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院長のご挨拶

 当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 2019年12月29日に新病院棟で診療を開始してからもうすぐ4年になります。
地域の基幹病院として、救急医療、母子周産期医療、小児医療、高度ながん医療を重点的に継続しています。

 2020年12月に埼玉県より指定を受けた救命救急センターでは、高度な救急医療を提供しています。さらに、2022年6月1日より市民の皆様のクラウドファンディングにも支えられ、ドクターカーを整備し、運用を行っています。救急医療における市民の皆様の要望に迅速に対応できる体制の充実を図ってまいります。
 2023年5月からはスポーツ医学総合センターを開設し、東館(旧周産期センター)の2階で診療を開始しました。この施設は、スポーツに関する障害、外傷、能力向上について一般市民のスポーツ愛好家から、女性アスリート、プロスポーツ選手までを対象に診療を行います。また、中高年層の方々には、100歳まで自分で歩くために必要な筋力、骨格、神経、代謝系の評価を通じ、運動療法を行うことで、疾患や外傷の予防を進めていきたいと考えています。

 新型コロナウィルス感染症は2023年5月8日に5類の感染症に移行しました。感染状況は落ち着きを見せておりますが、病院としては厳しい感染症対策をもう少し続ける必要があると考えております。外来、入院の患者さんには多くの制限(面会の制限、入院時や検査前の新型コロナウィルス抗原定量検査など)を許容していただいておりますことを感謝申し上げます。

 さて、当院は、さいたま市唯一の市立病院として、以下の項目を病院の基本方針としております。

1.患者さんの権利を尊重した医療を提供する
2.急性期医療を中心に高度な医療を提供する
3.救急、周産期母子、がん医療を積極的に推進する
4.地域の病診連携を積極的に推進する
5.高い技術と豊かな人間性をもつ医療人の育成に努める
6.自治体病院として経営の健全化に努める

 さらに、これらに加えて感染症医療に積極的に取り組み、市民の皆さんの安心、安全を提供できる体制を整えてまいります。

 市立病院には、医師、歯科医師、看護師、助産師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床検査技師、臨床工学技士、栄養士、社会福祉士、心理士、医療事務担当者、病院事務担当者をはじめとし、その他の関係者を含めると20種以上の職種に属する人たちで運営されています。限られた時間と人材のなかで、優れた医療を提供できるよう努力を続けて行きます。

 市民の皆様に利用しやすく、信頼のおける病院であり続けるよう努力してまいります。皆様にご理解いただけますと幸いに存じます。

 2023年10月11日
院長 堀之内 宏久

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