名誉館長挨拶

若田光一名誉館長からのメッセージ

 若田宇宙飛行士

私は、宇宙に行くとき、いつも胸に刻んでいる言葉があります。               

それは、『夢・探究心・思いやり』です。

『夢』をもつことは、

        私たちがたくましく生きていく源となり、

『探究心』をもつことは、

       私たちが新しい時代を切り拓く原動力となり、

『思いやり』をもつことは、

       仲間を信じ、お互いが協働しながら、ともに未来を生き抜いていくことにつながります。

さいたま市青少年宇宙科学館は、

宇宙や科学の「面白さ」や「不思議」を体験できます。

小さなお子様からご年配の方まで、

どなたでも楽しく宇宙や科学を学ぶことができます。

皆様もぜひ、『夢・探究心・思いやり』を胸に、

宇宙や科学への扉を開いてください。

きっと、たくさんのワクワクに出会えることでしょう。

さいたま市青少年宇宙科学館 名誉館長 若田光一

若田宇宙飛行士御略歴

1963年、埼玉県(現・さいたま市)生まれ。1987年、九州大学工学部航空工学科卒業。1989年、九州大学大学院工学研究科応用力学専攻修士課程を修了。その後、日本航空株式会社にエンジニアとして入社。1992年、宇宙開発事業団(現JAXA)が募集した第2期宇宙飛行士候補者に選抜される。1996年、日本人初のミッションスペシャリストとしてスペースシャトル・エンデバー号に搭乗。2000年、日本人の宇宙飛行士として初めて国際宇宙ステーション(ISS)建設の組み立てミッションに参加。3度目の宇宙飛行となった2009年、日本人として初めてISSでの長期滞在ミッションを行う。帰還後、NASA宇宙飛行士室ISS運用部門の管理職に日本人として初めて就任する。2013年、4回目となる第38次・第39次ISS長期滞在ミッションにおいて、第39次長期滞在では日本人初となるISSコマンダー(船長)を務める。JAXA宇宙飛行士グループ長、JAXA・ISSプログラムマネージャ、JAXA理事を歴任し、2020年よりJAXA特別参与、宇宙飛行士として任務する。2022年、5回目となる第68次ISS長期滞在ミッションにおいて、長期滞在クルーとして、約155日間滞在。自身初の船外活動を行うとともに、次世代の水再生実証システムの開発などにも力を入れる。2024年、JAXAを退職し、米Axiom Space社、アジア太平洋地域における宇宙飛行士兼最高技術責任者(CTO)に就任する。

さいたま市青少年宇宙科学館では、平成21年度より、名誉館長を務めていただいております。