令和元年11月30日(土)「宇宙のまち さいたま」記念フォーラム開催!

  令和元年11月30日(土)、青少年宇宙科学館で開催した「宇宙のまち さいたま」記念フォーラムにおいて、細田眞由美教育長が市長、議長をはじめ約300名の市民の皆様の前で、高らかに「宇宙のまち さいたま」を宣言しました。また、「宇宙のまち さいたま」として宇宙時代をたくましく生き、未来を創造する人材の育成を目指して策定した「『宇宙のまち さいたま』教育プロジェクト」を、本フォーラムにおいてはじめて発表しました。

 続いて、「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ 津田 雄一 氏を講師に迎え、記念講演「はやぶさ2 そして未来へ」を行いました。

 さらに、パネルディスカッションでは、津田 雄一 氏をコーディネーターとして、若田宇宙飛行士アカデミー修了生である5名の中学生パネリストが、夢あふれる未来の「宇宙のまち さいたま」について熱く語り合いました。

1 「宇宙のまち さいたま」宣言の内容

さいたま市教育委員会では、宇宙や科学に関する教育を柱として、宇宙時代をたくましく生き、未来を創造する人材を育てるため、「宇宙のまち さいたま」教育プロジェクトを策定し、ここに「宇宙のまち さいたま」を宣言します。

令和元年11月30日 さいたま市教育委員会 教育長   細田 眞由美

教育長

 2 「宇宙のまち さいたま」教育プロジェクト

 「宇宙のまち さいたま」教育プロジェクトは、目指す人間像や身に付けたい資質能力などの教育理念等と、宇宙や科学に関する約1,000にのぼる講座や教室などの教育プログラムを、STEAM教育を柱に総合的・体系的に整理・統合したアクションプランから構成されております。

 本プロジェクトを推進することにより、宇宙時代をたくましく生き、未来を創造する人材を育成します。

「宇宙のまち さいたま」教育プロジェクト(PDF形式 1,020キロバイト) 

3 記念講演会

 講師:JAXA「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ

    JAXA宇宙科学研究所 准教授 津田 雄一 氏

 演題:「はやぶさ2 そして未来へ」

 はやぶさ2が、小惑星リュウグウにタッチダウンする様子や、人工クレーターをつくった瞬間をとらえた映像などを用いて、はやぶさ2の成果等と、プロジェクトマネージャとして大切にしている「困難を乗り越えるチームワークづくり」などについて御講演いただきました。

 質疑応答では、多くの小学生から、「自分と同じ小学校3年生の頃の夢」や、はやぶさ1と比較しての専門的な質問などが飛び出し、津田氏は、鋭い質問に驚きながらも、一人ひとりに丁寧に対応してくださいました。

津田先生1
津田先生2

 4 「宇宙のまち さいたま」パネルディスカッション

・テーマ:「みんなで創る『宇宙のまち さいたま』」

・コーディネーター:津田 雄一 氏

・パネリスト   :さいたま市在学・在住の中学生 5名

(若田宇宙飛行士アカデミー スペースコース修了生)

 ・パネルディスカッションの具体

 〇 宇宙時代とは、どんな時代か

 〇 自分が宇宙時代をたくましく生きるために、これから何が必要か

 〇 「宇宙のまち さいたま」に何が必要か  

・パネルディスカッションの様子

 若田宇宙飛行士アカデミー スペースコース修了生の中学生5名が、パネリストとして夢あふれる未来の「宇宙のまち さいたま」について熱く語り合いました。パネリストからは、宇宙に関するイベントの開催や教育の充実、宇宙に関する施設の建設など、様々なアイデアが出ました。津田氏からは、パネリスト一人ひとりの考えについて、宇宙に関わる専門家の視点から貴重なアドバイスをいただきました。パネリストにとって、自分たちの未来を考えるよいきっかけとなり、大変有意義なパネルディスカッションとなりました。

 
パネル1 パネル2