メインメニューへ移動 メインメニューをスキップして本文へ移動 フッターへ移動します


ページの本文です。

更新日付:2024年4月1日 / ページ番号:C061462

不妊症・不育症を知ろう!

このページを印刷する

目次

仕事、結婚、妊娠、出産……自分自身の人生、どんな選択をいつするかはひとりひとり違います。
知らなかったことで後悔することのないよう、正しい知識を身につけることが大切です。
「不妊症」や「不育症」のことを知って、自分自身や身近な人の健康について思いやりましょう。

不妊症について

妊娠を望む健康な男女が一定期間(一般的には概ね1年)妊娠しない状態を「不妊」といいます。
2021年の出生動向基本調査では約4.4組に1組の夫婦が不妊治療や不妊の検査を経験しているという結果でした。
※2021年出生動向基本調査(厚生労働省)外部リンク

≪男女それぞれの不妊の要因≫

不妊の原因は女性だけではありません。半数は男性が起因のものです。そのため、不妊に関する検査は、男女ともに受ける必要があります。
例えば、要因には以下のようなものがあります。

男性

女性

加齢による精子の機能低下

加齢による卵子の質の低下

精子をつくる働きに障害がある

ホルモンバランスの乱れから排卵しない

精管が狭い、ふさがっている

卵管が狭い、ふさがっている

勃起や射精といった機能に障害がある

子宮内の粘液が精子の動きを妨げる

≪妊娠と年齢の関係≫

女性が妊娠する力は20代半ばが高く、女性のみならず男性も、年齢が上がるにしたがって妊娠に至るまでの力が低下します。

年齢別にみる排卵と妊娠率の関係グラフ

女性は、自分自身がお母さんのおなかにいる時に、一生分の卵子がつくられます。
卵子は年齢が上がるにつれ数が減少し、質も低下します。
女性の年齢の変化による卵子の数の変化
男性の精子も年齢が上がるにつれ、数が減少する、運動率が低下する、遺伝子異常が出てくるなどの症状がみられ、妊娠に至るまでの力が弱くなります。詳しくは、「不妊症について」(日本産科婦人科学会ホームページ)、「「赤ちゃんがほしい。でも、できない・・・」というあなたへ」(埼玉県ホームページ)をご覧ください。

不育症について

「不育症」とは、妊娠はするけれども、2回以上の流産、死産、あるいは早期新生児死亡(生後一週間以内の赤ちゃんの死亡)を繰り返す状態をいいます。
不育症の半数以上は原因がわからない流産ですが、判明する原因としては、以下のようなものがあります。
・子宮の形が通常と異なる
・甲状腺機能の亢進、低下
・男女どちらかの染色体の異常
・血液を固めて血を止める働きの異常
検査の結果、内科疾患やホルモン異常が見つかった場合にはその治療を行います。
凝固因子異常や抗リン脂質抗体症候群では、抗血栓療法(アスピリン内服やヘパリン注射)を行う場合もあります。リスク因子不明不育症に対しては、積極的な治療をしない経過観察で比較的良好な結果が得られています。
治療した症例、経過観察の症例を含めて、不育症外来を受診した方の中では約80%以上が出産に至ると報告されています。

不妊症・不育症に悩んだら

不妊カウンセラー等による専門的な相談、情報提供などを面接・電話にて行っています。

治療開始前のご不安、治療中のお悩みなど、抱え込まずお気軽にご相談ください。
詳しくは「不妊・不育の電話相談、カウンセラーによる専門相談」をご覧ください。

不妊症の診断のための検査や不育症のリスク因子の検査について、検査費用の一部助成を行っています。

詳しくは「さいたま市早期不妊検査費助成事業(こうのとり推進事業)・不育症検査費助成事業」をご覧ください。

保健所、各区保健センターでは「ひとりで悩まないで~不育症をご存知ですか?」を配布しています。

不育症パンフレット

関連リンク

この記事についてのお問い合わせ

子ども未来局/子ども育成部/母子保健課 母子保健係
電話番号:048-829-1586 ファックス:048-829-1960

お問い合わせフォーム