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〇〇年前のさいたま(2月編)

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2020年2月22日 岩槻人形博物館開館

昔の街並み
駅前に並ぶ人形店の広告看板(昭和40年代撮影)
写真提供:岩上陸郎氏

2020年2月22日、「人形のまち」と知られる岩槻に、日本初の人形専門の博物館として岩槻人形博物館が開館しました。江戸時代に作られた日本の古典人形をはじめ、さまざまな種類の人形・玩具を所蔵し、常設展のほか年に数回の企画展や講座、ワークショップも開催されています。
昔ながらの日本人形の製作技法に「桐塑(とうそ)」があります。桐などのおがくずに正麩糊(しょうふのり)を混ぜ、型を使って成形し、胡粉(ごふん)を塗り重ねて仕上げるもので、江戸時代から受け継がれた伝統的技法です。岩槻をはじめ、埼玉県東部地域では、箪笥(たんす)や下駄箱などの桐細工が盛んに作られていたため、桐などのおがくずが手に入りやすく、これを用いた人形作りが盛んになったと考えられています。県内では、江戸に供給する産地として江戸時代後期に人形作りが始まりました。岩槻は大正時代以降、本格的な産地として発展し、高度経済成長期には300軒近い工房と問屋が軒を連ねる、県内最大の産地となったのです。現在は江戸木目込人形の製造も盛んで、岩槻のまちを歩くと人形店や工房の看板が目にとまり、「人形のまち」の風情が感じられます。
日本の人形産業を支えた岩槻の地で、人形の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

 

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