ページの先頭です。 メインコンテンツへ移動

ページの本文です。

更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C021886

メインコンテンツです。

サクラが咲くまで

このページを印刷する

平成25年もサクラが咲く季節になりました。 
3月も中旬になり、日中は暖かい日がでてくるようになりました。
サクラの開花予想が発表され、平成25年のサクラの開花は3月26日頃と予測されています(3月6日時点)。 

サクラの開花時期は、春先の気温の推移と密接な関係があります。

そこで、気温の推移とあわせてサクラが咲くまでを観察します。

サクラが開花しました

平成25年3月25日撮影
撮影日 平成25年3月25日
平成25年3月25日撮影
撮影日 平成25年3月25日

サクラの観察について

観察するサクラの木

  • ソメイヨシノ
  • 花の丘農林公苑(さいたま市西区西新井124番地) 

観察項目

  1. つぼみの様子
  2. サクラの開花までの状態
  3. 気温の推移

サクラの開花とは、花が5から6輪咲いた状態のことです。(満開とは、80%以上咲いた状態です。) 

サクラの開花は、ある時点からの一日ごとの平均気温をもとに、下記の計算式よりどのくらいの生長量になるか計算します。これを合計し、生長量がある一定量になったら開花時期になります。

生長量=exp{9・5×1000×(t-288.2)/(t×288.2)}
t:日平均気温の絶対温度(K) 

どの時点の気温から合計するか、また、どのくらいの量になったらサクラが開花するかは、過去のデータから統計的に求めますが、今回のサクラの観察では、気象庁の『新しいサクラの開花予想(平成8年12月)』のデータを使いました。

このデータをもとに、現地の気温とサクラの花が咲くまでの様子を観察していきます。

サクラの開花のしくみ

サクラは、下の図のような流れで生長し、開花します。

  1. 前年の夏に、翌春咲くサクラの花のもと(花芽)ができます。
  2. 花芽ができたあと、すぐには生長せずいったん休眠に入ります。
  3. 秋から冬にかけて低温に一定期間さらされると、サクラの花芽が休眠から目覚めます(これを休眠打破と言います)。
  4. 休眠打破後、春先の気温の上昇とともに花芽が生長します。
  5. 花芽が生長し、春先にサクラの花が咲きます。
    サクラの開花のしくみ
    サクラの開花のしくみ

サクラの開花の時期は、春先の気温が高ければ、早く生長し、早く咲きます。 
しかし、冬の間の気温が高めに経過すると、休眠打破が充分に行われず、春先の気温が高く経過しても開花が遅くなります。

関連ダウンロードファイル

この記事についてのお問い合わせ

保健衛生局/健康科学研究センター/環境科学課 大気係
電話番号:048-840-2265 ファックス:048-840-2267

お問い合わせフォーム

ページの先頭に戻る