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更新日付:2021年10月21日 / ページ番号:C074638
近年、全国的にオレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺(※)が多発しており、埼玉県内においても令和2年中に1,026件の特殊詐欺が発生し、被害額は23億3,287万円に上りました。
また、被害者のうち65歳以上の方が85.3%を占めており、高齢者を狙った詐欺が深刻な社会問題となっています。
※特殊詐欺とは、犯人が電話やハガキ(封書)等で親族や公共機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、医療費の還付金が受け取れるなどと言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させる犯罪(現金等を脅し取る恐喝や隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る詐欺盗(窃盗)を含む。)の総称です。
出典:埼玉県警察本部ウェブサイト
www.police.pref.saitama.lg.jp/c0010/kurashi/r30324furikome.html(新しいウィンドウで開きます)
特殊詐欺の中でも高齢者が狙われやすい代表的なものがオレオレ詐欺です。
平成30年に警察庁が実施したアンケート調査によると、オレオレ詐欺の被害者354人のうち、「自分は被害にあわないと思っていた」「どちらかといえば自分は被害にあわないと思っていた」と回答した人の合計が全体の95.2%を占めました。
このことから、「自分は大丈夫」と確信を持っている人でも、だまされる可能性が十分にあることが分かります。
また、電話を受けた際の心理状況について、「自分がお金を払えば息子(親族)を救えると思った」(96.3%)、「今日中になど時間を区切られたので焦ってしまった」(84.1%)、「息子(親族)の将来に傷がつくと思った」(75.7%)等の声が聞かれました。犯人は家族を心配する気持ちにつけこんで巧みな話術で不安をあおるため、だまされてしまうのです。
出典:「オレオレ詐欺被害者等調査の概要について」(警察庁)
https://www.npa.go.jp/bureau/criminal/souni/tokusyusagi/higaisyatyousa_siryou2018.pdf(新しいウィンドウで開きます)
留守番電話や防犯機能を備えた電話用機器の活用も有効です。
また、ご家族と普段から連絡を取り合い、合言葉を決めておきましょう。
新型コロナウイルス感染拡大に便乗した詐欺・悪質商法が発生しています。
具体的な事例について、国民生活センターからの情報提供を以下に掲載いたしますので、ご注意ください。
【事例1】
「ワクチン接種の予約代行をする」と市職員を名乗った人が訪ねてきた。詳しく質問しようとしたところ、ごまかして帰って行った。
【事例2】
「自衛隊大規模接種センター」というところからメールが届き不審なサイトに誘導された。
【事例3】
中央省庁を名乗りマスクと検査キットを送ると電話があり、家族構成などを聞かれた。
【事例4】
公的機関を名乗る者から「新型コロナウイルスのワクチンが接種できる。キャッシュバックされるので10万円を振り込むように」と電話があった。
このような電話、メール等があった場合は、慌てずに家族や警察へ相談してください。
出典:独立行政法人国民生活センターウェブサイト
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/coronavirus.html
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警察庁では特殊詐欺について学べる特設ページを開設しています。
動画やマンガで分かりやすく、楽しく学べるページです。是非ご覧ください(下のバナーをクリックすると開きます)。
埼玉県警察の防犯指導班「ひまわり」は、振り込め詐欺等の犯罪被害防止対策を寸劇やパネルを織り交ぜ分かりやすくお伝えしています。ご家族の皆さんで一緒に動画を見て、日頃からできることを話し合ってみましょう。
・「防犯指導班ひまわり」動画~特殊詐欺被害防止編~(YouTube/新しいウィンドウで開きます)
緑区役所/区民生活部/総務課
電話番号:048-712-1123 ファックス:048-712-1270
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