市報さいたま8月
3/31

3市報さいたま指導する回数が年間15、16回と多いこと。畑の一角に見本園を用意し、そこでまずは私が苗の植え方や肥料のまき方などを披露します。もう一つの特徴は作れる野菜の種類が多いこと。一般的な野菜で約30種類。さらに「ヨーロッパ野菜」が約35種類あります。ヨーロッパ野菜の食べ方が分からない人には、調理法も教えています。採れたて野菜はおいしいので、栽培だけでなく調理を楽しみに参加する人も多いですね。うちの体験型農園はほぼ通年で参加しないといけないのがハードルになっているようです。今後は収穫体験など単発のイベントをつくって、より多くの人が農業に親しめる機会を提供したいと思っています。政令指定都市ということで人口が多く、食べる人が近くにいることでしょう。体験型農園を含めて、市民と農家が顔の見える関係を築く機会はあちこちにあります。学校給食もその一つ。さいたま市では特産のクワイをはじめ、地元産の農産物を積極的に扱っているように感じます。市内のレストランのシェフは、毎年秋頃にヨーロッパ野菜を使った給食の献立を考え、その料理が提供されているとも聞いています。市内には地元産の農産物を扱うレストランや直売所が多くあります。まずはそんなレストランや直売所を訪ねて、さいたまの農業の魅力を感じてもらえれば嬉しいですね。理解し、応援団になってもらいたいからです。ある時、さいたま市では旬ではない時期に、消費者が「ホウレンソウが欲しい」と言うのを聞き、正直さみしかった。今は物流が発達して産地リレーができるから、全国各地からいつでもホウレンソウが手に入ります。だから地元の野菜の旬が分かりにくくなっているんでしょうね。そこで私が所属していた4Hクラブ(農業青年クラブ)として手掛けたのが体験型農園です。4Hクラブは、主に20〜30代前半の若い農家が技術の研鑽さんや消費者との交流などを図るための全国組織。その活動の一環で15年前、市民にさいたまの農業をもっと知ってもらいたいと、見沼区内で始めました。4Hクラブとしては5年で活動を長男である自分も農業を継ぐのは当たり前と思って育ちました。小学校の卒業アルバムで「農家になっていい野菜を作るぞ」と書いたのを覚えてますね。その思いの通り、今は1ヘクタールでコメとさいたま市特産のクワイを、もう1ヘクタールで野菜を育てています。 見沼区片柳東では20アールの農地で体験型農園を運営していますね。農作業で汗を流したい市民を毎年募り、3月から12月までの間に、区画を割り振ります。私が立てた栽培計画に沿って野菜を自身で作ってもらいます。市民の方にさいたまの農業を農家・若谷真人さんの愛用の仕事道具を教えてください!軍手長靴ずっと同じメーカーのものを使っている。手の平はグリップの効くゴム製、手の甲は通気性の高い布製。軍手と同じく、愛用のメーカーがある。靴底がすり減ったなと思ったら、同じ型を買い求めるのだとか。地元の野菜の旬を知ってもらいたい―体験型農園を 開設したのはなぜですか。顔の見える関係を築ける場所終えましたが、私としては途絶えさせたくなかったので、以後は個人で継続しています。全国各地に体験型農園がある中、うちの特徴は私が出向いてずずずずのののの手手手手効効効効はははは特集野菜を感動に変える農家

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る