ページの先頭です。 メインメニューへ移動 フッターへ移動


ページの本文です。

更新日付:2016年2月9日 / ページ番号:C022058

クマガイソウの観察日記2013

このページを印刷する

 平成25年も、「クマガイソウの観察日記」を始めました。題して、「クマガイソウの観察日記2013」です。成長の記録を「日記」として、クマガイソウの情報を「豆まめ・知識」として、綴っていきます。前回よりも、バージョンアップした内容になるように観察日記を付けていきます。皆さん、観察日記を楽しんでくださいね。
 見沼区では、クマガイソウを平成20年に「区の花」として制定しました。見沼区のシンボルとなったクマガイソウを大切に見守ってください。

3月15日(晴れ)

 肌寒い日々が続きますね。ついに、クマガイソウが芽を出しました。枯葉の間から小さい芽が覗いているようです。大きさは2から5センチメートル位、太さは大人の人指し指位です。パステルカラーの色が春を感じさせてくれます。今年もたくさんの花が見れるといいですね。

『豆まめ・知識』

 クマガイソウは、見沼区御蔵の民家に自生している大型の「野生ラン」です。林床や竹林の日陰に群生し、匍匐茎(ほふくけい)と呼ばれる地下茎を長く伸ばして増えていきます。イメージ的には、竹の根っこが近いかも知れません。

3月15日クマガイソウ1
3月15日クマガイソウ2

3月21日(曇り)

 のびた。のびた。クマガイソウの芽が伸びました。芽の大きさは5から7センチメートル位になりました。薄い皮を一枚脱ぎ始めました。透明に近い白色が、小さな羽衣のようですね。新芽の部分は、モスグリーン色のように濃くなりました。

『豆まめ・知識』

 クマガイソウは、毎年、芽を出す場所がわかりません。日光の当たり具合、土壌の状態、降水量などによって、発芽する場所が変わります。匍匐茎(ほふくけい)が、主体となって生存しているからです。開花後に種ができることもありますが、なかなか種から発芽するのは難しいようです。

3月21日クマガイソウ1
3月21日クマガイソウ2

3月26日(晴れときどき曇り)

 びっくりです。ほんの数日しか立っていないのに成長が早いこと!大きさは10センチメートルを超える物が多々あります。新芽の部分が、割れ始めました。先端が膨らんでいるので、ひょっとしたら蕾(つぼみ)が入っているのでしょうか。今年の花の時期は、早まりそうですね。

『豆まめ・知識』

 クマガイソウは、新芽が出ていても花が咲かないことがあります。開花するには、土壌の状態にもよりますが、約10年かかります。実がなるとき、「桃栗3年、柿8年」という言葉がありますが、「クマガイソウの開花は10年」かかるようです。

3月26日クマガイソウ1
3月26日クマガイソウ2

4月2日(雨)

 久しぶりに雨が降りました。「クマガイソウは喜んでいるかな」と見に行ったら、蕾(つぼみ)を付けていました。乳白色のかわいい蕾(つぼみ)がたくさん顔を出しました。葉の大きさは、7から10センチメートル、背丈は10から15センチメートル、蕾(つぼみ)は、2から3センチメートル位です。場所によって、成長に違いが見受けられます。葉っぱも少しずつですが、広がり始めたのが分かりますか。

『豆まめ・知識』

 花の名前は、武将「熊谷直実(くまがいなおざね)」が背負う母衣(ほろ:流れ矢を防ぐもの)に似ていることから名づけられました。武将の名前を受け継ぐ花、素敵ですね。

4月2日クマガイソウ1
4月2日クマガイソウ2

4月11日(曇り)

 クマガイソウが開花しました!場所によってですが、咲いている箇所、蕾の箇所など、違いがあります。今年は、暖かいので2週間位、開花が早まったと思われます。卓球のボール位の大きさの白っぽい花です。赤いスジが入っているのも、クマガイソウの特徴ですね。葉の大きさも、大人の手の大きさ位になってきました。もうすぐ、一面に開花したクマガイソウが見れそうですね。

『豆まめ・知識』

 クマガイソウの葉は、一輪に何枚あるか知っていますか。貝殻状の葉が2枚と花の近くの茎の部分に、小さい葉が1枚ついています。合計3枚あります。下の写真で確認できます。ぜひ、クマガイソウを見るときは、この部分も見てください。なんで、この部分に葉っぱがあるのでしょう?

4月11日クマガイソウ1
4月11日クマガイソウ2

4月15日(晴れ)

 クマガイソウが満開になりました。咲き誇っている風景は、見る人を爽快な気分にしてくれます。咲き始めの花は白っぽい色ですが、終期には色の濃いピンク色に花が変わります。クマガイソウは、場所ごとに群生します。花の色の違いが見れるかも知れませんね。

『豆まめ・知識』

 花の向きが、全て同じなのに気づきましたか。植物の習性でしょう。一本の茎に一つの花を咲かせる植物は、太陽のある方角に花芽を向ける傾向があります。曇りの日でも、植物を観察するとある程度、方角がわかりますね。

4月15日クマガイソウ1
4月15日クマガイソウ2
4月15日クマガイソウ3
4月15日クマガイソウ4

4月19日(曇り)

 クマガイソウの花が終わりに近づいているようです。花の色が、ピンク色っぽくなってきているのが分かりますか。赤いスジも一段と濃くなってきていました。気のせいでしょうか。葉っぱも萎(しお)れてきてるようです。しかし、場所によって開花の時期が違うので、4月中は花を見れそうですね。

『豆まめ・知識』

 クマガイソウは、他の植物(木や竹)の根元近くに出ることが多いです。植物の成長に日光が必要ですが、直射日光は苦手のようです。湿った場所とほのかな日光が当たるところに発芽します。

4月19日クマガイソウ1
4月19日クマガイソウ2
4月19日クマガイソウ3
4月19日クマガイソウ4

番外編・おまけコーナー

 クマガイソウの自生地に、面白い木を見つけました。名前は、「ハンカチの木」です。5メートル位の高さの木に白い花を咲かせていました。花びらが、2枚で1つの花になっています。垂れ下がる白い花の様子が、木に白いハンカチが引っかかっているように見えます。花びらの大きさは、ハンカチを折りたたんだとき、ポケットに入れる大きさくらいです。

ハンカチの木1
ハンカチの木2

4月26日(晴れ)

 午前中は青空が広がり、日光がクマガイソウにほのかに当たり、とても美しかったです。日の当たり方によって、クマガイソウの花が半透明に見えました。花の厚みは薄いのでしょう。風が吹くと、花が風鈴のように揺れていました。
 クマガイソウが枯れてきました。場所によっては、美しく咲いていますが、花芽が早かった箇所は、花が茶色く萎(しお)れています。五月の連休まで咲いていて欲しいですね。

『豆まめ・知識』

 クマガイソウの終末は、花が茶色く萎(しお)れていきます。萎(しぼ)んでしまうことが多いですが、そのまま枯れるとカマキリの卵のように見えます。枯れた花は、透きとおり終わりの瞬間も楽しめますね。

4月26日クマガイソウ1
4月26日クマガイソウ2
4月26日クマガイソウ3
4月26日クマガイソウ4

番外編・おまけコーナー

 前回紹介した、「ハンカチの木」の花が咲き誇っていました。青空に揺れる白いハンカチ(花です)は、見ごたえがあります。
 また、クマガイソウの自生地に、市の指定文化財(天然記念物)にされている「イカリソウ」も見ることができました。花の形が、船の錨(いかり)に似ていることから名前が付きました。見沼区には、面白い名前の花がありますね。

ハンカチの木3
イカリソウ

5月1日(曇りのち雨)

 ついに、クマガイソウが枯れ果てました。カマキリの卵というより、蝉の抜け殻のようです。この中に種が出来ていたら嬉しいですね。開花のときに、雄しべと雌しべが受粉していれば、種ができる可能性があります。

『豆まめ・知識』

 下の画像は、花の部分の茎も枯れています。この場合は、種が出来ていません。種ができると花の雌しべの部分から茎の部分まで太くなってきます。茎の色も、緑色のままです。他の場所のクマガイソウに期待しましょう。

5月1日クマガイソウ1
5月1日クマガイソウ2

5月10日(晴れ)

 クマガイソウの種の箇所を見つけました。下の画像の左側をよく見てください。花の枯れた部分の茎が太くなり始めました。この部分が種となります。細長いひょうたんのようになるはずです。下の右側の画像は、種が出来ずに枯れてしまったクマガイソウです。比べると違いがわかりますね。

『豆まめ・知識』

 クマガイソウの発芽から開花終了までは、2か月前後です。他の植物に比べると短い生涯のように思えます。しかし、地面の底では、来年に向けて栄養を蓄えに入ります。匍匐茎(ほふくけい)なので、開花終了後にたくさんの水と栄養を取り入れることができるかで、次年度の開花が決まるようです。

5月10日クマガイソウ1
5月10日クマガイソウ2

5月28日(曇り)

 クマガイソウの種が太くなりました。花芽側の方が太く、鉛筆の太さ位はありますね。まだまだ太くなりそうです。どのようになるか楽しみです。
 クマガイソウの造花を区役所のコミュニティ課カウンターに展示しました。パンフラワーで実物大に作成してもらいました。本物を見ることは難しいですが、これなら皆さんも見ることができますね。区役所にお越しの際には、ぜひ見に来てください!!

『豆まめ・知識』

 クマガイソウは、花が枯れると葉の色が濃くなります。深緑色です。葉は、垂れ下がるように広がります。ホタテ貝のようなスジの凹凸(おうとつ)も無くなってきます。

5月28日クマガイソウ1
5月28日クマガイソウ2
5月28日クマガイソウ3

この記事についてのお問い合わせ

見沼区役所/区民生活部/コミュニティ課 
電話番号:048-681-6020 ファックス:048-681-6161

お問い合わせフォーム

ページの先頭に戻る

イベント情報

イベント情報一覧を見る


表示モード : パソコン版スマートフォンサイト

ページの先頭に戻る