では、岩槻産の野菜のみで季節に合わせた給食を提供します。「さいたま市学校給食統一献立~10万人でいただきます!給食~」をきっかけに、最近注目を浴びているヨーロッパ野菜を給食にも取り入れ始めました。学校の周りは田畑が多く、農家さんだけなく自分の家で野菜などの農作物を作っているおうちも多いです。自分たちの住んでいる地域でたくさんの農作物が作られていることは、子どもたちにとっては当たり前に思うことですが、こんなに恵まれた環境はさいたま市の中でも少ないと思います。だからこそ、子どもたちには給食を通して地域の良さを知ってもらいもっと興味をもってほしいです。

給食風景7.
子どもたちへのメッセージを込めて、与口さんが毎日作る献立表

Q3.毎日の献立を考えるときに気を付けていること
さいたま市学校献立マニュアルの献立作成上の3つの留意点をもとに作成をしています。
1.児童生徒に献立を通して、何を伝えるか明確に考える。
・郷土食、行事食、地場産物を活用した料理、季節(旬)を感じる料理、世界の料理、噛みごたえのある料理等。
・各教科等の食に関する指導と意図的に関連させた献立作成を心がける。
2.献立の出来上がりのイメージを考える。
・料理の組み合わせは、和風、洋風、中華風などでできる限り統一する。
・主食、主菜、副菜となるよう心がける。
・彩りについても配慮する。
3.多様な食品を適切に組み合わせ、栄養のバランス(学校給食摂取基準)を考える。
食の幅を広げるために色々な味や料理を出すように心がけています。

Q4.岩槻出身とのことですが、自分の子どもの頃と比べて、給食はどう変わりましたか?
 大きく変わったところは、施設と食器の2点だと思います。一つ目は、施設が給食センターから自校給食に変わったこと。温かいものをより温かい状態で食べることができるようになりました。給食センターの頃は冷凍の果物が多かったのですが、旬の生の果物を食べられるようになったのは自校給食の良さかなと思います。
 二つ目は、アルマイトの食器から強化磁器に変わったこと。アルマイトの食器は、4つのくぼみがあるお盆とお皿が一緒になった便利な食器で、汁物の時だけお椀がついていました。食器具についても、小学校の入学時に配付されたはし・スプーン、フォークが入った3点セットを使っていました。
 子どもの頃の給食の思い出は大人になってからも記憶に残っていて、揚げパンやカレーは今と同じで人気がありました。友達や担任の先生とおしゃべりをしながらみんなで同じ給食を食べたことは「とても貴重な経験だったな」と思います。

Q5.さいたま市の栄養士として、子どもたちに伝えたいこと
 「食」は体だけでなく、心の栄養にもなります。おいしいものを食べると自然と笑顔になります。皆さんに「給食が楽しみ」「今日の給食おいしかった」と笑顔になって欲しいので、調理員さんと協力しておいしい給食を作っています。苦手な食べ物がある人もいますね。給食は、苦手な食べ物を克服するチャンスでもあります。自分の体調や心と相談し、毎日少しずつ挑戦していると、今は食べられないものでもある日突然食べられるようになるときが来ます。「苦手なものが減り、食べられるものや好きな料理が増えると良いな」と願っています。
 給食はただの食事ではなく、「食育」という勉強の意味もあります。季節によって変わる旬の食べ物や地元の食材をおいしく食べる地産地消、郷土料理や行事食、世界の料理。お箸の使い方や食事のマナー、いただきます・ごちそうさまの食事のあいさつなど…学ぶことはたくさんあります。給食を通して様々なことを学び、心も体も毎日元気に過ごしてほしいです。今は感染症対策で前を向いて話をしないで静かに食べる黙食ですが、安心・安全に給食の時間を過ごすために必要なことです。自分や大切な家族、友達を守るために給食の時間のルールを守って行動してほしいです。

関連リンク

この記事についてのお問い合わせ

市長公室/秘書広報部/広報課 
電話番号:048-829-1039 ファックス:048-829-1018

お問い合わせフォーム

ページの先頭に戻る

イベント情報

イベント情報一覧を見る


表示モード : パソコン版スマートフォンサイト

ページの先頭に戻る