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更新日付:2023年12月12日 / ページ番号:C094526

ばらエティレポート2022 特別編第7弾 「柴田華絵(三菱重工浦和レッズレディース)×近藤裕司(区長)」サッカー対談

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中央区の区の花はバラであることをご存知ですか。
中央区役所内にはいろいろな種類のバラを植えています。
また、与野公園は、約180種類以上、約3,000株あるバラの名所です。
ここでは、中央区役所や与野公園など、バラの状況をお伝えします。
また、中央区内のおすすめスポットや区民の方のコミュニティ活動などを、ばらエティにレポートします。

今回は特別版第7弾です。

「柴田華絵(三菱重工浦和レッズレディース)×近藤裕司(区長)」サッカー対談

本市は「サッカーのまち」と言われています。さいたま市中央区も八王子グラウンドがあり、サッカーが盛んな地域です。
今回は、中央区がゆかりの地である三菱重工浦和レッズレディースキャプテンの柴田華絵選手と近藤区長とのサッカー対談が実現しました。シーズン中のため、対談は2022年12月にオンラインで実施しました。

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 ©URAWA REDS

(対談は抜粋です)

区長 本日はお忙しい中、ありがとうございます。まずは、サッカーを始めたきっかけを教えてください。
柴田選手 出身は、福岡県の北九州市で、4歳の時にサッカーを始めました。父も3歳年上の兄もサッカーをやっていたので、その影響で始めました。
区長 浦和レッズレディースへはいつ加入されたのでしょうか。
柴田選手 高校卒業してさいたま市に来ました。浦和レッズレディース(現三菱重工浦和レッズレディース)に加入して、今年12年目になります。
区長 仲の良い同期の選手はいらっしゃいますか?
柴田選手 同期かどうかはちょっとわからないですけど、ゴールキーパーの池田咲紀子選手は多分中学生、高校生の時から一緒に試合に出ていたりとかして、仲が良いと思います。
区長 私はさいたま市のスポーツ部局で仕事をしていたことがありまして、 女子サッカーU20関係の仕事も少し担当していたんですね。浦和駒場スタジアムの会場担当でしたので実際の日本の試合は見られなかったんですけど、柴田選手が活躍されたということは知っていました。それで、柴田選手が浦和レッズレディースに所属している方だと知って、とても印象に残っています。
柴田選手 ありがとうございます。U20の時の印象が結構強いみたいで、その話は色々な方からよく伺います。
区長 その時に、優秀選手にも選ばれていましたよね?
柴田選手 シルバーボール賞(3位)を頂きました。
区長 韓国から2点取ったんですよね、確か。
柴田選手 はい。たまたまです。
区長 いやいや、素晴らしいと思います。お兄さんとは小学生の頃とかは同じクラブだったのでしょうか。
柴田選手 同じクラブで、小学生の時は男子のチームで主にサッカーをやっていました。
区長 自分もサッカー少年団の出身ですので、 今も少しお手伝いしているのですけど。やっぱり女の子が各学年に1人2人いたりして で、結構女の子の方が活躍したりして頼もしい存在かなと思うのですが。お兄さんと一緒にサッカーの試合に出場することもあったのですか?
柴田選手 そうですね。最初から出場するつもりではなく、兄の試合に行ったら、出場させてもらったりとかしていました。
区長 お兄さんの影響でサッカーを始めたとのことですが、サッカーをしていて良かった事や学べた事はありますか?
柴田選手 チームプレーというか個人競技とは違って、やっぱり仲間がいるとかチームで戦う競技なので、そういった部分でコミュニケーションなど難しい面もありますが、勝った時に仲間と一緒に喜べることが一番良いところかなと思います。
区長 逆に、負けたとしても、自分だけじゃないっていうのもありますし。キャプテンとして何か心掛けていることはありますか?
柴田選手 特になく(笑)、本当に仲間がそれぞれとても良い選手がいっぱいいるのでキャプテンの私が何かするとか、特別なことをしなくても上手くチームが回っているというか、良いバランスです。
区長 女子サッカーで活躍されている選手の皆さんって、年齢の幅がある気がするのですが、柴田選手の世代はちょうど真ん中ぐらいでしょうか?三菱重工浦和レッズレディースに所属している安藤梢選手の存在というのは大きいですね。
柴田選手 安藤選手は、私の10歳年上になりますし、一番年齢が離れている選手ですと20歳以上離れている選手もいるので。そういう中で、チーム最年長の選手の存在は、とても影響があると思います。
区長 安藤選手は攻撃で得点取ったり、センターバックをやったり、ポリバレント(複数のポジションをこなすことのできる選手)っていうんですかね。そういう面を 見せてくれて活躍できるっていうのが、本当にすごいなと思っています。
区長 日本初の女子プロサッカーリーグ「WE(ウィー)リーグ」が始まりました。これから、もっと盛り上げていかないといけないと思うのですが、今後どの様な取組などが必要だと思われますか?
柴田選手 女子サッカーをまだ知らない方が多いと思います。さいたま市でも男子の浦和レッズはご存知の方も結構多いと思いますが、女子サッカーが浦和駒場スタジアムで試合をしているということを知らない方がまだいっぱいいると思うので、そういう方々にまず知ってもらって1回でも観に来てもらうということが大事だと思っています。
区長 そういった面では、市民の皆様への広報は、区役所だったりさいたま市が一番お手伝いしやすい部分だと思います。もし、逆にアイデアだったり、要望だったりいただければ、それにお答えしていきたいと思いますし、一緒に取り組んでいけたらと思います。私としては、子どもたちがこの選手を目指したいと思うような活躍を皆さんがしてもらえたら嬉しいと思うので、子どもたちに女子サッカーを観てもらえる機会を私たちが提供して、選手に憧れた女の子が将来WEリーグを目指すというような流れができれば良いと思うのですが、いかがでしょうか。
柴田選手 輝いた選手に見えるように、頑張ります。
区長 今年は、女子のワールドカップがありますが。
柴田選手 日本のチームが勝ちあがることが、WEリーグを盛り上げることにも繋がってくると思います。今年のワールドカップも、日本代表の選手の皆さんが頑張っていただいたおかげで、日本が盛り上がって、サッカーの知名度や、楽しさが伝わったと思います。それが女子のワールドカップでも更に実現出来たら良いなと思っています。
区長 女子は、世界一になっていますからね。
柴田選手 そうですね、でもやはり1回優勝するだけじゃダメなんだなっていうのはすごく感じましたし、勝ち続けるっていうことは難しいですが、世界大会やオリンピックで優勝ではなくてもベスト4に常に入るレベルになってないと、そこは熱が冷めるとか、そういうのはあると思います。
区長 柴田選手が、浦和レッズレディース(現三菱重工浦和レッズレディース)加入当時と今とを比べると、サッカーのレベルは、 相当上がっているのでしょうか。技術だったり、フィジカルだったり、スピードだったり。
柴田選手 そうですね、技術は確実に上がっていると思います。小さい頃からサッカーをしている選手が増えてきたので、そういった部分で技術が身についた選手がたくさん年齢を重ねてきて、今、WEリーグの舞台に立っている選手が多いので、技術という面では、本当にこの何年かですごく上がっていると思います。
区長 やはり、そうですよね。女子サッカーが始まった頃は、男子と違ってスローなイメージだったんですけれど、最近は逆に綺麗なサッカーだなと思っていて。力任せなプレーというのがそんなにないですし、子どもたちにも見せたいし、自分もいいサッカーが見られるなっていうことを、本当に実感しています。よくぞここまで進化したな、っていう感じがありますが。
柴田選手 よく男子サッカーと比べられますが、女子サッカーの良さみたいな部分で、技術の面とかしなやかさであったり、男子とは違ったサッカーの見方をしてもらいたいし、楽しみ方をもっと伝えられたらいいなと思っています。
区長 そうですね。だから、とても綺麗なサッカーがWEリーグで観られると思っていて。テクニカルであったり、パス重視だったり、逆サイドまでボールが蹴られないから、短く繋いで作るとか。非常に子供たちに本当に見せてあげたい、一緒に見たいっていうのがWEリーグだと思っていて、試合の時はそんな気持ちで観戦しています。ちなみに、週末にリーグがあると、1週間をどの様に過ごされているんでしょうか。
柴田選手 1~2日休み、練習を再開します。ミーティングやトレーニングをし試合に臨みます。
区長 レッズランドは整備されて環境いいですよね。
柴田選手 WEリーグになってからは、天然芝でも練習させていただいて、すごくありがたいです。
区長 僕も週末にたった20分ぐらい試合しても、やっぱり人工芝でやると、 もう翌週にあちこち膝と腰が辛くてっていうのはありますね。だから、週明けちょっと無口になっちゃったりするんで(苦笑)、部下がですね、「なんか怒ってますか?」って言われるんですけど、ただ体が痛いだけという感じで。

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 ©URAWA REDS       ©URAWA REDS         ©URAWA REDS

区長 話は変わりますが、将来WEリーガーを目指す子どもたちへ何かアドバイスはありますか?
柴田選手 とにかく沢山ボールに触って、思うがままにボールと遊んでほしいと思います。小さい頃は感覚的にサッカーの技術を磨けると思うので、人に気を使ってプレーするのではなく、のびのびとサッカーを楽しむことが大切だと思います。
区長 柴田選手が1番サッカーの醍醐味を感じている部分っていうのは、 自分のセールスポイントでもいいですし、私が思うには試合中の「読み」がすごいなと思っていて、体もあまり大きくなくても相手より先にボールに触る、しかもそれボディコンタクトもそれほどなく、読みの部分ですごい勝っているというイメージというか、実際にそうだと思うんですが、自分ではそういう感覚を持っていますか?
柴田選手 やはりスピードがないですし、フィジカルが強いわけじゃないので、相手より先に動いておく、先に体を入れておけば ボールに触れるので、そういった部分は意識というよりも、もう勝手に体が動いている感じです。
区長 感覚的な部分が多いんですかね。
柴田選手 そうですね。
区長 やっぱり、それを人は才能と呼ぶんでしょうけれども、自分もすごい小柄でですね。だから、ぶつかると必ず飛ばされちゃうんで、ぶつかる前にこう動いたり、頭を使ったり、レベルは違いますが(苦笑)ドリブルとかは好きなんじゃないですか?
柴田選手 ドリブルは好きですね。ボールを持っている方が好きです。
区長 あ、ボールに沢山触りたい派ですよね。あの、すごいわかる気がします。
柴田選手 試合中ボールに沢山触って、自分で調子を上げていきます。
区長 あ、そうですよね。で、リズムが生まれてくるっていうね。だから、 いっぱい動いていっぱい触って、自分のリズムを作りながらゲームに溶け込みゲームを作っていくという。あの本当に、素晴らしいですね。ところで、話は変わりますが、柴田選手にとってさいたま市のおすすめの場所とかありますか?
柴田選手 おすすめの場所というか…、商店街とか八百屋さんとか本当に何でもあって。コーヒーはコーヒーショップ、お菓子屋さんもあって。街の方と触れ合感じが好きで、良いところだと思います。
区長 自炊とか、しますか?
柴田選手 そうですね、私は基本的に自炊です。
区長 素晴らしい。じゃあ、お肉屋さんでお肉買ったりとか、八百屋さんに寄ったり。
柴田選手 八百屋さんはよく行きます。あと、お豆腐屋さんも良く行きます。あの、お豆腐屋さんで買うお豆腐が一番おいしいです。
区長 良いですね。得意な料理はありますか?
柴田選手 特にありませんが、何でも作ります。
区長 ご飯派ですか?
柴田選手 ご飯は和食が好きです。
区長 その他、さいたま市又は中央区の印象を教えてください。
柴田選手 最初に浦和駅へ来た時に、サッカーのフラッグやポスターがあって「サッカーのまち」だなと感じました。また、近くの商店会の雰囲気も好きで、本当に住みやすい街だなと思います。あと、マンホールがサッカーボールだったり、サッカーが盛んだなと感じました。
区長 北九州はどうでしょうか。サッカーは盛んですか?
柴田選手 そういう印象もないわけではないですが…。
区長 福岡はソフトバンクがありますから、やっぱり野球の方が盛んなのでしょうか。
柴田選手 Jリーグチームもありますが、小さい頃にサッカーが盛んだったかって言われると全然そうではなかったと思います。
区長 自分は、サッカーの仕事を担当した時、Jクラブがある自治体同士の会議があると、さいたま市は元々サッカーが土地に根付いていると。それを、他の自治体ではまずは「なんでサッカーなんだ」と、サッカーを根付かせるために種をまく必要があるけれど、さいたま市だったら浦和はそれが必要ないから羨ましい、ということを言われて、そうなんだって気づかされました。
柴田選手 サッカー教室をやると、女の子の小学生低学年の子でも、すごく多いと感じました。女の子でサッカーをしてる子は多いなという印象です。
区長 柴田選手の頃は、どうでしたか?
柴田選手 学年に1人や2人でしたね。
区長 では、さいたま市に来てみて、結構サッカーをやっている女の子割合が多かったということですね。
柴田選手 はい。そこが、本当にサッカーが根付いているということだと思います。
区長 嬉しいですね。そそろそろ締めなのかなと思うんですけど。今後の抱負を教えてください。
柴田選手 チームとしては昨年優勝できなかった(準優勝)ので、今シーズンはWEリーグ優勝を目指しています。
区長 非常に調子もいいんじゃないですか。
柴田選手 そうですね、でもシーズンを通して負けることもあるので、その次の試合をどう戦うかが大事だと思います。いい流れをまた作っていきたいと思っています。
区長 チームの雰囲気はどうですか。
柴田選手 雰囲気が悪いことがないんです。
区長 明るい方が多い印象がありますけど、楽しい感じですか?
柴田選手 明るい選手が多いと思います。なので「すごく良い」というよりも、波がなく、ここぞという時に力を発揮できると思います。
区長 なるほど。ムードメーカーは誰とかあるんですか?
柴田選手 高橋はな選手とか。すごくいい子で、みんなを盛り上げてくれるタイプの選手です。
区長 では、お話しを聞いていますとチームの調子が良さそうですので、その調子を維持して今シーズン絶対優勝するよう、中央区一同応援しています。
柴田選手 頑張ります。よろしくお願いいたします。
区長 最後に、区民の皆さんにメッセージをお願いします。
柴田選手 浦和駒場スタジアムに、私たち女子サッカーの試合を是非見に来てほしいなと思っています。男子サッカーとはまた違った魅力を味わっていただけるのではないかと思います。私たちも皆さんの期待に応えられるよう頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。
区長 本当にお忙しいところありがとうございました。頑張ってください、応援しています。
柴田選手 ありがとうございました。

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対談はオンラインにて実施しましたが、後日レッズランドでツーショット写真を撮影させていただきました。
柴田選手、三菱重工浦和レッズレディース、関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。

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これからも、さいたま市中央区役所は浦和レッズと三菱重工浦和レッズレディースを応援します。

この記事についてのお問い合わせ

中央区役所/区民生活部/コミュニティ課 
電話番号:048-840-6020 ファックス:048-840-6161

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